恒例のミュージアムバーディング

2017.07.26 09:00|away-museums
ウエーノです。
トーハクに土偶を見にきて、そのまま館内を彷徨っています。
贅沢に幸せです♪さて、恒例になりつつあるミュージアムバーディング、こちらトーハクでもそれはそれはたくさんの鳥たちに出会うことができますが、今回その中から特に身近な鳥をピックアップ。

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雀の発心 室町〜安土桃山
室町に流行った中世短編小説の中の異類物『雀の発心』を絵巻物にしたもの。小藤太物語とも言われる。小藤太(ことうた)というスズメの父さんが子供を蛇に食われ、多くの鳥たちと和歌を交わした末に発心、弥陀が峰の梟のそん阿弥陀仏の庵室で出家して諸国を巡り,都の諸寺を参拝し,北野社に参った時に村雨に遇ったのを縁として、そこに庵室を結び仏道修行にはげむという、念仏三昧ストーリー。
本品は幅が狭くてカジュアルな雰囲気、というか、今でいうところの子供向けの絵本的な印象を醸し出していてとてもラヴリー。描かれた鳥の姿が非常にすばらしく表情にあふれていて見飽きない。

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竹内忠兵衛作 七宝竹雀文大瓶
雀、、たまらんねぇ。

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川合玉堂 家鴨
日本人大好き系、白抜きで手前に木がガーンとはいって視線が分断され奥行きが出るってやつ。覗くの大好きムフフフフな感じです。鳥たちの表情と人間の表情の対比がたまらない。家禽めっちゃ嫌がってるし。

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鳥形装飾付有蓋短頸壺 三重県鳥羽 古墳時代6世紀
東海地方でよく見られる有蓋短頸壺、翼を広げた鳥に鶏冠が付いているので鶏だとわかる。

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埴輪 鶏  栃木県真岡 鶏塚古墳
こちらはものすんごくリアルで美しい鶏。
鶏は夜明けに鳴くので、邪を退ける鳥として古墳時代には大変神聖視されていたそうだ。
『日本書紀』垂仁紀には、野見宿禰が日葉酢媛命の陵墓へ殉死者を埋める代わりに土で作った人馬を立てることを提案したとあって、これを埴輪の起源とする、ってのが皆覚えてる話やとおもうんですが(私もそう習いましたしねぇ)、考古学的にはここらへんは現在後付けのほんまとちがう話というのが最近の正解になってます。宿禰はともかく、殉死者の代わりや依代にするとなると、かなりリアルさを追求したんかもしれませんわ。縄文とは全く違うスタイルですが、こちらもまた素晴らしい芸術造形だと思います。確かにジョーモンに比べてヤヨイ、ヤヨイよりもコフンにモダンを感じんこともない。というわけで、いつのまにやら埴輪にはいっていきましょう。

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ウマ 群馬県

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猪 群馬県伊勢崎市
猿 伝・茨城県行方市 大日塚古墳
こんだけシンプルなのに、ビシッとなんの動物かわかってしまうってのがすごいねぇ。犬と猪なんぞは耳とかマズルの先とか目とかほんの少しのラインの違いなのに、めちゃめちゃ違う動物。磨き抜かれたフォルムですな。
もしかしたら人型の埴輪もちゃんとモデルがいて、見る人が見れば「あ、これ何某ちゃんやんか〜」って思ったのかもしれない。

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埴輪のエリアには犬の埴輪を組み立ててみようというアクティビティーもあった。リアル実物大複製(マテリアルはもちろん違うが)。
子供が周りにいなかったので大人だが遊びながら、館員さんと色々お話しした。楽しかった。
存外重くて割れやすい素材なので子供に触らせるときは取り扱い注意です。

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特別展覧会も覗いた
日タイ修好130周年記念特別展「タイ ~仏の国の輝き~」
タイといえばクメール族のアンコール朝、、クメールというと邪神ナーガを信仰して仏教と融合してるところがまた激萌えですが。こちらの展示でナーガの石像が!!高階良子『はるかなるレムリアより』で長脇涙が持っていた手のひらに収まるサイズのナーガのお守りの超大型バージョンがありました。うわー、なつかしー。って何を思い出すやら(笑)。

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特別展覧会会場内は撮影禁止ですが、最近ありがちな自撮りスポットがありました。照明的に自撮りしづらい暗さではありましたが(笑)。リアルにタイの寺院にやってきました感だすよりも、背景がばっちり写ってなおかつ女性が美しく写る照明にしといたほうが客寄せになると思うんだが、、。とはいえ、私は自撮りしないのでそう思うだけで、自撮り好きな人はフラッシュ焚いたりフィルターとかで弄るんでさして気にしないのかもしれないねぇ。ま、どうでもいいんやけどねぇ。ともかく、この自撮りスポットにて1807年に創建されたワット・スタット第一級王室寺院の正面を飾っていた5メートル超の大扉が展示されています(撮って良い)。国王ラーマ2世が自ら彫刻したタイの国宝。
文化が変われば仏像も違うもんです、仏像楽しいですねぇ。
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Comment

