クラーナハ父、テンプテーションなのよ

2016.12.30 09:00|away-museums
東京ミッシリくるみ旅2016 その6

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夜の国立西洋美術館
世界文化遺産登録を記念して土曜は夜8時まで開館、というニュースは観ましたが、、
金曜日もやってるとは知りませんでした。彫刻のライトアップも11月だけのような事が書かれていたんですが、嬉しかったです。
影がもう、たまらん。

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ロダン 地獄の門
この作品はスカーっと晴れた太陽の下でみるよりも、こんな暗い所でみるほうがええね。
じーっとみていると、ゲートがギギギィィィと開いてしゅるしゅるーっと吸い込まれそうです。

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同じくオーギュスト・ロダン
カレーの市民
カレーといっても食べるCurryではなくて、フランスのカレー(Calais )、いや、わかっとるわ!というツッコミが聞こえてきますが(あははははは)。カタカナておもろいですよねぇ。Curry(カリーRのリ)と Calais (キャリに近いかなぁ、)は全く違う発音ですが、カタカナで書くと全く同じ。このカレーの市民に於けるロダンの方向性て、日本人の琴線に触れるだろうと、誰でも想像できるねぇ。

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エミール=アントワーヌ・ブールデル ハーキュリーズ・ザ・アーチャー
この角度で撮るか、と、自分に問いながら(あははははは)ブルーデルといえばこの射手のハーキュリー(弓を引くヘラクレス)ですねぇ。The Metにもきんきらきんのんがありますが、このブールデルの手がもっそい好きです。
この時間帯、なんもフィルターとか使わずにコンデジで露出とか基本的な数値をいじるだけでオモロい写真になります。逢魔といいますが、この光線がミソなんでしょうねぇ。太古の視力には現代人とは違う光線が見えたんだろうと思います。私なんぞはカメラなどの機械をつかわんと光は掴めませんが。

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どうもコンクリ箱が文化遺産、、といわれてもよくわからん年寄な私なんですが、
文化遺産に登録されれば維持費とかグラントがごっそり、、文化遺産という肩書きの集客率もごっそり、、ってなるんでしょうか。素晴らしい所蔵品にすばらしい企画展をいつもやってますが、混んでないところも大変嬉しいです。いつもなんで都美だけがあんなに混んでるんでしょうねぇ???今回も都美のあの企画も素晴らしいとは思いますが、他の館も大変すばらしい企画なのに、、ほんまこの集客差の理由が知りたい。

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昼間に再度西美
前を通るたびにとりあえず入りたくなります。
時間の赦す限り入り浸っていたい、、
上野駅に近いし、寄りやすく時間コントロールしやすいのもツボですわな。

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オーストリアのウイーンにある美術史博物館(Kunsthistorisches Museum)などからゴッソリと出稼ぎ中のクラーナハ父。Kunsthistorisches Museumというと世界最大規模のブリューゲル所蔵館、、それにフェルメールの”画家芸術”(画家のアトリエ)もKunsthistorisches Museumにあるんですよねぇ、the Czernin family(チェルニン家)に再返還されるかもしれないそうですが、、。

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ユディトの顔出しパネルが、、しかもホロフェルネスのところにも顔だせます。ええんやろうか、、。
もちろん美術史博物館だけでなく、個人蔵も含めて世界各地からクラナッハ父作品を中心に関連作が集められております。特にTimeless Ambivalence: Aspects of the NudeとPictorial Temptations: The Theme of “Power of Women”のコーナーはすばらしい企画やと思いますねぇ。ぴちぴち美女と鼻の下のばしてでれでれのオヤジモチーフが眼につきまして、古今東西健全な人間のナニな部分を感じます。生物として、やっぱり草食系やら絶食系やらは不健全やとおもいますねぇ。欲望は醜くそして美しく、魅力的なんですわ(どないや、それ)。それに私、信心はない罰当たりモンですが、宗教美術は大好きなんですわ(罰当たり度さらにアップ感ありますが、笑)。ともかく、日本でもキリスト教や仏教が在所の神さんと混じってちょっとナニになってますが、キリストさんの本拠地っぽいヨーロッパなんかでも結構在所の古い宗教観とまじってたりするんですよねぇ。こういう絵画をみていると美術的な価値だけでなく、そこらへんのこともモンモンと考えさせてくれます。1500年代の大らかさとか諸事情が直球ズバーーンです。

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ルーカス・クラーナハ(父)の展覧会ですが、気になったのがルーカス・クラナッハ(子)のディアナとアクタイオン(1550年頃の作品、もちろん会場の作品は撮影禁止なので絵はがき、因って画像悪いです)、女神の裸を見た所為で鹿にかえられて、自身の猟犬に食い殺されるアクタイオンなんですが、この右足にニューロンがついてる、、、と実物を観た時に思てしもたんです。拍車なんですが、もー、どうみてもニューロン(神経細胞)に見える、1550年にニューロン、た、、タイムトラベラーか?!、とまぁトンデモな話をついつい妄想してしまったのでした。時間があれば是非、西美のクラーナハの展覧会、最後の方のこの絵を見て”ニューロン”を観てほしいです(あははははははは)。いやほんま、ニューロンやし(しつこい)。

