せいそんかく
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シリーズ加賀10
兼六園側から成巽閣の門をくぐって受付に入る前にウェルカムなミソサザイが出てきた。
ちょい眠そう(笑)
成巽閣、、やっぱり加賀でえらいのは夫人か?!と思ってしまう。
12代藩主の正室(第一夫人の隆子様ですな)真龍院の隠居所。12代斉広夫人隆子は斉広没後出家、1838年に江戸から加賀に戻って、現在の尾山神社社地にあった金谷御殿とか、二の丸御殿に住んだのち、1863年、13代斉泰正室溶姫(11代将軍家斉の娘)が二の丸御殿に来たので、この場所に「成新殿」という隆子(真龍院)の隠居所が新築された。1870年(明治3年)に隆子死後は、学校施設や博物館などに利用されたのち、1908年(明治41年)に前田公爵家別邸となり現在に至る。女院様のご隠居所だけあって、とてもこじんまりしていて可愛らしいセンス。特に2Fの群青の間や書見、網代の間などは数寄屋でオシャレ。壁がブルーにペイントされていて、よーろぴあ〜〜んな感じ。日照時間の少ない北陸ウェザーによる欝緩和にも期待できそうな華やかさ。
残念ながら建物内は撮影禁止
これは絵葉書
雛人形雛道具特別展のほうも非常に大満足でした。
特に雛道具の楽しいこと!!この江戸切子のミニチュアとか、めちゃめちゃ可愛かった。
成巽閣受付の方が使っていたマグ(私物)が私のハートを鷲掴みしたので、どちらの作かとたずねたところ、能美市寺井にある九谷の窯元のひとつ、上出長右衛門窯だと教えてもらいました。金沢駅ビルの中に出店している中川政七商店で取り扱いがあるという情報もゲットン。
快く撮らせてくださった、政七商店さんありがとう
駅に戻った時に、寄ってみたが、残念ながらマグは猫柄ばっかり。他の小物も猫がほとんどで、猫好きにはかなり幸せな作品がならんでいました。鳥柄なんかもあって、マグがあったらな〜って思ったんですが残念無念ありませんでした。野鳥豆皿を数枚入手。
成巽閣の隣の伝統産業工芸館にも立ち寄りました。
石川といえば九谷焼輪島塗加賀友禅とか、伝統工芸というとずらずら〜〜っと頭に浮かびますな。私的にはやはり毛針やねぇ、郷土玩具、加賀人形、米食いねずみ、もちつき兎もとても面白かった。加賀毛針とか加賀竿は地味に見ごたえありますねぇ、観てたら欲しくなるけど(笑)。欲しくないけど目を引くのは仏壇、金沢七尾美川の3種類の仏壇があって、キンキンキラキラでものすんごく豪華。北陸の福井石川富山は仏壇がすごいというイメージを元来抱いていたが、やっぱりそうか!と納得。
兼六園や成巽閣で目を引くのはやはり辰巳用水
三代前田利常が行なった加賀藩直営インフラ事業で、当時の最先端技術を駆使した多目的用水路。
金沢城内の消防用水にはじまり、堀水(国防)、飲用水、新田開発、農業用水、生活用水、消雪用水など、ほとんどすべての水関係をまかなっていたらしい。
オリジナルの配管が石川県立美術館別館や金沢神社などに屋外展示されていて、とても興味深かった。管工事の歴史やねぇ。
鳶だらけだった。
尾羽がモルト中の鳶もいたので、パチリ
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