カイカイマキマキ
昨日は久々に日照時間中になにも降りませんでした!!!
福島潟では鳥見、鳥撮、ランドスケープ撮さんたちがわんさかと居て賑わっていました。
さて、
買いもんです
先日、リトルガルさんとドゥナッツ食ってる時に寝具の話になりまして、
「かいまき」という名詞がでてきました。
カイマキ、、、掻巻というと本ではたまに出て来ますんで、字面では見かけた事がありましたが実際には見た事がない物品。マンガなんかでもネェヤが赤子を背中に背負ってそのうえからかぶせる”ネンネコ”みたいなやつ、あれがたしかカイマキという名前だったかと、、
そうなると欲しくなりまして、どこで売ってるのん?と聞くと、アッサリと
「サンキ」(゚Д゚)
即答ですわ、しかも鳥屋野のドーナツから直ぐそばにあったんで、すぐさま連れていってもらいました。
が、しかし、うちの近所のサンキ(北海道の鳥の唐揚げのような名前やな、、)には”カイマキ”の在庫がありませんで、やっぱりレア物件なんだろうなぁ、と思ったわけです。リトルガルさん曰く大きい店舗ならある、と。ま、その日はもう疲れたのでそれであきらめ。
で、
別の日にちょうど亀田の煎餅工場の近所を通った時に”サンキ”の名前が見えたので、まぁ、無いやろうと(私的レア指定だったから、笑)思いましたが、時間もあったので覗いてみました。
2階建ての結構なサイズの店舗です。
紳士婦人服、生地、手芸用品、寝具、インテリア(座布団は置いてたが、、)
見て回るだけでもめちゃくちゃオモロイお店で、今までどこで売っているかわからなくて、欲しかったけど手にはいらなかった野良着(もんぺ)を上下で発見、買いました(あはは)。いつか素敵に野良着が着こなせるようになりたい(農作業もできないくせに、カッコだけつける)。
で、ぐるぐると寝具コーナーを見て回ったものの、”カイマキ”らしきものは無い。ドテラはある。
やっぱりレアやし、無いねんな、、(-公-、)
と思ったものの、一応売り場の店員さんに聞いたら、さっくりと案内してもらえました。
ていうか、想像していた見た目と全く違いまして、
パッケージからして普通の布団と毛布やし(あはははは)
しかもめっちゃ安いし(いや、掻巻として安いか高いかはわからんが、自分の予想よりもはるかに安くてびっくりした)。
布団な掻巻と毛布な掻巻、どちらも入手!!!!めちゃくちゃ嬉しい。
なんかもう、気分は源氏物語やで、コレ
和歌山では見た事がないですが、、(暑いんやけどね、笑)
ただねぇ、柄がナニやね(あははははは)
もったいなくて使えない、、(ぶっ)
予備かって新品で置いておこうかと、真剣悩んだ(あははは、アホや)
思わず毛布版と綿入れ版を重ね着してモフモフになって、一人大受け
で、早速この日、これを着て(かけて?)寝てみましたが、
1時半に暑さで目が覚めました(ぎゃはははははは)。
もそっと寒くなれば大活躍すると思います(あはは)。今年は暖房かけっぱで寝て乾燥して、朝シワマシマシコフキババアになるのが避けられるかもしれない(笑)。
予備で思い出したが、
私の好きなヤマザキの薄皮シリーズ
美味しい薄皮シリーズの中でも、ひときわ美味かったスイートポテトクリームパン。クリームパンの中に角切りのイモがごろごろと入っていて劇ウマだったんですが、、
もうどこにも売ってない(涙)。秋だけの限定品だったんか、、レーズンカスタードも好きなんですがこちらも最近たまにしかお目にかかれません。さすがに薄皮は予備買い溜めってのはできんしな(笑)、でもこんなに突然なくなってしまうんだったら、もっと食べ貯めときゃよかったわ。残念〜〜〜。
ヤマザキさん、この2つは定番化希望です。
デパートで通りがかりに酒の試飲に遭遇”宝山”
最近私がウロウロしているカンバラヘイヤの古墳がたくさんあるあたりの酒造さんだそうで、「ちいさい酒造なんですよ〜、蔵の裏のたんぼでできたお米でつくってるんですよぉ〜」と、言う台詞にぐぐっと惹かれまして、試飲。
純米大吟醸と大吟醸、飲み比べさしてもらいました。
ゥマッ!!!! (゚Д゚)
純米大吟醸のほうはフルーティーであと味さわやかぁああん♪
大吟醸は所謂酒飲みが好む通な味ですわ、これまた深くて美味い。好み的(私の好みの料理に合う)には純米大吟醸かなぁ、、アテなしで飲むなら大吟醸か。
