龍の黙示録
至福の一気読み(ぎゃはは)
篠田真由美著『龍の黙示録』『東日流妖異変』『唯一の神の御名』『聖なる血』『紅薔薇伝綺』『水冥き愁いの街 死都ヴェネツィア』『魔導士と邪神の街 魔都トリノ』『永遠なる神の都 神聖都市ローマ 上、下』
メインキャラが沢山出てくるタイプの所謂”フレンズ”型エンターテイメント。キリスト教徒が読んだらどない思うかはしりませんが、人間ではないものが人間として要ると言われている”愛”とか”信頼”とか”献身”とかそういうものがどっさり盛り込まれていて単純にええ話で、、ちょい”臭い”んですが(笑)。神様が地上に降ろした人間の体に神の血を持つ”イエス・キリスト”、その血を飲んでその容姿と不死身の肉体を得た八岐大蛇のようなモノとその分裂体、東日流の姫神憑きの女戦士、元ゾロアスター教徒の鴉、超能力者の修道士、聖徳太子に蘇我馬子、アダムの最初の妻リリト、美少年吸血鬼、蘇ったエジプト王と女王、ローマ法王にロンギヌスの槍やら聖杯やら、そりゃもういろんなもんがミッチリと出て来てさあ大変ですわ。まぁ、イタリア語訳だけは出なさそうな(笑)。ストーリーはトンデモ伝奇ですが、ベースの設定部分はよく書き込まれていてそれなりに常識的な史実やら地形やらの上にビルドされているのでムカっぱら立つ事もなく読めました。私の好きな菊池秀行氏の魔界都市の雰囲気があってよろしいなぁ。私的には東日流とローマが好きですが、9冊で完結してまして、9冊一気読みするんが一番おすすめです(笑)。最後は大団円というか静かにハッピーエンドでとても読了感良し。丹野忍さんのカバーもたまりませんねぇ。楽しかったです。
新潟市漁業協同組合の手ぬぐいゲット
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