大英自然史博物館3
ロンドン26
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自然史博物館に来ております。
イギリスが生んだ偉大な地質学者/自然科学者、チャールズ・ダーウィン
『種の起源』と自然選択説があまりにも有名なので生物学者だと思われているが、かなりの自然系オールマイティ博士。
そんなわけで、イギリス、自然史、となるとチャールズ・ダーウィンを避けて通るわけにはいきませぬ。
こちらのハト(ドメスティック)の骨格標本はダーウィンの私物だったもので、頭骨や竜骨突起などに博士の直筆の書き込みがされています。これが”自然選択説”を決定的にした証拠なんだそうですわ。
はわわわわ、、と、興奮しますねぇ。
オーデュボンの『アメリカの鳥類』
これこれこれこれ!!
縦1メートル、世界で一番高額な本(印刷)ですわ。当時200部発売されましたが、全4冊そろっているのは世界で120部だけ。2000年に全4巻コンプ版がクリスティーズに出品されて$8,802,500(975,361,012円)、2010年に今度はロンドンのサザビーズで初版完全版が出品されて、£7,321,250(1,045,227,488円)、2年後の2012年には知られていなかったセットがNYCのクリスティーズに出品、ここで120部目の現存が確認されて、$7,900,000(約8億5千万円)の値段がつきました。こんな風にバラにされて額装されて展示されていることが多いです。単純に1枚250万円(もちろんコンプしてるから価値があがるんですが)ま、こうなるとページをめくって楽しめんわな。
人類に初めて”人為的”に絶滅したと認識された鳥
それまでも人為的に絶滅した種はあっただろうが、人間が絶滅させた!と自覚したのはこのドードーが初だと言われていて、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』によって、その人間の悪行が伝えられつづけている、、というのはとっても有名な話です。
オオウミガラスの剥製
こちらも人間が絶滅に追いやった種として有名なもの一つ。オオウミガラスもドードーと同じように全く人間に対する警戒心がなく、1500年代から300年以上ダウンや脂肪の為に乱獲。数がすくなるなると今度は希少価値がついて標本が高値で売買されるようになって、さらに乱獲に歯止めがきかなくなっていくんですねぇ。さらに天災(火山爆発とか)で数が激減、激減したのに、さらに狩られつづけるんですわ(人間って、、)。で、1844年6月最後の2羽が殺されて絶滅コンファーム。その最後の2羽は繁殖中だったにもかかわらず、目先の金欲しさに殺されたというのは有名ですが、ほんま金のガチョウの話そのままですわ。これらの剥製はまさに人類の教科書の一つ、恥遺産です。
こちらには、剥製、骨格、卵の標本が所蔵されています。
カドガンギャラリーには鳥類学だけでなく色々な自然史分野の”トレジャーズ”が並んでおりますな。
ギャラリーからはみ出て
“Man in his arrogance thinks himself a great work, worthy of the interposition of a deity. More humble, and I believe truer, to consider him created from animals.”
― Charles Darwin
『種の起源』の初版本はもちろん、478のエディションと世界各国の言語で翻訳されたもの(もちろん日本語や点字も含む)が所蔵されています。ここに写っているのは初版本ではないです。
アラン・オクタヴィアン・ヒューム(Allan Octavian Hume、政治家/鳥類学者)の標本
東インド会社全盛期にインドの内務省に派遣されて、関税局長官、インド農業省長官を歴任、インド滞在中に集めに集めたインド亜大陸鳥類標本が102,000点。
他にも多くの自然史界のビッグスターの業績を見ることができます。まぁ、当時は技術やツールは今とは比較にならないですが、倫理的な制約や国際ルールがナニな時代ですし、自然科学系がなにやっても史上初、見るものほぼ全て新発見ですからねぇ。この時代の冒険記とかほんまワクワクしますな。ロマンですな。
あ、ミミズク発見
ここに
耳へちゃになっている(あははは)
建物の中を歩くだけでも、とても楽しいです。
ミュージアムショップにオーデュボンコーナーがありました。
買い占めたい(笑)。
とても有意義な時間を過ごしました。気合いはいるわー。
さて、本館(笑)にも寄っときます〜。
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