剣投ぜし古戦場

2016.10.10 09:00|away-soul
神奈川宿紀行第四話
江島神社、崫にお参りして一路江の電に向かっております。

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江ノ島名物 中村屋の海苔羊羹を買いました。
羊羹に青海苔がはいっていますが、磯磯しくなくてフンワリと鼻に抜ける潮の香りがなんともオツであります。

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店内、快く撮っていいと言うていただいたので、遠慮なく撮る。
賞状や額が処狭しと飾られてあって、でもなんかしっくりと纏まっていていい空間になっている。
こちらは江戸時代から傳左という卸売りのお菓子屋さんだったそうですが、明治時代に三代目さんが江ノ島に生えている海苔で羊羹をつくってはどうだろうかと発案、東京の和菓子屋に依頼して出来上がった「弁天海苔やうかん」を切り売りしていたそうだ。その後、大正初期にこちらで江ノ島の水と海苔をつかった海苔羊羹の作成に成功、卸売りと並行して製造販売和菓子店となったらしい、で、大東亜戦争後に卸しはやめて和菓子製造販売だけで営まれるようになったそうな。

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海草羊羹が大正九年に一等賞金杯
ずらずらーーっとたくさんの賞状に中村屋ヒストリーを感じます。平成の御代にも名誉総裁賞など受賞されていまして、たゆまぬ努力の賜物なんだろうなぁと感心。

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江ノ島島内、貝殻のお店が非常に目立ちます。
そういえば撮ってませんが「貝広物産店」という貝殻土産屋には世界の貝博物館がありました。入場無料。

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まぁ、海岸の観光地というと貝殻土産は定番ではありますが、
各店舗、店内のショーケースに非売品の”昔売り物でした”貝細工が並べられていまして、コレが妙におもしろくてハマってしまい、眺め倒してきました。2、3気に入ったものがあって一応売ってくれと言うてみましたが(笑)あかんかったです(あははは)。楽しかった。
自分の土産に江ノ島豆絞り手ぬぐい450円ゲット
全く同じ手ぬぐい、550円の店と500円の店と450円の店がありました。
統一されてません(あははははは)。

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あまりに暑かったのでホットコーヒーとビールを飲むのはやめときました。脱水になる。
江ノ島ビールと鎌倉ビール、のみっぱぐれました(笑)
こんなにスポーツドリンクばっかり飲んだんも初めてかもしれない、、
しかも飲んでも飲んでもトイレに行きたくならない(あははははは)
ホテルに戻ったら服にびっしり塩ふいてました(ぎゃはは)

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あちこちに猫
そして猫には若ものが群がる
キャーキャー叫ぶ女性にも動じず、猫寝る。

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あちこちに石碑
そして石碑にはシニアー群がる
動かざる事甚だし、交通渋滞を引き起こしていた。

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こちらの玉屋さんにも海苔羊羹がありますが、こちらは大仏サブレーを買うべきだと、
なんか神奈川ってサブレーですよねぇ、なんで?
江の電サブレとか勝サブレーとか
そして有名な豊島屋の鳩サブレー
ま、サブレってどこへいってもその土地のサブレ土産があるんですが(和歌山にはミカンサブレとか梅サブレとか)そんなにでしゃばらんタイプのありがち土産なイメージなんですが、神奈川は違いますねぇ。もーサブレーが前に出てきまくり。サブレ好きが多い土地なのかと推察する。

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江ノ島駅のすぐ北には刑場だった龍口山がありまして、もともと龍口明神社はこちらに鎮座していたそうです(昭和53年に西鎌倉駅の近くに遷座された)。こちらの御柱は江島神社とは夫婦神社だそうです。ま、要するに弁天さんの旦那さんの五頭龍さんが住んでいると、が、しかし、夫婦離されて鎮座させられてはりまして、60年に一度しか会わせてもらえないらしい、酷いなぁ、、。前回は1986年だったので次に会えるのは2046年か、、辛いなぁ、、。てなことで、縁結びとしては最強ランクの柱であると思います。この日は西鎌倉まで行かず、江の電で海岸沿いを極楽寺駅に向かいました。

