信濃と柱と信心と

2016.11.22 09:00|away-soul
信濃路です。

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牛にひかれて善光寺参り
人の誘いで良い方に導かれる、というような諺ですが、
あんまり他人に誘われない性質の私です。今回はそのまんま、ウシストーリーに引かれて善光寺参りです。
今年の春に私的親鸞流行がありまして、実際に親鸞聖人が善光寺を訪れているかどうかは不明ですが、親鸞聖人は阿弥陀信仰ということもあり善光寺本尊にいれこんでたりとか、伝説が善光寺あたりに残っているわけで、他にも別件がらみで善光寺には非常に興味をもっていたので、まずはとりあえず参拝しました。

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定額山 善光寺(ぜんこうじ)
日本仏教に宗派が出来る前に創建されたお寺です。奈良にはたくさんそういうお寺がありますが、雰囲気が全く違う!!いやはや、これはこれは。
信濃(長野)という場所は本当におもしろいところです。
日本のヘソの1つではありますねぇ。神様仏様の坩堝です。
蘊蓄は横に置いときますわ(うざがられてるし、爆)。
高速道路で妙高山を見ながらガタ市内自宅から約2時間半
夜明けとともに出発しまして、朝のお勤めに間に合いました。

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正面からびんずる尊者にむかって入って、まず、なでなでさしてもらい、、閻魔さまの像にご挨拶して、参拝券(自販機)を購入。靴を脱いで、内陣にあがって、焼香。
善光寺本尊は秘仏ですんで何人たりとも見る事はできません。が、7年に一度前立ち本尊(分りやすく今風にいうと本尊のレプリカ)は開帳されるので、本尊がどんな像なのかは知る事ができます。とはいえ、本当に寸分違わぬ像か?というのを知っている人は現存しない(事になっている)。CIAのファイルには写真があったりして(おいっ)。
ともかく、本尊はこの時私が座っている前にある筈なんですが、、、

めっちゃ左ガワ寄りやねんね、、

図面では見た事があったが、実際こうして自分が座って見るとものすんごい違和感。本尊が真ん中にない仏壇もなけりゃお寺も無いんとちがうかな???思いつかん。もちろん神社では例がありますが、お寺で、、となるとねぇ、、。私常識から考えると、本尊が脇侍の位置に居るっちゅうことになって、真の本体、ラスボスはやっぱり守屋柱なんかと感じたりしてしまいますが、他の宗派の人とかどうなんやろね。
さて、お堂内にもどります。写真でものせると分りやすいんですが、お堂の中は写真はダメなので残念ですが、字ぃばっかりなログに(あはははは)。双眼鏡はオッケーですんで、双眼鏡で来迎二十五菩薩と百菩薩、弥勒菩薩、地蔵菩薩、本田善光&妻&長男の御三卿像などを拝見。さらにまだ時間があったので空いてるうちにお戒壇巡りへ。真っ暗ですが触る位置などは最初に書かれているうえに床にはまったくギャップがないので安心して歩けます。やっぱり守屋柱を中心に一周させられている感アリ。途中で金属の取っ手状のものが手に触れます。かなりガチャーンと音がなってしまいヒッってなりました(笑)。この金属が本尊と紐で繋がっていて間接ナデナデという事になるそうで、、。ビンズルさんといい実際ハンズオン的な宗教だなぁ、と実感しました。が、しかし、やっぱりいろんなものの配置がケッタイな国宝善光寺本堂。
 で、真っ暗戒壇を歩いてドキドキした後、また内陣瑠璃壇正面あたりに座って、お朝事を待ちます。数分前になるとどんどんと人が来てかなりギュウギュウ。
 お朝事は誦経がトランス状態にもってかれるような素晴らしいチャントでねぇ、背の高い美僧に声のたいへんすばらしい方がいらっしゃって、これはそれこそ平安時代とかコンサート的にポーっとなる女房更衣女御が居ってしかたないというもんですわ。そして、ラストは散華を撒きながらさらに盛り上がること盛り上がること、まさに極楽浄土もかくやある、って磁場ができます。誦経が脳みその中でハウルするのでイってしまいやすい人とか涙すらでるんとちゃいますかねぇ。確かに煩悩にまみれた超現代人の私ですら、なにか脳みその澱が剥がれるような気がするもんです。良い音楽とか素晴らしい芸術に対面するのと似たような効果あり。読経もまた仏教芸術やと思いました。もちろん感動したとて阿弥陀様に帰依はしないですが(あはははは)。
ともかく、聞いて、触って、嗅いで(お香)、感覚をたくさん刺激するお寺で、昔から大衆ウケがよくて江戸時代には一生に一度は参りたいお寺No.1に輝いていた理由がわかりますねぇ。これは江戸以前ならネバダも真っ青な刺激的な総合娯楽、極楽ランド、しかも死んだら阿弥陀様ガイドで極楽に行けるという特典つき。もちろん門前町にはリアル娯楽も待ってるわけでして(当然遊郭もあった)。

