ねのかみこふん
昨日一昨日の土砂降りで雪がほぼ消えました。しかしまぁ、土砂降りはないわな。
さて、
シリーズチバ9
我孫子を歩いております。
ハケの崖、手賀沼を見下ろす丘の上には子の神(ねのかみ)古墳群という、14基の古墳があります。円墳が13と前方後円墳が1。この写真が五号、墳丘がはっきりと残っています。この五号の周辺からは女性のハニワが出土している。
我孫子市オフィシャル
隣に四号も見える。
この場所は瀧井孝作が仮住まいしていたらしい、、
まさか古墳の上に住んでいたわけではなかろうが、そうだとしたらバチがあたると思うわ。そういえば、ガタもそうだけど、この子の神古墳でも古墳のところにお寺さんとお墓が建っていました。ま、たしかに古墳も墓の一種とみなされているのかもしれないが、古墳と普通の人の墓をごっちゃにするのて、、不思議な感覚だなぁと思います。うちの故郷は河内長野からほど近いこともあって、やたらめったら古墳がありますが、古墳は禁足地ですねぇ。やはり遠くに行くほど色々とプラクティカルになってくるように感じます。合理的といえば合理的。
こちらはお寺さんで、まさしくお墓の中に古墳があります。
で、これが十四号の前方後円墳だったと思うが、小さいです。
仏教のお寺さんで、
子之神大黒天延寿院
もう、、すんごくわかり易い名前ですが、逆にわかりやすすぎて真実は闇の中的なややこしさも感じなくはないですわね。まず、子ノ神は神社さんが各地に残っていますが、子ノ神という古墳も静岡や山梨にあります、名前は後付けなのでそういうこともあるでしょうな。そして、子(ね)はそのままネズミ、ネズミを使役するのは大黒天、大国主命(オオクニヌシ)ですわ。大国主命は国津神の一番偉いさんですから、地元の神さんということですわ。現在こちらは真言宗豊山派だそうで、なるほど大国主とは相性が悪くなかったように思います。ていうか、かねのわらじ、、という看板に
>ここの本尊子之神さまは、、、
って、もう、どっちでもイケる感もりもりですよねぇ。東は西とちがって、本気で混ざってしまっている寺社や修験が多いので、正味名前だけ変えたとか、下手したら登録だけ変えたというのも多そう。もちろん、西でも混ざってはいますが、基本的にお寺の境内に神社が併設されていたり、神社の境内にお寺が併設されているタイプが多く見られます。なので、神社自体が権現造とか、見た目で仏か神かどっちかわからない、というタイプはガタに越してきた当初は本当に珍しく感じましたが、ガタだけでなく、東全域に数が多いというのを実際に見てきて、これは、、本当に文化が違うな、と思うわけですわ。非常に興味深いです。話はずれまくりましたが、こちらのお寺さんの縁起をあちこちで調べてみましたが、神社が主なのかお寺が主なのか全くわからんような話がほとんどでした。この混ざり具合というか全てを吸収して融合していくのが非常に興味深いです。近年だとファーザークリスマスの聖ニコラスなんかもすっかり大黒さんと融合しつつあるので、となると大国主に吸収合併という方向かと思われます(あはは)
なんの話や。チバおもしろいです。
あなたの応援がエネルギーです↓
人気ブログランキング