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稲村ヶ崎です!
前の席ではアベックが楽しそうに海岸の写真を撮ってます。
稲村ヶ崎というと、米の稲ではなく鋳物のイナでしょうねぇ、この稲村に流入する極楽寺川は砂鉄の含有量がハンパなく河口付近は黒光りするほどの砂鉄層があったらしい。鉄の新田義貞挙兵、鎌倉幕府軍(北条軍とでもいいますか)とはほぼ互角で極楽寺の切通しが突破できず煮えていた、そして”其夜の月の入方”、義貞は駒を降りて、自分の腰に帯びていた黄金の太刀を外し、「伝奉る、日本開闢の主、伊勢天照太神は、本地を大日の尊像に隠し、垂跡を滄海の竜神に呈し給へりと、吾君其苗裔として、逆臣の為に西海の浪に漂給ふ。義貞今臣たる道を尽ん為に、斧鉞を把て敵陣に臨む。其志偏に王化を資け奉て、蒼生を令安となり。仰願は内海外海の竜神八部、臣が忠義を鑒て、潮を万里の外に退け、道を三軍の陣に令開給へ。」と海に向かって投げいれます。すると、「前々更に干る事も無かりける稲村崎、俄に二十余町干上がって、平沙渺々たり」みるみるうちに潮が引いて道ができたと、
この時海上に浮かんでいた幕府軍の舟もバーーっと沖にひっぱられ
「是皆和漢の佳例にして古今の奇瑞に相似り。進めや兵共。」
モーゼ十戒的でありがちミラクル話になってますが、実際黄金をもって地元の民を寝返らせといて、干潟時を狙って奇襲攻撃をかけたんでしょうねぇ、、



>七里ヶ浜の磯伝い、稲村ヶ先名将の剣投ぜし古戦場
 極楽寺坂越えゆけば 長谷観音の堂ちかく〜
唱歌『鎌倉』

新田義貞が稲村ヶ崎に剣を投げたのが元弘三年(1333年)5月21日、翌日の22日には北条高時と一族870人超全員自害、鎌倉幕府滅亡。

鎌倉旅、極楽寺坂越えゆきます!つづく
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東海道中膝電車スキマ旅4
太平記巻第10
「去程に、極楽寺の切通へ被向たる大館次郎宗氏、本間に被討て、兵共片瀬・腰越まで、引退ぬと聞へければ、新田義貞逞兵に万余騎を率して、二十一日の夜半許に、片瀬・腰越を打廻り、極楽寺坂へ打莅給ふ。明行月に敵の陣を見給へば、北は切通まで山高く路嶮きに、木戸を誘へ垣楯を掻て、数万の兵陣を双べて並居たり。南は稲村崎にて、沙頭路狭きに、浪打涯まで逆木を繁く引懸て、澳四五町が程に大船共を並べて、矢倉をかきて横矢に射させんと構たり。誠も此陣の寄手、叶はで引ぬらんも理也。と見給ければ、義貞馬より下給て、甲を脱で海上を遥々と伏拝み、竜神に向て祈誓し給ける。「伝奉る、日本開闢の主、伊勢天照太神は、本地を大日の尊像に隠し、垂跡を滄海の竜神に呈し給へりと、吾君其苗裔として、逆臣の為に西海の浪に漂給ふ。義貞今臣たる道を尽ん為に、斧鉞を把て敵陣に臨む。其志偏に王化を資け奉て、蒼生を令安となり。仰願は内海外海の竜神八部、臣が忠義を鑒て、潮を万里の外に退け、道を三軍の陣に令開給へ。」と、至信に祈念し、自ら佩給へる金作の太刀を抜て、海中へ投給けり。真に竜神納受やし給けん、其夜の月の入方に、前々更に干る事も無りける稲村崎、俄に二十余町干上て、平沙渺々たり。横矢射んと構ぬる数千の兵船も、落行塩に被誘て、遥の澳に漂へり。不思議と云も無類。義貞是を見給て、「伝聞、後漢の弐師将軍は、城中に水尽渇に被責ける時、刀を抜て岩石を刺しかば、飛泉俄に湧出き。我朝の神宮皇后は、新羅を責給し時自ら干珠を取、海上に抛給しかば、潮水遠退て終戦に勝事を令得玉ふと。是皆和漢の佳例にして古今の奇瑞に相似り。進めや兵共。」と被下知ければ、江田・大館・里見・鳥山・田中・羽河・山名・桃井の人々を始として、越後・上野・武蔵・相摸の軍勢共、六万余騎を一手に成て、稲村が崎の遠干潟を真一文字に懸通て、鎌倉中へ乱入る。」
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Comment

No title

海苔羊羹?
不思議な食べ物があるんですね
名物なのかな?
鳩サブレーの他にも色々あるんですね
京都には、鴨サブレーがあるそうです
京都人なのに知りません  (汗
昔、映画「稲村ジェーン」の見て
ガッカリしたのを思い出しました  (笑
歴史のある街ですね

その腰を据えた姿勢はまさしく招き猫ですねぇ。
平和な証拠で何よりです。
井村屋とくればあずきバー、豊島屋とくれば鳩サブレー、虎屋とくれば羊羮、中村屋とくれば海苔羊羮ですか!
磯香る羊羮、まだ想像出来ません。
私が訪れた日は天気の悪い平日だったので人気もない良い日でした。
神社仏閣を見ても寒々として、ある意味雰囲気が増してました 笑

No title

ここだけの話ですけど、今我が国では男女のつがいをカップルと言うらしいです。

No title

海苔羊羹。
不思議な組み合わせに思いますが、そんなに歴史があるということは
美味しいんですよね。また試してみなければ!

