MUST SEE! 北海道博物館

2016.09.21 09:00|away-museums

北海道札幌市厚別区にやってきました。

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北海道博物館
ようやくやって来る事ができました〜。
近未来的タンチョウちっくなアートピースでお出迎えです、興奮するわぁ。
北海道の歴史、自然、文化を歴史的なタイムラインで解りやすく学習できる施設だそうです、むふふふ。

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館内はいってすぐに、ナウマンゾウとマンモスゾウの骨格標本がドーンとありまして、そうだったナウマンとマンモスがぶつかるところやったんやわ〜と3Dで感動。床に描かれた地図でどっちからやってきたんか小さい子にもよく解る素敵なデザインとなっています。そういや、ブランキストン線より上にある北海道は日本の本州よりもユーラシアの動物のほうがシェア率高いんですよねぇ。非常におもろい地域です。

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蝦夷地の産物
ものすごく大きなトド皮が目を引きます。熊の皮がものすごくちいさくみえる(壁に貼ってある左の白っぽいベージュの皮がトド、トドの皮の右に重ねて貼ってある黒っぽいのがクマ皮)。ものすごく密で美しい毛並みの保温に優れたラッコの皮。オオワシ、オジロワシの羽やツル。干したサケ、ナマコやアワビ。樹皮縄や樹皮織物などが交易品で、和人から米、酒、たばこ、鉄製品、漆器、木綿などを輸入していたそうです。
和人の統治が進む様子やシャクシャイン等の戦い、ロシアの進出などにからむ和人の政治的な思惑など色々と解りやすく説明されていて、視覚的な資料も非常にツボよく展示されて纏まっていてスルリと頭にはいりました。

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アイヌ文化の世界
アイヌ語で”アイヌ”は”人間”という意味だそうです。
厳しい時代にも生き抜いて、絶滅することなく文化も維持されていて非常に嬉しく思います。
アイヌの歴史を学びながら、ふと、神武東征の頃のわが故郷和歌山に考えが飛ぶことが多かったです。近代ではないので記録がほとんどなく、記紀や風土記などをたよりに類推するしかないですが、かなり迫害され失われた文化や種族があり、色んな事があったんやろなぁ、、と思うわけで。

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アットゥシ
オヒョウやハルニレの樹皮(内皮)を使用した樹皮衣
アイヌの模様はワシントン辺のトライブ(ハイダ族とか)の伝統的な模様ととても共通点があって非常に興味深い。

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触ることができる見本もある。
アットゥシは見た目が筵っぽくて硬そうだが、実はとても柔らかくて耐久性もありそうです。暖かそうでもあるし、涼しそうでもある。不思議な素材。アイヌでは木綿のアップリケなどを使い素晴らしいパターンで飾られる。実は交易品でもあったそうで、東北や北陸でもアットゥシが反物や衣装として使用されていたそうです。もしかしたら、新潟の旧家の長持の中にはアットゥシの衣装が眠っているかもしれませんねぇ。

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サケの皮でできた靴
ヒレがめちゃくちゃ可愛いんよ〜〜〜。
これはどれぐらいの強度やったんでしょうねぇ。非常時には食料にもなりそう。ていうか、匂いそうで美味しそうというか、猫飼ってたら齧られそう、いや、犬も齧るか(笑)。ものすごく気になったアイテムでした。

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復元住宅
博物館の天井高に合わせてちょっと寸詰まりになっているらしい。
こちらでもまたクマ送りに関してを重点的に拝見した。

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非常に長い時間をすごしたのがアイヌ語の展示
テレビや各種メディアによる娯楽の拡散で世界中の少数民族トライブでも言語を残すのがとても難しくなってきていまして、失われてしまった言語も多いですし、さらに減っている傾向です。生活で使われず、祭事や学問として習っているだけになってきているようです。固形物の残らん文化というのは本当に維持するのが難しいですね。新潟でも若い人は生粋の新潟弁を話せなくなってきているそうです、残そうという活動もあまり一般的ではないそうで、、もしかしたら近い将来に新潟弁は学校で習うだけの言語になるかもしれないですね。レッドリストやと思います。
アイヌについて学びながら、色々と自分の故郷の事や、今まで住んで来た/住んでいる土地の文化についても考えるとっかかりが増えました。非常に有意義でした。
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2016AUG北海道記12

