江戸東京博物館ってぇと坊主の頭でぇ

2016.11.01 09:00|away-museums
神奈川宿紀行第二十話江戸篇
本所回向院から徒歩10分、すぐそばです。

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東京江戸博物館
このタイプのミュージアム、かなり好きなんですわ。
西洋や米国では結構よく見られるタイプの地元文化展示系で、体験ものの展示が多く子供のスクールトリップとか旅行者を意識したような造りになっているんですが、大人にも思いっきり楽しいです。少なくとも私はものすごく楽しい(笑)。

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お目当てはこちら、シーボルト没後150年
”よみがえれ!シーボルトの日本博物館”
シーボルトが二度目に来日した時にガッツリ蒐集しゴッソリ持ち帰った、個人蔵及びMuseum Fünf Kontinente(バイエルン州立民族学博物館/ミュンヘン五大陸博物館)に所蔵されている品をドーンと公開。
ややこしことは言いません、えらい見ごたえありました。
シーボルトの美意識とか観察眼とか興味なんかがものすんごく伺えます。ていうか、どんだけ持って帰ったねん、、。大英博物館でウンザリするほどいれたツッコミがまた甦る(あははは)。ま、時代やね。ともかく、日本人的には”ごみ”とか”くず”扱いで残っていないようなもの、たとえば包み紙だとか、そんなもんまで蒐集され状態良く保管されているので、当時の生活や文化を知る事ができる一級資料。確かに私も旅先で珍しい菓子なんかを食い、興味深い包み紙だったりしたら持って帰ってきたりとか、手帖にはっつけたりしておいたりするもんねぇ。でも、美しくても虎屋の羊羹食った後の包み紙は捨てるし、そんなんやと(どんなんやねん)。ま、シーボルトのコレクトアイテム、もちろんそういう面白いものだけでなく、芸術性の高いものから民俗学博物学の標本まで幅広いです。本国とその周辺で日本博覧会を開いて大盛況だったそうですし。当時の博覧会のレイアウトなんかもあってひっくりこけます。シーボルトが日本を見ていた時の目と”商才”的な匂いを感じてちょっとシーボルトのイメージが変わりました(笑)。
東京は2016年11月6日まで(終了間近、急がれたし)
2017年2月18日(土)─2017年4月2日(日) 長崎歴史文化博物館
2017年8月10日(木)─2017年10月10日(火) 千里の万博記念公園内国立民俗学博物館
その次は名古屋

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特別展を見た後は常設展〜〜♪
ボランティアガイドさんがたくさん詰めておられて、主要言語はほぼ全部カバーしてはるようです。館内歩いていると、一番耳にはいってきたのがフランス語、英語、中国語、スペイン語、つづいてハングルとかポルトガル語も聞こえてました。館専属かプライベートのガイドなのかはわかりませんが、かなりのバラエティ。海外旅行者的マストデステネーション?。たしかに私が東京都内でプライベートガイドしたらとりあえず1〜半日はこのミュージアムを組み込みますねぇ。そーゆーことでしょうかねぇ。
広い空間に江戸の町が再現されています。
そしてリアルサイズだけでなく、面白いのが江戸時代の再現ジオラマ

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さっき渡った両国橋
現在は歩いている人もそんなに多くないし(時間によるだろうが)そんなに混雑しているとも感じなかったが、江戸時代はそりゃもうえぐい事賑やかだったそうな、、
江戸時代の江戸の町というとドン・ロドリゴ(スペイン貴族で植民地領主)がレポートしたのが1609年頃の15万人。それが1700年代初頭には100万人にふくれあがっていたと考えられているそうです。100万人てすごいで、1801年にセンサスがはじまったヨーロッパでは、ロンドンで86万4845人、パリ54万6856人という数字が出てるっちゅうのから鑑みると、いかにものすんごい都市だったか、、。世界一だったんではないかという学説もあるぐらい。

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ジオラマには双眼鏡が置いてあって、細かく見るのもまた楽しい。
この日もたくさんの小学生がスクールトリップで訪れていて、先生にもらったプリントをやっつけていました。後からそっと覗くと、ジオラマの中から◯◯を探し、場所を記入する。というものすんごく楽しそうな課題が〜、私もやりたい(ぶっ)。

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見つけたがな、角兵衛獅子
今で言うストリートパフォーマーズの中でも非常に有名な角兵衛獅子。なんとガタ発祥、西蒲原郡月潟村(現在の新潟市南区)で産まれた郷土芸能。越後獅子とか蒲原獅子(かんばらじし)とも呼ばれるもんです。飢饉から村人を救うため中ノ口川の角兵衛さんがどうにかして稼ごうと考案したそうだ。学生時代に課題にだされた松原岩五郎の『最暗黒の東京』という本で出て来たときに色々と調べたリストに角兵衛獅子もあったのでやたらと覚えています。
ともかく、ズームで撮るとこれまたオモロイ

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振り売り
担いでみましたが、これを担いでこの人混みのなかを歩くのは大変やと思います。重さでいうと、カゴのほうがシンドイとは思いますが、ぼてふりもバランスがものすごく大事ですし、荷は簡単におろせるように載せてあるだけなのでこれまた安定悪い。そして小学生には少々荷が重い(笑)。
他にも纏いを回したり(これがかなりの重量)、こえたんご担いだり、大名籠にのったり、コスプレ(笑)したりと色々やる事多いです。

