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きのふはけふのストーリー

Beautiful things don't ask for attention.

火焔土器の激しさ優美さ

Posted by jube on   10 

焔えるんです!

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長岡市馬高遺跡と遺跡に併設されている馬高縄文館にやってきました。
確かに笹山遺跡の国宝はすばらしいですが、いわゆる学問的な差だけでどこの集落遺跡からも笹山に劣るとは思えないすばらしい作品たちが出土しています。そうなると、やはり当時の芸術レベルというのをさらに考えてしまいます。

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残念なことに馬高遺跡は1936年に個人的に発見発掘されたもので、確かな記録がのこされていないので1936年という近年のイベントにもかかわらず”発見されたと言われている”という表現になってしまいます。最近まで縄文の遺物はあまり重要視されていなかったというのもあるでしょうが、やはり遺跡などは学術的にキチンとしたデータを残して発掘してほしかったとおもいます。縄文ものだけでなく、銅鐸なんかでも切断されたり茶道具にみたてられたりして、原型が残っていない残念な例もおおいです。時代なので仕方がないといえばそれまでですが、、ともかく考古学資料としてはあまり早くに発見されていないほうがいいのかも。
ともかく、こちらの馬高では幸いなことに発掘された遺物が散逸せずに個人所蔵されていたようです。

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説明によると発掘者の近藤篤三郎さんが昭和11年(1936年)の大晦日に馬高遺跡で発見したと伝えられているそうです。長岡市は新潟市にくらべて雪が深いと聞いているのですが、1936年の積雪はどれぐらいだったのでしょうか、そんな大晦日に発掘て、と、思わんでもない。
その時に発見された土器を”火焔式”と呼ぶようになったそうです。なので、火焔式土器の元祖はこちらだということですねぇ。ともかく、そんな”伝”馬高出土品は重文に指定されています。

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火焔型の深鉢なども非常にすばらしく美しいです。
日常生活で使用されていたというのがどうしても納得できないというか、、
なんてまぁ、、使いづらそうな(オイッ)
衛生とか食器洗いとかそんなんのない時代、、
洗わんでええんでなかったら、こんなんで料理したくないわな(笑)
ていうか、かき混ぜ棒?しゃもじ?でこき混ぜてて、縁にコーンと当てたらボリーンともげそうっていうか(あはは)。

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そんなに大きくない館内ですが、みっしりと観るもの盛りだくさんで、もんのすごーーく見ごたえあります。

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土器だけでなくビューティフルな土偶も出土
こちら、ミス縄文とアンチフェミニスト団体が文句言いそうな名が付けられていまして(あははは)、ていうか、腹部にバッチリ妊娠線が描かれているのでミスはビミョー。ちなみにミス/Miss.で未婚の女性、縄文時代に今のような法的な婚姻制度はないと思われるので全員。ミセス/Mrs.は既婚。最近は男性が未婚でも既婚でもミズ/Msという既婚未婚を言わない敬称を使うことが多いですけどねぇ、、。ていうか確かにMSを発音するとミズって微妙に濁るんですがもしかしたらまたカタカナ英語でMsなんで見たままでミスというふうに日本語カタカナ語では濁らなかったりして、そう考えるとミスも最近私を混乱させているカタカナ語(外国語ではない)ということか。もうどうでもよくなってきたし、。(あははは)。のどかではありますが、ここらへんの変なカタカナ語が混乱させて英語コンプレックスの原因になっているのではとおもわんでもない。どうなるんやろねー、日本はこのノリでずっとイって欲しい気もしますが、そうすると世界標準からすこしズレがねぇ、、。ともかく、ヒューマンライトってなんなの?っておもわんでもない。つくづく感じるんですが、知らぬが仏やと思います。知らんとなんにも思わんからねぇ、、なにかにつけて。とはいっても、自分自身が知らないで居りたいとは全く思わんけど、可能な限り森羅万象世の法則オノレのマキシマムまで知りたいです(あははははは)。

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土器土偶以外にも三角とう土製品、三角形土版などの土製品や、石斧や石棒、玉類、三脚石器などの石製品などの出土品が展示されています。ジオラマで集落の様子なども観ることができます。
またラボがガラス張りになっていて中の様子が覗けます(うひひ)

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巨匠岡本太郎もこちらで縄文の炎で焔えたそうです。
巨匠の記帳が展示されていた。
火焔という文字がすでにめらめらしている。
『日本の伝統』でも書かれていましたが、やっぱり縄文、、炎えます。

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そうして、万博の太陽の塔をみるとものすんごく縄文のカホリを感じる。
なんというか、縄文の血が呼応するんやろかねぇ、
縄文を勉強しはじめて、岡本太郎作品が奇抜なものに見えなくなってきました。もしかしたらこの太陽の塔も近畿にあるからビミョーに浮いた存在になってしまっただけで、中部以北だったら違和感少ないのかも(笑)。

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遺跡内を歩くことができます。
プライベート発掘は昭和11年から行われたと伝えられているそうですが、長岡市が発掘調査にのりだすのは昭和40年、火焔土器発掘から30年後です。
縄文時代中期(約5500年前~4500年前)に存在したと推定されている大規模集落。この遺跡から火焔土器や火焔型装飾がほどこされた多種の土器、王冠型土器などが大量に出土。