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なんかまだ脳内で読経がエコーしている、、。
守屋柱という名前なんでややこしいのですが、この中心の”お柱サマ”が真本尊で、実は地下すんごく深くまで繋がってて龍穴に穿ってたりして、そして実は善光寺は仏教をかぶっただけの、このアースパワーを充電するオーラ蓄装置、参拝客はまんまとお戒壇をあるかされて蓄オーラに貢献してるわけですわ、マトリックス!(笑)重要なのは”場”と、そして”柱”だったりしてねぇ、、避雷針的な天と地に繋がる柱とか、、そんな妄想もやりたくなるんですねぇ。そしてよく燃えてたのはパワーが漏れて火事だったりして(全部妄想ですんで、笑)。長野、柱信仰とでも呼びたくなるほど、ものすんごく重要ポイントで柱があります。立ちはだかる”柱”、ものすんごく悩ましいです。もちろんちゃんと妄想ではなくて歴史的民俗学的に考えるのもおもしろいんですが、並行して妄想もおもろいんです(あはは)。
さて、もうこれで今回の目的は終了しましたんで、あとは物見遊山です(ぶっ)
閻魔様手ぬぐいを購入し(あはははは)、ぶらぶらと歩いてみます。

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日本忠霊殿・善光寺史料館
戊辰戦争から第二次世界大戦に至るまでに亡くなられた240万余柱の英霊を祀る、仏式による霊廟。善光寺本尊の分身仏(高村光雲門下 関野聖雲作)がこちらの本尊だそうです。見ごたえあるのが、1階の善光寺所蔵の什物を展示する「善光寺史料館」。寄進絵馬などでどんなご利益があったかとかどんな事を祈願したかとか、非常に興味深いです。和算の問題と解答の絵馬はかなりウケました(和讃にかけたダジャレでもあるのか?笑)。

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山門
扁額は鳩が5羽、”善”の字は牛に見えると、、。

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本堂で共通券を買っていたので、すんなりと階段を昇る。内部は撮影禁止だが窓の外は撮っていいそうです。が、監視員が居るわけでもないので良心の問題。バチが当たるだけでしょう(笑)。

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落書きだらけです。
今でこそ落書きは悪い事だったり違法だったりしますが、昔は書き放題。

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大正時代の通信生が英語でサインなんかかいてます。
ハイカラです。
落書きは単に署名ばっかりなんですが、何時、誰がどこからやってきて、どこに所属しているのか、というのが妙に一般人の歴史に触れるようで楽しいです。だいたい自分の血族や地元の人はともかく、歴史とかって有名人しか見えへんもんでねぇ。ていうか、日本人て世界的に”物見高い”人種だと思います。所謂数奇者多し、故にマニアになる率も高いかと、、(あはははは)。

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天台宗の「大勧進」のほうが浄土宗の「大本願」よりも立地が良い。建物もちょっと格がちがう、、宗派の力関係かはたまた男女差なのか、と思った。この後で大本願でもんのすごーーく良い目に有ったので、これも親鸞ー法然ラインに引かれたのか、と思ったりした。

