クマ送り

2016.09.08 09:00|北海道
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園です。
タロと会って、もう思い残す事はないて感じです(笑)が、まだまだ興味深いこと盛りだくさん。

IMG_9930.jpg

コロポックルが出て来そうな蕗フィールドの奥に管理棟があります。
ていうか、こんだけおっきい蕗だったら小人でなくても普通に傘に使えるわねぇ。ま、所謂コビトというのもまたそういうことなんでしょうが。
この管理棟2階に

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北方民族資料室
こちらには1880年代の開拓史博物館時代と1930年代の民俗学ブームのころに大規模に収集された資料が展示されています。

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1935年に旭川で撮影された熊送りの映像が放映されている。13分
キムン・カムイ(ヒグマ)はその身体の全て役に立てます。小熊を捕らえると、2年間慈しみ育てた後で熊送り、カムイノミ(カムイ送りの儀式)を行って還ってもらう。その肉や毛皮骨など恩恵をさずけてくれたカムイに感謝して、丁寧に丁寧に神送る。そしてその愛情豊かに育てた熊がカムイコタンで人がどれだけ良い生き物かというのを他のカムイに語ってもらうそうだ。
あまりの感動に2回みました、すばらしい資料ではありますが、どうもエンターテイメント的に撮影されていて、もうすこしアカデミックな視点で撮影されていたらよかったのに、とすこぅしだけ残念に思います。
アニミズムの中でも自然や動物の信仰や祭礼に非常に興味があるので、いままでネイティブアメリカンやアボリジニ、ケチュアなどの神さんたちを勉強しましたが、こうして熊祭のビデオを拝見するとなんと類似性が多いことかとドキドキしますねぇ。

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熊送りの祭壇に飾られるカムイヌサ  
カムイ(神居、神威)は神のことですが、ヌサというとすぐに連想するのが幣です。そう、神社で見るアレです。2本の紙垂を竹か木の幣串に挟んだもので、社頭にたてられていたり、神主さんがかしこみかしこみーってふさふさと振るやつです。アイヌではイナウとも言うようで、フサフサにはイナウという名がかかれていました。イナウ、、。

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コタンコロカムイ(シマフクロウ)のヌサ

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マラット

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エチンケカムイ

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チカップ ウル/ラプ ウル
ウトウ、ツノメドリ、エトピリカなどの海鳥の羽毛皮50枚を縫い合わせてつくられた鳥皮衣。

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民俗学としてもすばらしい資料だが、
美術工芸品的にもすばらしいものが揃っていて見ごたえありました。
今までアイヌの迫害の歴史はずいぶんと学ぶ機会も多かったんですが、純粋に民俗学として資料に接したことが少なかったので今回大変有意義でした。もっともっと知りたい、とグルグルってみたらやっぱりサッポロピリカコタン(札幌市アイヌ文化交流センター)が良いと、、。行きたいんですが、どうやら車で来館することが前提な場所にあるようで、、バスが一日に5本、、3時間ほどの休憩に行って帰ってくるってわけにはいかなさそう、しかも台風来てるので何かあったら不通で帰ってこれなさそう。時間に余裕がなく今回もちょっと断念するしかないですねぇ、残念ですが。とにかく、北海道博物館へは行こうと思います。つづく
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Comment

No title

コロポックルって懐かしい~ (笑
生き物を頂く事を大事にしてたんですね
考えさせられる資料館ですね

No title

ヒグマと深いかかわりのある生活だったんですよね。
恐怖の対象でもあり、信仰の対象でもあるみたいな。

タマサイの美しい事!

北海道の雄大さが、逆に作用しちゃいましたね>アイヌ文化交流センター。

ロンゲのオヤジさん

コメントありがとうございます
私も”冒険コロボックル”見てました〜(あはは)。
うちの地元やネイティブアメリカンにも同じような思想とか儀礼は残っていまして、バイソンや鯨の骨や髭の一本までありがたく活用していました。生き物を殺して生きているということは忘れたらあきませんし、儀式は行なわなくても感謝の心まで忘れないようにしたいものですよね。

No title

神(自然)を畏れるのは、人類が持ってる本能でしょうか。
↓ 私、動物映画は、映画だとわかっていても観ることができません。
よって、南極物語も観ておりません。

リクさん

コメントありがとうございます
やはり自然界の食物連鎖トップの動物が信仰対象になるのは非常に理解できますわな。羆はとにかく見た目からして神々しいですから。強いもの、特異なもの、生活に密着/影響力の高いものは信仰対象になりやすいですね。
タマサイはすばらしかったです!!レクトゥンペ(チョーカー)やニンカイ(イヤリング)もそれはそれは素敵でした。いやほんま、レプリカでいいので欲しいなぁと思いました。ミュージアムショップなんかに並んでたら買うと思いましたねぇ。
アイヌ文化交流センターは休暇で遊びに来てじっくり訪れたいと思います。

無楽斎さん

コメントありがとうございます
畏れられる神だけではないですが(個人差)、畏れ敬うというのはすばらしいと思いますね。自然は人間の為に神(一神)に作られたという宗教観ではなかなか持てない感情かと思われます。
たまには憤怒、号泣するのもいいかとおもいます。こっそり深夜に独りきりでヘッドホンをつけてどうでしょう(あははは)なんとなく別の映画を見ていると思われそうですが(あはははは)。映画はともかく南極物語の元になった文献はたくさんのこっているので気が向いたら読んでみてください〜♪タロジロが生き残って生き残ったことばかり注目されていましたが、みんな地味に仕事して樺太犬達大活躍していたのです。
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