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遺跡内ではコムクドリが営巣していました
(それは縄文とは関係ないですが)

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資料も入手しました♪うれしい。
こちらを拝観するのは2度目でしたが、いつ来てもフレッシュに感動します。

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これが江戸初期の発掘ならまだ諦めもするんですが、、
昭和ですよ、、

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”伝”というのがとても悲しい、、
ちゃんとした資料を残さずに芋掘りのように掘られてハーベストされてしまったのが残念ですねぇ。
世界各地の重要な遺跡遺物も早くから価値を見出されたものほど、盗掘や適当な発掘に曝されてしまって発見時の様子がわからなくなってしまっているのは勿体無いことですねぇ。
当時でも日付、時間、その場所のスクリプション、できたらスケッチなどが残されていたら、、資料として価値が非常に高くなったんですが、、。
今もしなにか見つけたら、なんかわからんでも、とりあえずぜひともスマホなどでGPSマークをして、その状態の写真を撮って、無駄になるかもしれませんがデータをとってください。後世の人々に何か足しになるかもしれません。

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jube

Welcome to all my guests. I am a serious birder , bird ringer and nature enthusiast that loves Birds, mammals, Nature, Books, movies, arts, and New England Patriots

10 Comments

カノッチ says..."No title"
こんにちは。
本当にめらめらと焔え上がっているようですね。素晴らしい造形センスだな。そして、そんなところに使う時間が持てる余裕が縄文にはあったのですね、喰うだけで精いっぱいという感じではない。
2017.08.23 10:14 | URL | #- [edit]
ロンゲのオヤジ says..."No title"
確かに火焔式土器美しいですが
使い辛そうですね
ぶつけると欠けそうだし  (笑
2017.08.23 18:19 | URL | #jsYRjXfs [edit]
なないろいんこ says..."No title"
突然のコメントで失礼致します。

火焔土器造形的にも素晴らしいです。
実用ではなく祭事用だったのでしょうかね。
2017.08.23 20:51 | URL | #- [edit]
リク says..."No title"
確かに、もしも自分の家の食器棚に
その土器があったら・・・・。
使いづらーーーー(笑)。
もう毎回直火にかけるから多少の凸凹内の
汚れはどーでもよかったとか?(笑)

個人的に発見発掘ってこれまたすごいですね!
情熱がないとできませんよね。
2017.08.23 20:55 | URL | #- [edit]
ふくねえ says..."No title"
も~わたしなんかが使ったら
すぐ欠けるか落として割ったりしてるやろうな~(笑)
何度行っても楽しめる場所って
良いですよね♪
2017.08.23 21:49 | URL | #mQop/nM. [edit]
jube says..."カノッチさん"
コメントありがとうございます
教育やメディアなどの洗脳で、大昔の人や動物はすべて食べる為だけで余裕がないというイメージが植えつけられていますが、実はそんなこともないというのは普段生物を観察したり考古学を紐解くと実感します。とはいえ、現代でも食べるだけで精一杯の地域もあるので、色々だということです。
2017.08.24 07:28 | URL | #t5k9YYEY [edit]
jube says..."ロンゲのオヤジさん"
コメントありがとうございます
そうですよね〜。
でも当時の人々はゆっくりと料理できたんでしょうし、器や調理器具に対する感謝の心もものすごくあったんでしょうね。調理して食べるというのは画期的なインベンションだったことと思います。私もそういう心を持って調理器具に接したいです(気持ちだけですが、あははは)。
2017.08.24 07:32 | URL | #t5k9YYEY [edit]
jube says..."なないろいんこさん"
コメントありがとうございます
昔、私が子どもの頃などはその形状から祭事用とされていて、私もそのように教わりましたが、最近の研究で実用であった可能性が高いことがわかってきています。もちろん祭事にも使われたかとは思われますが、神事用の特別土器ではないようです。さらなる研究結果がでてくるのが楽しみです。詳しいことは論文などが発表されていますのでぜひ見てください。大変面白いです。
2017.08.24 07:37 | URL | #t5k9YYEY [edit]
jube says..."リクさん"
コメントありがとうございます
あはははははは、確かにIHは使えませんし、ガスコンロとかにもあんまり適してないですしね、無理したら使えそうではありますが、、やっぱり外のかまどか焚き火で使うタイプのものですわ。今よりもウチとソトの区別があいまいでしたでしょうしね、、凸凹の間に詰まるものは”汚れ”ではなくて器をより強くする”良いもの”だったのかもしれませんし、、。これからのさらなる研究結果が待たれます。
発掘といっても今私たちがよく目にする学術的発掘作業ではないので、お宝探し的な要素がはいってくると思います。個人的な意見ですが、現代ナウに研究している人々はそれこそ情熱がないとやっていけないと思いますわ、、学術研究はどの分野もほんとにお金んにならないですからね〜(あははは)、。
2017.08.24 07:58 | URL | #t5k9YYEY [edit]
jube says..."ふくねえさん"
コメントありがとうございます
私も同じくです(あはははは)。
何度行っても楽しめる場所、幸せですよね♪
2017.08.24 08:01 | URL | #t5k9YYEY [edit]

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