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仁王門
ま、正面には入ってくる人を普通に仁王像がにらんでます。で、本堂側を睨むのが三宝荒神・三面大黒天(高村光雲・米原雲海作・原型は善光寺史料館に展示されているので網の邪魔なく見る事ができる)。出て行く人を睨むのかはたして誰を睨んでるんか、、オモロイですねぇ。

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明治には竜宮門だったようです。善光寺大地震などで二度焼失し、現在のものは大正七年(1918年)に再建されたものらしい。善光寺さんもやたらめったら火事にあってまして、ご本尊は金銅仏で焼失は免れているようですが、やっぱり秘仏/非公開になっている仏様の多くが姿を大幅に損じられているケースがありがちなので、こちらのご本尊もそういうことなのかなぁ、と想像したりしてしまいます。ていうか、本当に本物(552年の仏教伝来の時に渡って来たその像)が実在するんでしょうかねぇ、、。”本尊”なので美術や史実と違うところでありがたいものなんですが、私としては別方向でのロマンばっかり感じてしまったのでした。
さて、朝早かったんでもうペコペコギュルギュル爆音鳴り響いておる私の胃袋。腹が減ってはなんとやらです(笑)門前町でなんか食べましょう!
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今朝はテレビでいきなり地震です、避難してください、という声が聞こえた数秒後、ゆらゆらと自宅が揺れたので、とうとう地震も数秒前なら予知できるようになったのか、と感動しながら避難準備を始めたら、震源が福島だったようでそちらで先に揺れていて福島と太平洋側の人に”避難”警報だということで、もちろんそのまま直ぐに避難できる状態でしたが。やっぱりまだまだ地震予知はできてないんだなぁ、と。被害が少ない事を祈ります。新潟市内自宅付近は震度3、福島の沿岸例えば小名浜までは240キロ、車で3時間ちょっとの距離ですが、地震の伝播速度はすごいですねぇ。自然への畏怖を深めました。

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Comment

No title

まったく信心深くない私も
読経を聞くと「なんかすごい・・・」(語彙力なさすぎですが・・)
と感じます。
ほんと、声のいいお坊さんが読むお経はすーーーーっと
耳に入ってきますよね。

善光寺、柱の謎。面白いですぅ。むふふ。
ぜひ、小説家を~(笑)。

落書きにも歴史ありですね。

リクさん

コメントありがとうございます
キリスト教の聖歌クワイアとかゴスペルとか、イスラム教のコーランとかも同じように音楽的に感動するので、信心というのと別の所での芸術なのかと今回自分の中で納得しました。そうなると、各種音楽コンサートとかオペラバレエと同じようなものになるんですが、違いというとオーディエンスでしょうねぇ。それとちゃんと聞いてんとバチ当てるぞ的なところがなんともええ感じになるんかと思ったりしまして(やっぱり信心のカケラというか、これこそ宗教的というか、笑)。ともかく、いい経験でした。
善光寺だけでなく、信濃は柱がキーワードですよねぇ。ま、山信仰だけでなく木信仰が強いんかもしれません。となると、、、(また話が長くなる、、あははは)。
落書きは庶民の歴史ですね。

No title

善光寺さん、一度は訪れたい所です
確かに牛の顔?っぽく見えますね
ホルマリン石鹸って・・・?
地震、備えておかないとね  (汗

ロンゲのオヤジさん

コメントありがとうございます
お伊勢さん、善光寺さんはここ何百年かは一生に一度は足を運びたいところベスト1、2ですよねぇ♪
おかげさまで無事にお参りしてきましが、存外近かったのでまた行きたいと思います。
ホルマリン石鹸て昔はけっこう見ましたが、今はみなくなりました。名前がナニなんで(笑)石鹸てホルマリン(ホルムアルデヒド)はいったの結構多いですわ。
地震や台風、火事やふぶきなどいろいろな災害の対策は怠らないようにしたいですね。
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