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モーソーモーソー♪
東京ミッシリくるみ旅2016、年越してつづきます。
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Comment

No title

私は今から嫁の実家へ(北関東)。
1月3日に、東京の美術館をハシゴして帰ってこようと思います。
よいお年を。

無楽斎さん

コメントありがとうございます
正月から美術館ハシゴ、縁起いいこと間違い無しな気がします♪
よいお年を。

No title

彫刻のライトアップって
凹凸がよりハッキリして
より鮮明に見えますね

No title

神経細胞と言われればもうそうにしか見えない!
東都三つ股の図のスカイツリー的発見でしょうか。
考える人ならぬ妄想する人ですね。

来年は酉年だけにこちらでは師走に鳥インフルで賑わっておりましたが、
よいお年をーーーー!

ロンゲのオヤジさん

コメントありがとうございます
夜の彫刻もほんま陰影が素敵ですよねぇ。仏像もすくない蠟燭灯りで見るほうが色々見えたりしますんですわ。見方をかえてみるというのは大切だなぁ、と思います。

ゆーなさん

コメントありがとうございます
実際実作品ではほんとうにクッキリと神経細胞でした(笑)。
ああ、國芳のですねぇ。そういえば、スカイツリーに見えるかもしれません(笑)。なんといいますか、”そら耳”的な遊びて楽しいですよねぇ(あははは)。薬や酒や妄想は使用量を守らねば毒になりますが、ほどよく使うと良い効果をもたらすもんです(笑)。
鳥も人間も健康に注意して冬を越したいものですね
よいお年を!!

No title

今年一年(いえ、数ヶ月くらい・・・)、他愛もない事ばかり書いているブログにクリックしてくれてありがと様でした。

また新しい年が始まります。
今年を振り返り、充実した、楽しい一年だったら来年も、そうでなかったら来年こそはと気持ちをウキウキさせながら生活しましょう。
来年もよろしくお願いしま~す。

ミカンでした。

No title

“考える人”が余りにも有名ですが、『地獄の門』自体は彫刻群の中でも最も好きな作品の一つであります。
(小生も同じく不信心者;ではありますが、美術・文学に関しては別ですねぇ)。
いつの日か、夜間・屋外の下で観てみたいものです。
・・・何か現れるまで何夜でも眺めていられそう†
ユディト顔出しパネル、、、(爆)
日本限定・・・ですよね(汗)
このクラーナハ展、次回は(間も無く)関西での開催だそうです。

此度は、大仰に掃除やら準備事は無い予定ですので、
バチカン新刊読みつつ、ホビット三部作を観(そう、リー伯絡みで締めます/笑)、年を跨ぐ事でしょう。
(ナイトスクープ特番も楽しみなのですが、新潟も放送されるのかな??)。
よひお年を・・・†(-人- )

ミカン25929さん

コメントありがとうございます
こちらこそ閲覧ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくおねがいいたします。

さくらいさん

コメントありがとうございます
私も地獄の門が好きです、”考える人”もちゃっかしはいってますし、盛りだくさんです(笑)。この作品の前に立つと、いつも永井豪やクトゥルーの頃の栗本薫の世界に入り込んで行く心地します。
ユディト顔出しパネルだけでなく、作品を弄ったようなキャラ小物やクッキーなどの”土産菓子”なども日本的ですよねぇ。じつはかなりの収益をあげてはいるので、西洋のミュージアムでも最近ちょっことみかけるようになってきました。が、顔出しパネルはさすがに、、(あははは)。ま、インスタ世界制覇の昨今、そろそろでてくるかと、、(笑)。クラナッハ展覧会、お勧めでございます。
バチカンの新刊、今日は横目で眺めて来ましたが、一応新刊以外全巻揃ったんですが、積読(あははは)。私は夢枕獏『宿神』と『異端カタリ派の歴史』で越しそうです。そして今年もテレビは手つかず、笑点は時折みるようになりました。そういえばナイトスクープ、金曜の夜中0時半ぐらいにやっているようです。が、なにしろテレビの前に座ることがまずないので忘れてます。たまにようつべで見てますわ。来年もきっとテレビッ子にはならんとおもいます(諦めの境地)。
よいお年を:)
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動物、鳥、虫、植物、本、映画、美術芸術をこよなく愛する放浪の紀州人。越後よりかなり偏った愛を込めて。スナップはiPhoneとキャノンコンデジが主戦力です。100%私が撮ってます(著者ポートレイトは除く)
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