扠、本日はどのようなご本をご所望でしょうか
昨日は吹雪いてはいたものの、時折太陽が見えたりしてそれなりに気持ちの良い日でした。雪は乾雪で風でふきとんでそんなに積もらず、ただ、道路はかなりぐちゃぐちゃの圧雪だらけでうざいです。
サテ、
”扠、本日はどのようなご本をご所望でしょうかー。”
京極夏彦『書楼弔堂 炎昼』
破曉の次作。前作ほど大興奮はしませんでしたが、今回も面白かったです。前作の高遠の位置に天馬塔子、主役はやはり本と松岡國男(のちの柳田國男)、ガイドは弔堂龍典と丁稚/撓(しほる)。
導入部、塔子が花を思うシーンでスタートするのが妙にざわつく。
”探書漆 事件”自然主義文学論がシームっぽい、ゾラやモーパッサンなどフレンチ文学と小説論が語られる。田山花袋にゾラの実験小説論『Le Roman expérimental』
”探書捌 普遍”芸術論、添田平吉/添田唖蝉坊に歌川國芳”源頼光公館土蜘作妖怪圖”
”探書玖 隠秘”塔子バーネット『小公子』を読む。心理学、催眠術など。近年”貞子”で再注目された福来友吉博士にメスメルの『Mesmerismus, oder, System der Wechselwirkungen : Theorie und Anwendung des thierischen Magnetismus』
”探書拾 変節”文化と言語、女性論。平塚らいてうにゲーテ『准亭郎の悲哀』”Die Leiden des jungen Werthers"(若きウェルテルの悩み)
”探書拾壱 無常”弔堂の過去がちらりと見える。赤穂浪士論、乃木希典に三宅観瀾『中興鑑言』
”探書拾弐 常世”死生観。天馬塔子に『一日一時間三日三時間自轉車乗用速成術』
厳谷小波 神社神徳研究会編著
『ご利益めぐり全国神社誌』
巌谷小波が明治45年に上梓した『日本お宮物語』に神社神徳研究会編の資料を加えて1997年に発行されたもの。『お宮物語』は仏教伝来後一千数百年にわたって続いた”神仏習合”が明治維新の神仏分離令でえらいこっちゃになって、社格もおっかぶせられて序列がつけられた時期なのでこういう出版物が多かったろうと思う。それにやはり人々の関心もたかかっただろうし。ま、昭和20年の敗戦でこの制度がまた全部ナシにされて国家神社管理はなくなったわけだけれども、別に信仰まで禁止されたわけでなく、慥かに信心はうすらいでいるかもしれないですし、小さい社は大変な時代かもしれませんが、ちゃんと続いているわけですねぇ。本著、調べもののときの図鑑というか辞書的な1冊として入手。非常にわかりやすく、便利です。ありがたいです。
梅原猛『日本の深層 縄文・蝦夷文化を探る』
タイトルはとても堅苦しい学術書のような雰囲気だが、さして重くもない旅行エッセイ。梅原先生が仙台多賀城をスタートに東北を巡りながら考察する。かなりの弾丸ツアーで漏れた場所も多いが、非常におもしろく、こういう旅がしたいと強く感じた、そして次の旅行の行き先を選ぶのにも非常に参考になった。先だってからとらわれている長野の文化、土偶、火焔土器、それに形代などの事を考えるにも役に立った。おもしろかった。最近宮沢賢治づいてるなぁ、、と思った1冊ではある。
ロンゲのオヤジさんに教えてもらった全国系レストラン
BABY FACE PLANETS
調べてみたら鳥屋野潟沿いにあって、鳥見の途中で寄れるという好立地。
早速ナシゴレンを食べに寄ってみました。エスニック料理系だけではなかったが、午後2時半に入店したにも関わらず4組待ちの流行っぷりでした。店内内装なナニな雰囲気ですが、若い子が好きそうで女性グループとアベックが目立って、私の場違い感甚だしかったです(あははははは)。
厠のシャンデリアが20年ぐらい前にめちゃめちゃ流行ったプラデコシャンデリア、、
色々思い出して泣ける(あはははは)
なんとなく全体的なムードが昔一世を風靡したプラネットハリウッド(シュワちゃんとかが共同経営してて何回か破産してたねぇ)を思い出させる。
ボックス席でカーテンをしめることができるので、よくある蕎麦屋か居酒屋的な雰囲気もあり、テーブルにはモニターがついていてトムとジェリーがながれていた。小さい子供が居る場合、隔離できていいのかもしれない。
とりあえず、午後2時半現在。早朝にパンをちょっと食べた程度でずーーーっとノッパラで鳥をみていたので激烈なハラペコ。メニューをざっくりをと見て、チキンバスケット、ナシゴレン、ナポリタンスパゲティを注文、ナシゴレンは”レギュラーサイズ”にした。もちろん、普通のサイズという意味かと「レギュラーで」
ナシゴレン、、
なんというか、インドネシアのナシゴレンではなくて、日本のナシゴレンです。言うなればインドのカレーではなくて日本のカレーみたいなそんな雰囲気。
しかもレギュラーで750グラムと結構満足量というか、アカンやーん的な量です(笑)。
ちなみに大盛りは1キロだそうで、さすがに同じ飯モン1キロて飽きるかとおもって、レギュラーにしておいてよかったです(笑)。で、スパゲティはセレブサイズ、めっちゃ少なかったですがサイドとしては良い量。あげものセットは唐揚げ(爆)2個にイモとオニオンリング、ケチャップとBBQソースだったんですが、これがグレイビーだったら尚嬉しかったが、アツアツのあげたてで火傷しそうなぐらいで美味しかった。ハンパなく腹満杯になったので、昼夜兼食となりました(ぎゃははは)。また行くと思います。
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