オマケ


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スクールトリップ集団もたくさんみかけました。
良いね。

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東北帝国大学農科大学(現・北海道大学)の剣道部を指導していた永倉新八
新撰組二番隊組長/撃剣師範、なんせあの”沖田”の格上と言われた永倉新八
どういう気持ちで北海道で指導してたんでしょうねぇ、、、。
彼が着ていたチョッキが展示されていたんですが、、
魂消るほど華奢!気になって調べてみると、どうやら私より背が低く体重も軽い、、(グッ)
でも剣の鬼。人は見かけで判断できませんねぇ。


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ラッコの毛皮、ワシの羽、オットセイの臓器

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大型猛禽をつかまえるのに、こんなマヌケな、、
ふと、吉村昭の『漂流』を思い出した。いや、あんなアホウドリほどのフレンドリーさはないですが、結構かんたんにつかまったみたいですよねぇ。

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明治期の北海道では道路鉄道工事や炭鉱事業で多くの労働力が必要になったので、特に危険な労働には囚人を従事させていた。古くにはありふれた事ですが、明治という”近代”になっていたので”ヒューマンライツ”の問題がもちあがって明治20年には廃止されたそうです。で、囚人は使えなくなったので、各地から土工夫が集められ、タコ部屋に”収容”されて奴隷のような扱いを受けたらしい。同じ極悪凶悪な労働条件でも囚人(強制)はあかんで、土工夫(志願者)はいけるてなぁ、、なかなか難しい問題です。

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映像資料も非常に興味深かったです。
特にカムイの物語は独特の節回しとチャントがあって、トランスしそうになりました。

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アイヌ語の発音と表記
映像資料と合わせて確認できるので、とてもわかりやすい。
日本語は世界に珍しい子音で終わる事がない(所謂標準語圏で特に)ので、日本人が外国語を発音するのが難しいと言われる1つの理由かもしれない。それに所謂標準語/関東弁(トーキョー弁?)はアクセントやイントネーションが退屈なので、より難しいのかもねぇ。私の経験からいうと地方の方言を使う人のほうが英語などの子音終了系アクセントが強い言語が速く上手くなる傾向にあります。それと、日本語で無口な人は英語や他言語でもやっぱり無口なんでなかなか上達が目にみえないですねぇ。日本語(母国語)で無口な人が英語になったら突然おしゃべりになるとか、ありえんでしょう(あははは)。ということで、アイヌ語スピーカーはロシア語や英語なんかは結構習得しやすいかと思います。

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自然環境のコーナーも目新しい情報はなかったんですが、
面白い展示でした。

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本物、、触って触ってまっくろけ(笑)
特別展のジオパーク、めっちゃおもろかったです。
たくさん鉱物標本をみることができました♪昆虫も〜。
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Comment

No title

トドの皮のデカさにビックリ!!
そんな大きいんですね。
面白い展示物がいろいろとあって
これまた楽しそうな場所ですね♪

No title

トドってそんなにデカイんだ~
サケの皮は、丈夫なんですね
アイヌ文化って独特ですね
大陸と日本のそれと融合したのかな?
ネイティブアメリカンの様に
迫害されていったんですね

No title

トドってそんなに大きいんですね!!!
熊が小さく見えるだなんて!
鮭の皮の靴、リクなんて喜び勇んで齧ると思います(笑)。

アイヌ語の文法、面白いですね。
日本語と同じように動詞が一番最後に来るのに
主語は文頭じゃないんだぁ。フムフム。

ふくねえさん

コメントありがとうございます
トド、でっかいですよねぇ。アダルトのオスは体重1トン超になるそうです。上に乗られたらぺっしゃんこになりますねぇ(笑)
ものすんごい面白かったです♪

ロンゲのオヤジさん

コメントありがとうございます
たしかにデッカいんですが、こうしてひろげた皮をみるとでかさがよりいっそう強調されますわ。熊と比較する形になってしまっているので余計にワーーって感じますよねー。
サケ皮、丈夫だそうです。もちろんそれなりに鞣されるんですが。
まぁ、ネイティブ米や豪みたいに問答無用で殲滅活動にはなりませんが、。日本の文化は吸収服従/融合型ですんで比べるとマシですが、でも和人文化を押し付けは殺されるよりも許せないと感じられたことと思います。中近東で”デモクラシー”を押し付ける某国の事とか考えずにはいられないですねぇ。

リクさん

コメントありがとうございます
トドのでかさ、生きているトドをみるよりもある意味ショッキングにでっかいです。一トンとはいえ表面積すごいですねぇ。
そういえば、リクくんの頭載せに激萌えしました。写真でみていると良い子で靴は絶対齧らなさそうです。鮭皮だと別か(笑)
アイヌ語、非常に興味深いです。ほんと目的語が主語よりも先ってなんかいいですよね〜。萌えます。
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