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平均的な江戸のお食事
めざし、八杯豆腐、白飯、沢庵
これは、、量的には私も見習うべきか、、(あははは)
かなりベジタリアンなお食事。しかも平均身長が150センチ以下(女性)となると確かにこれぐらいで生命は維持できるんだろうが、青物なしで白米だとバランスわるいかと思う。地方にくらべて江戸は全国から米があつまるので幕末になると町民でも白米を普通にくってたそうで、その所為でビタミン不足で脚気も多かったという説もアリ。

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ざるかぶり犬
ザルは通りがいいもので、犬は嗅覚が敏感なので、子供の鼻の通りをよくするおまじないだったらしい。
子供の頃に私が必要だったおまじないやんか!(笑)
笊というと、私が小さい頃は自分がザル被ると背が伸びなくなると叱られましたねぇ、、ふと思い出しました。根拠が不明になってしまった”叱りセリフ”は多いですが、ザル被りで背が延びないというのはいつもおもろいなぁと思います。

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地本問屋
これはどれ買うか迷うわ〜〜(買えません、展示です)
両国なんで関取は必須やし、役者絵も欲しい〜(だから買えんって)

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錦絵のできるまでを詳しく説明してくれています。
版木とそれぞれを別に刷ったものも展示してくれているので非常に興味深い。見当のつけかたというのもものすごく腑に落ちた。学習用につくられたものだけでなく、各所に江戸ムーブメントとそれが描かれた浮世絵も展示されていて「うほっ」てなります。
もちろん京伝先生の作品も数点展示されていて眼を惹きました。

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『枯木廼花大悲利益(かれきのはなだいひのりやく)』
1802年(享和2年) 山東京伝著、歌川豊国画
浅草観音にやってくる参拝客の”願い事”を成就させる為に、観音様が仁王や風神を雇用(笑)、とんでもない”お願い事”を得意技を使って面白く解決するという、、ちなみに良く願い事が叶うので更に参拝客と願い事が増えてしまい、オチは千手観音を雇うという(あはは)。
面白さは坊主の頭で(ゆうこと無し、という江戸ダジャレでおそまつさま)
江戸東京博物館、つづきます。
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オマケ

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お武家様も発見

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江戸で流行った柄
関東て今でも関西にくらべて色味をあんまり使わない地味なものが好まれる傾向にあるようですが、江戸からずっとそんなんみたいですねぇ。もちろん政治本拠地のお膝元でうるさかったっちゅうのもあるでしょうが。

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日本名所番付
前頭に和歌浦がはいってますねぇ。那智の滝よりもずーっとランクが上です。

若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 
葦辺をさして 鶴鳴き渡る
              山部赤人
お参り番付のほうは西の大関に高野山、前頭に熊野があがってました。
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Comment

No title

あっ、そこ行った事あります
入ったかどうかは、記憶になく・・・  (汗
外にお相撲さんの様に
大きなお爺さんが、居てはりました
それは、記憶にあります  (笑

No title

私も行きました~!留学生ちゃんと共に。
すごい面白いですよね。
籠とかに乗ったりもできますし。
もちろん、留学生ちゃんも大満足!でした。

千葉房総の村と言う所では
浮世絵作成体験ができますよ~♪
千葉にいらした時にはぜひ!

No title

面白そう
ジオラマ見るのとか大好き♪
体験もんとかって楽しいですよね
子供が多く来てると
なかなか順番まわってこんで諦めたりするけど(笑)

No title

火付盗賊改方がパトロールしてませんでしたか?

ロンゲのオヤジさん

コメントありがとうございます
来ましたか!
>外にお相撲さんの様に大きなお爺さんが
普通に老け顔のお相撲さんやったんとちゃいます?もしくは親方(あはははは)
いや、ただのアメリカ人かも(ぎゃははは)。

リクさん

コメントありがとうございます
面白いですよね!!!近くに住んでたら年間パスポート買うとおもいます(爆)
この時もあきらかに留学生の軍団らしき若人たちもいっぱい見かけました♪みんなキラキラ笑顔で楽しんでくれてましたわ。嬉しそうな顔をみると、雰囲気良なりますわね。
千葉房総の村、今ページ観ています!体験がメインなんですねぇ、おもろいですね〜〜〜。
成田でレイオーバーがあったときに寄ってみます!!

ふくねえさん

コメントありがとうございます
ジオラマ、楽しいですよね〜〜、精巧であればあるほど萌えます。
それに体験もんも楽しいです。最近は子供だけでなくお年寄りもわんさかといらしてまして、さらに順番が回って来ません(あははははは)。ま、自分でやるよりは観ているほうが面白いんですが(写真も撮れますし、笑)。

無楽斎さん

コメントありがとうございます
あ、、、頭の中でジプシーキングスが演奏をはじめてしまいました(あははは)
もしかして休みの日とかイベントとかでパトロールしてるかもしれないような気がして来ましたが、ほんまにやってるんですか?
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動物、鳥、虫、植物、本、映画、美術芸術をこよなく愛する放浪の紀州人。越後よりかなり偏った愛を込めて。スナップはiPhoneとキャノンコンデジが主戦力です。100%私が撮ってます(著者ポートレイトは除く)
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