確かにサブレ多いですね!
私はサブレ好きなので、種類が多いのは大歓迎ですが♪

60年に一度の逢瀬とは!!
織姫と彦星はまだ恵まれてますね。

No title

海苔羊羹?!
味のイメージができないけど
ヒットして良かったですよね♪
三代目やるぅ~~(笑)

そうそう♪
サブレってどこに行ってもありますよね。
つい買っちゃいます♪

ロンゲのオヤジさん

コメントありがとうございます
江ノ島名物だそうです←海苔羊羹
鴨サブレ!知ってます〜〜♪(あはははは)
地元の美味しいものは知っていても、いわゆる土産物用に開発された名物て食べないですよねぇ。白浜パンダ柄のサブレーとか食べようと思う気持ちのカケラも芽生えたことないですわ(笑)。
『稲村ジェーン』懐かしいタイトルですねー。寝落ちして最後まで観ていない映画の1つです(笑)。もともと得意ジャンルでもないですし(あはは)。
色々な土地に色々な歴史、興味が尽きません。

ゆーなさん

コメントありがとうございます
猫、招いてました(笑)。
海苔羊羹、なかなかショッキングなお土産でしたが、存外普通に美味しい和菓子でした。”いごねり”(佐渡名物)を想像していたのですが(笑)。
鎌倉は寒いほうがよろしいかとおもいます。暑すぎて脳みその回転が5割減、イライラ度5割増しでした。
でも、暑すぎた所為か普段よりも人が少なかったそうです。

無楽斎さん

コメントありがとうございます
あははははははははははははは!!
和製英語よりも和製フランス語のほうが良いリズムやとおもいません?フランス語ベースなのにフランス語として意味をなさないところが気に入っています(あはははは)。

リクさん

コメントありがとうございます
海苔羊羹、店構えだけで雰囲気買いしましたら、観光客がすくなかった所為もあってかお店の女将さんに色々説明してもらえました。まぁ、フランクリーに飛び上がって感動するような美味しさではないですが、帰宅して食べるとしみじみと”江ノ島”が思い出される味といいますか、じんわりした感じです。小さい箱バージョンがあるのが嬉しいです。
サブレ、多いですよねぇ。ま、普通に美味しいんで私も好きです。
ね!ね!この時も連れと織姫と彦星のほうが遥かにましやという話をしてましたんですわ、リクさん、、やっぱりツボが似てますね(ニヤリ)。

ふくねえさん

コメントありがとうございます
海苔系のしょうゆとか塩系のおせんべいとかって結構多いですが、羊羹で海苔ってちょっとナニですよねぇ。今でこそ変な味のお菓子とか羊羹がゲテ系として出回ってますが、もしかしたらゲテ土産元祖なのかもしれません(あはははははは)。とはいえ、味は普通に美味しかったです。
サブレ、日持ちはするし見た目も可愛いのが多い上にハズレもないので私も買います(笑)。

鎌倉・南北朝時代は全く勉強不足なのでアレなんですが、昨日行った越前金ヶ崎城跡はまさにその新田家ゆかりの古戦場跡だったんですね!義貞の名を見て、そういえば昔日本史でやったよなぁと、遠い目で思い出しておりました。
そのあとblogを読ませて頂いて、新田氏の名を見つけ、おぉぉ!と、ついついコメントしちゃいました(笑)
いつもながら母兵衞さんの博識ぶりに感心することしきりです‼︎

satちゃん

コメントありがとうございます
私もあんまり得意でもないですし、そんなに好きな時代でもない(失敬)ですが、罰当たりにも面白いとは常々思っています(笑)。そうですねぇ、越前金ヶ崎の戦い、義貞の息子が暴れたやつです(遠い目)。織田も暴れましたが(あはは)。いや、ちょうど平家物語読んでいるところで突然行く事になったので、妙にリニューアルして入ってたりするんですわ(あははは)。なんかタイミングがよすぎて、きもちわるいですよねぇ。
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