宝山酒造←う、いまウェブサイトをみてみたら、、試飲させてくれはった人は四代目蔵元さんだったように思えてきました、、。もしくはご兄弟か、、良く似た人だわ。
さて、
本メモ
京極夏彦『眩談』
『便所の神様』『歪み観音』『見世物婆』『もくちゃん』『シリミズさん』『杜鵑乃湯』『けしに坂』『むかし塚』八編、一応ジャンル的にはホラーにカテゴライズされているようですが、怖くはない。『シリミズさん』に出て来るモノが端的に本著全体を現していると思う、
”不吉というよりも気が萎える”
そんな短編集。一番ナニな気分になるのが『杜鵑乃湯』これがまた私が小さい頃から繰り返しよく見ている”厭な夢”のシリーズの1つにものすんごく似通っていてキモチワルーーい。とくに、行李で天井から屋根に出て、出ると妙な温泉があるとか、温泉に浸かるとそのまま壁を突き抜けてヌルヌルになるとか、その他細かい設定似過ぎなので、もしかしたら覚えていないだけで原典があるんかもしれない。同じモノを読んだか、、(嫌すぎ)。
京極夏彦『オジいサン』
これはじっくりと怖いホラーです。思考の堂々巡りというか、時間の感覚が失われていくところがたまらなく怖い。
”昨日も遠い。
そして明日も遠い。
今この時の一秒一秒が長い。”
”慥かに、することのない一分一秒は長い。だが独居老人の一日は、概ねぼうっとしているうちに終わってしまうのだ。この上なく無為である。そしてー”
”速い。
正月だと思ったら暑くなっていて、夏物の用意をしているうちに暮れてしまうのだ。季節を味わっているようなゆとりがない。ゆったり構えていると、二三年過ぎていたりする。”
徳一さんのぼうっとしながらも”地デジ”と”オジいサン”に引っかかっている無限ループのような、しかしほっこりせんでもない小説。カテゴリとしてはやっぱりホラーに入れたい私です(あははははは)。ぼうっとしていて二三年経ってるて、恐怖以外のなにものでもないですねぇ。
倉狩聡『今日はいぬの日』
図書館で装丁借り。
最初から最後までヒメちゃんに入り込んでしまいひさしぶりに吐きそうになるほど号泣。ホラーのカテゴリですが、これはホラーではなくて社会小説。隕石らしきものを食べたことで知能が発達し人語を話せるようになった不幸な犬の話です。前半は怒り&悔し泣き、後半は悲しくて悲しくて、全編とおしてふつふつと怒りがこみ上げる作品ではあります。かなりのネガティブエナジー活性化。ヒメたちが”センター”襲撃するくだりは、フランス革命をスタートさせたバスティーユ襲撃を思い出しました。折角小説なんだからそのまま、革命が成功し犬の独立国家が成立していればそれなりに後ひかなかったのかもしれませんが、妙にリアルな部分が多すぎて非常に辛い話です。犬猫をシリアスに好いている人なら常識になっている問題がきっちり盛りだくさんに詰め込まれていて、ヒメ視点が切実に心をえぐります。実際、ヒメがやろうとしたことはヒメ自身がインマチュアだったために失敗しましたが、これがもっと長期で政治的な働きかけができれば結果は違ったと思います。また比喩的要素も多分にあるのでこの”犬”のところに色々と当てはめる事でまた色々考えさせられることも多いです。感情だけでなんともならない世の中です。
「何それ。なんなの、それ。わたしたちは大事にされてる子の家なんか襲ってないのに」
p256
まったく違う系統ですが、ディーンRクーンツの『ウォッチャーズ』を再読したくなりました。化学実験で知能を発達させて人語を綴れるようになったレトリバー犬アンシュタイン、こちらも泣けますが、もうちょいラヴァブルな感じですな。
すべての犬が幸せになりますように。
山田正紀『カムパネルラ』
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を舞台に起こる、カムパネルラ殺人事件、容疑者はジョバンニ。ジョバンニになった茶髪16歳現代少年が謎を解く。とはいえ、引き込まれたのは前半だけで、後半の設定バラしがでてくると映画『マトリックス』と『The Adjustment Bureau』を混ぜたようなSF小説なので宮沢賢治好きからするとかなり好き嫌いがパックリ割れそう。かといって、銀河鉄道の夜に興味がなければおもろないと思います。ま、存外普通でした。
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