午砲台と初代新潟奉行
ショアバード、wader達を見た後にぶらぶらと西海岸公園を散歩するのも好きです。
ここがまた仰山鳥がいまして、むふふふなんです
が、夏は蚊と草がもじゃもじゃでねぇ、、
とにかくオナガが多いです。
ついつい立ち止まって眺めてしまう。声がなんとも魚河岸の鉢巻きゴム長オヤジみたいなんですが、たまに結構可愛い声もだしたりして(もちろん恋の季節は良い声で歌うそうなので聞くのが楽しみ)それがまた萌えます。
めちゃめちゃこっち見てるし(滝汗)
それにオオタカなどアシピターがうろついています。小鳥はもううじゃうじゃです。所謂”結構人気のある鳥”が沢山みられるんですが、いかんせんもじゃもじゃでかなり広い公園なので大っきなカメラで双眼鏡無しの人々の姿を見た事がありません。ていうか、バーダーてほんとに居らんよねぇ。鳥を見ながら歩いていてばったり出会ったことはありません。据え置き型で歩かないタイプの人はたまにみかけますが。ま、鳥を探しているんであって人間を探してるのではないのでどうでもいいんですが、ふと気になりました。
もちろん鳥以外にも見所があります。
ボーッ
汽笛がぁ汽笛がぁ汽笛ぃがぁ
ひとりぼっちで鳴いぃてぇいぃるぅううう
小樽へ向かうフェリーが出て行きました。小樽までは18時間。
新潟から出る船は佐渡汽船だけではないです。新日本海フェリーは小樽、秋田(秋田経由で苫小牧)、敦賀を結びます。2010年に廃止されたそうですが、ロシア(ザルビノ)航路もあったそうです。
私が好きなのは午砲台です。
階段をちょびっとのぼります。
ドン山と呼ばれています。
明治4年、陸軍近衛兵団が開始した空砲による報時、新潟で明治6年から大正13年までの52年間続けられたそうです。そう、だから大砲がドーンとなるのでドン山(ひねりはない)。明治6年までは普通に鐘やったらしいです。ちなみに私も現在お寺の鐘で時間を知ります(便利)。たまに部屋を閉め切っていると聞こえないのでうっかり遅れる事がある(笑)。とにかく空砲ではありますが(当たり前やっちゅうの)大砲の音で正午を知らせてくれたそうです。で、大砲なんで風向きによっては新発田まで聞こえたそうです(ま、そらそうだろうが近所の人は耳キーンてならんかったんやろうか)。初代は旧新潟大学理学部跡で二代目はこちらの二葉中学校の海側。さすがにドーンと五月蝿くて勉強にならんので町の中心に向けて撃たれていたのが海向きになったのだそうだ。ちなみに初代と二代目の大砲は現存せず、↑これは復元されたものだそう。
木の隙間から見えている青は日本海。
とても気持ちの良い丘です。
ニホントカゲが居ました。
尻尾が綺麗な青色で美しいトカゲです。
ニホンカナヘビのほうが懐くので結構よく飼うていましたが(笑)
見た目はやっぱり色が派手なほうが惹かれますねぇ。
新潟に越して来て、ものすごく目につくのは大きい石造りの彫刻とか灯籠、もしくはただデカイ岩、それに彫刻とブロンズ像、銅像、モニュメントがやたらめったら多くて目立つ。市町村などの記念碑以外にも民家や私有地に石碑とかバンバンあるし。陛下が訪れた場所なんかは勿論巨大石碑、なにか歴史的イベントがあった場所にも記念碑、なんとなく句碑、歌碑、詩碑とか、そりゃもうどっさりデカイ石造りブツがある。しかもものすごく新しいものが多いので新潟はバブリーやな、とつい感じてしまうんですが、この碑好き、箱好きはどういうヒストリーがあるんでしょうね。
川村修就像
1843年、天保14年に新潟港が長岡領から収公されて幕府直轄(天領)になったんですが、その際に初代新潟奉行になったのがこの方だそうです。しらん、、が、川村清雄の祖父といえば嗚呼あの人かと言うでしょう。どうやら御庭番(スパイ)としてキャリアを積んだ方だそうで、新潟の後は堺奉行大坂奉行長崎奉行とかなりややこし地域で奉行をされたそうだ。バックに水野忠邦がついていたそうで、御庭番名門の明楽家とも親戚筋、、なんか高橋克彦の小説にでてきそうな(あはははは)。この銅像は本人に似てるかどうかはしらんが、線の細い美青年風でありまして、プーチンな感じはない(笑)。
市島三千雄作 『ひどい海』詩碑
ひどい海からの抜粋
”白いペンキが砂に立つて。その灯台がたほれさう
日本海が信濃川を越えた
漁猟船の柱が河上へ走った
あれもこれも貧弱に北の冬に負けてゐる
その内俺は泣いてしまつてあやまつたあやまつたと風にお許しを願ふた”
たしかに”ひどい海”だとは思います。新潟から見る日本海は(あはは)。私の知る日本海は近畿以西の日本海、しかも旅行だけなので、実情は知らないんですが、、色んな詩や歌で日本海が”ひどい海”だとは見聞きしていましたが、ほんまに酷いのよこれが(笑)。和歌山の海も豪快に災害をもたらしたりはしますが、こういう”ひどさ”が無いですねぇ。なにが違うのか、、気象学とか海洋学的なことではなくて、心情的にナニかが違うような気がするのは日照時間とか紫外線量が関与しているように思えてならない。新潟島の砂丘から見る日本海は鬱鬱とした色の日が多いです。
そして蓑塚
芭蕉、、そういえば芭蕉も隠密疑惑がありますねぇ。
新潟はそういう拠点ではありそう。
ヒガンバナの咲いている期間がとても短かったです。
ワーブラーがたくさん居った。
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