No title

埴輪って、素朴な作りと思いきや
馬の様に細かな細工の物もあるんですね
猿の表情が何ともいいです

No title

動物の埴輪って可愛い~ですね~
特にウマが好き♪
ウマの埴輪見ると
子供の頃に教育テレビでしてた
はに丸と馬のひんべえ思い出します(笑)

No title

雀は昔から身近な鳥だったんですね~。

くっ・・・
三重県と栃木県の鶏のクオリティの違いよ・・・。
三重県版は三重県版で可愛いんだけど。
でも・・・でもなー。

うまの埴輪。
おーいはに丸を思い出します。

No title

埴輪好きやわー
今も昔も人はゆるキャラが好き?
埴輪 萌える 癒される
丸みの出し方が素晴らしい!
凄いテクニックやとは思いますが ゆる ですよ。
竹藪と雀・・・・すごいわぁー繊細! 生で見たら感動したと思うわ
色が日本ですよ。

No title

いつも思いますが、凄く広い守備範囲ですね。
う~ん、例える選手が出てこない。

ロンゲのオヤジさん

コメントありがとうございます
埴輪は精巧ですよ〜〜、なんせサイズが大きくてフォルムが素晴らしいし、薄いです。薄さは技術です。もちろんピンキリではあるんですが。島根の八雲立つ風土記の丘で”見返りの鹿埴輪”を見た時はさぶいぼでまくりましたわ。ビビるほどの造形美です。

ふくねえさん

コメントありがとうございます
私もウマの埴輪大好きです、精密なフィギアも持ってます!(爆、どこまで)
はに丸くん、私はすでに大人だったんですが(あはははは)それでもちょくちょく見ましたわ。ひんべえもそうですが、はに丸くんのモデルの埴輪もありますよ!はに丸くんとちがって顔小さくてめっちゃスタイルいいですが(笑

リクさん

コメントありがとうございます
特に江戸期には人との距離が狭まってというか、農業家以外にも進出したようでいろんなところに出てきます。舌切り雀なんかは超有名ですよね〜。
確かに栃木の三重のを並べて、しかも時代が同じですが、ゆうても100年幅ありますし、栃木の埴輪はリアル鶏サイズの埴輪ですが、三重のはツボの蓋の上についている小さな装飾です。サイズだけでなく用途がまずもって全く違うんですわ。私、三重の鶏もとてもすきですよ!ロダンも好きだしジャコメッティも好き、というのに似ています。
おーいはに丸世代(あははは)、NHKの番組って責任重大ですよねぇ。

m_tomo27さん

コメントありがとうございます
埴輪もやっぱりいいですよねぇ♪ここのところ土偶傾愛気味なのですが、やはり埴輪もすばらしい。
埴輪をゆるキャラというのは今ひとつピンときませんが、埴輪から生まれたはに丸くんなどのキャラクターはゆるキャラだとは思います。実際に目の前で本物の埴輪をみると萌え以上の感動があります。造形的に進歩というか無駄なラインを省いて、さらに技術の向上がヘルプしてこのフォルムになっているのだとおもいます。デフォルメとシンプルナイズド、美術と工芸というのは簡単には語れませんねぇ。すごいです。
竹と雀の七宝は凄まじい技術だとおもいます。七宝はあんまり得意ではないんですが、それでもパッと目を引く美しさでした。玉堂の作品もそうですが、余白の使い方が日本ですよねぇ。たまにこうしてぐるりと歩くのも良いものですわ、館内涼しいですし(笑

無楽斎さん

コメントありがとうございます
いえいえ、埴輪はともかく縄文はこの2年でやっと色々読み始めたレベルです、はっきり言って小学校の教科書レベル。もともと父や祖父がコレクターなので小さい頃から門前の小僧ではあったんですが、そのままあんまりブレずにきました。専門分野を語るにもブロードに掴んでないと見えないものは多いというのは教授の受け売りですが、好みの系統を中心に色々なジャンルの作品を見る勉強はしましたわ。あんまり身についてないですが(あははは)。いろんなものを見ていますが、実はテーマは一本なので守備範囲が広いわけでもないですわ。野球選手も全員どの守備もどこへ打つのもできないこともないはずですが、プロとなると一つのポジションになりますよねぇ、そんなんかと。
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動物、鳥、虫、植物、本、映画、美術芸術をこよなく愛する放浪の紀州人。越後よりかなり偏った愛を込めて。スナップはiPhoneとキャノンコンデジが主戦力です。100%私が撮ってます(著者ポートレイトは除く)
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