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きのふはけふのストーリー

Beautiful things don't ask for attention.

福島県立博物館・下

Posted by jube on   4 


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H23C, L14, RH76%, NW4m/s, 1006hPa, cloudy
夜中に大雨が降ってきまして、慌てて窓しめました。珍しい時間に起きてました。
昨日は若い衆と夕方鳥を見まして、とても楽しかったです。鳥の動きは鈍かったけどねぇ。
さて、きのうの続きです
私の心を鷲掴みにした「民俗」展示
七歳まではカミのうち、遊びをせんとや生まれけむ、小さな者の声
という3つのセクションに分類されていました。
びっくりするほど、文化の違いを感じます、オモチロイ〜。

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まずは会津というとオンバサマ
会津から猪苗代にかけて80ほど存在しています。多い!
もともとは在所の信仰でしょうねぇ、明治のアレの時に黒祀グループに入れられないようにとか、信者が多いので仏教か神道かどちらがか吸収して、権現さんか神さんかどっちかになっているケースがほとんどです。立膝をして老婆の姿がデフォ。土地により差異があるようですが、塞の神と同じく境界守護、結界(女性除け)、縁切り、安産、ポーズが如意輪観音と似ているので如意輪観音と同じ仏徳(現世の苦を取り除き、世間での利益や出世)、奪衣婆(疫病除、咳止め)、三途の川守りの派生だろうか、橋守護、極楽浄土など。

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こちらに展示されていたオンバ様はちょっと男か女かわからない感じの凛々しい像
どういう選択で信仰方向が決まるのかはしらないが、一体のおんばさまがいろんなものに効くという訳ではないようです。

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夜泣きの呪いとか片貝の小槌とか
萌える、ジャスト萌える

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根子町人形
この前讃岐で犬とセットになっていたのと同じデザインですやん。鯛に絡んだやつ。

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これこれ
鯛に絡むのは恵比寿様、と思わんでもないですが。
結構坂田金時とか唐子とか色々からんでいたりしますな。

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人形、こういう風に展示しているとカータリを思い出す
ほぼコケシ、という人形も多いが、信州で見た祝い事のあるときに首に縄つけてブンまわされて家に投げ込まれる道祖神に似ている人形もある。

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オボコ
さるぼぼとか、庚申さんによく似ている
全体的に関西でも見るような形状のものも多いが、使い方や呼び名が違う事がほとんど。なんとなく伝言ゲーム的な面白さがあるねぇ。2本線のズレは起点から離れるほどに大きくなる、ちゅうのと一緒か。

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猫の木彫りの人形
味のある表情やねぇ。

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イチコ
屋根の上に乗せるものです。形状からすると蛇儀礼のような感じですよねぇ。諏訪系の流れもあるっぽい雰囲気。そういえば、去年訪れた浜松市で見た”地の神様”を思い出します。やはり屋根や玄関口に印をするというのはティピカルですねぇ。

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ゴンタチの太刀
頭痛が痛い的なねぇ、、(笑)

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「鳥追い」
「鳥追い」という農作物を鳥害から守る小正月の行事
ガタなんかでは、雪で小高い円柱のステージが作られて子供達がその上で鳥追い歌を歌う「鳥追い」がありますな。レキハクなんかで映像資料が閲覧できます。
福島県ではさらに興味深い正月行事の「鳥小屋」というのがありまして、こういう鳥打ち小屋のようなものが田んぼに作られ、子供達が中に入って甘酒や食べ物がふるまわれたあと、無病息災を願い燃やされる。塞の神の行事と混ざってしもてますな。

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悪虫おくり
天下泰平五穀豊穣萬悪虫送り、田植えが終わった頃に害虫大発生が起こらないことを祈願して、とっ捕まえた虫を入れた虫かごやらと一緒に燃やす。基本、悪いもんは燃やすというのが共通処置のようです。

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このサイの神の迫力のあること!!
ガタでもあちこちに残っている小正月の塞の神のおまつりですが、大なり小なり形は違えど、基本的に御神木に茅やワラを巻きつけお札などをともに、できるだけ炎をあげて焼き上げる。うちの近所の白山神社でも正月に行われるのがこの塞の神のバージョンの一種やねぇ。この火で餅やスルメを焼いたり、燃えたあとの炭を顔に塗ったりすると病気にならないとか疱瘡にならないとか色々なパターンで災厄避け効果があります。こちらに展示されているのは三島町滝谷のサイの神で横木にオンベといわれる横木にしめ縄や紙垂飾りを渡しているのが特徴で、大変見応えがあった。
そして、子供達が主役になるというのもこちらの共通項のように思われる。子供はカミに近い存在という信仰があるようで、子供はカミとヒトの中立ができると信じられていることのエビデンスだと思います。いろんなお話でも現代でも子供の頃には色々”見える”といわれますしねぇ。
非常に興味深かかったです。もっと色々と知りたいですねぇ。またもうすこし調べてまた再訪したいとおもいます。
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jube

Welcome to all my guests. I am a serious birder and nature enthusiast that loves Birds, mammals, Nature, Books, movies, arts, and New England Patriots

4 Comments

ロンゲのオヤジ says..."No title"
昨夜は、寝苦しかったです
日本の梅雨ですね
土偶や人形って不思議な形してますよね
2018.06.09 19:33 | URL | #jsYRjXfs [edit]
リク says..."No title"
子どもたちが主役。なるほど~。
この写真の中でも、子どもが書いたと思われる書初め(?)がたくさんあるのは
そういうことなんですね。(違うかも(汗))

昔の伝言ゲーム、今ほど正確に伝わらなかったでしょうね。
だから、似ても非なるものがたくさんあるんでしょうし。
どこが発祥で、どういう風に変わっていったか辿れたら楽しいでしょうね。
2018.06.09 22:47 | URL | #- [edit]
jube says..."ロンゲのオヤジさん"
コメントありがとうございます
こちらも暑かったです。関西にくらべたらしれてますが(笑)。
土偶や人形、最近見れば見るほど実は作家が見えているままに作られたのなんでは?と感じることがあるようになってきました。面白いです。
2018.06.10 00:11 | URL | #t5k9YYEY [edit]
jube says..."リクさん"
コメントありがとうございます
そういうことなんだと私も思います!←書き物
今でも伝言ゲームは正確に伝わらないです!!!ただ、通信媒体が発達しているので発信元からダイレクトに末端に届くことが多いのでズレが少ないですよね。でも、道の駅で野菜なんかを見ていると、例えばSnap peaがスナックエンドウと書かれていることが多くて、スナップ→スナックにすでに伝言ゲーム、ってチョイとうけたりしてしまいます。辿れるものやおおよそ類推できるものもありますし、民俗学は自分で推理するのが楽しいんですわ。たくさん色んな土地でいろんなものを見て、いろんな文献を読んでいるとじんわりと見えるものがあってヤメられません〜〜。
2018.06.10 00:17 | URL | #t5k9YYEY [edit]

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