源平合戦古戦場
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H16C, L14, RH90%, WSE3m/s, 1016hPa, light rain
昨日はいい天気ではあったんですが、いつものごとく風がコロコロ変わりながらもベースが北風で少しひんやりして過ごしやすかったです。が、鳥の動きが少なくてやっぱり北風やなぁ、、とつくづく感動しましたねぇ。近所の公園でもコマドリがよく鳴いていました。
さて、
2018年:饂飩の旅 その12
屋島から一度下山して、琴電で琴電屋島→古高松→八栗駅
八栗駅から那須与一扇の的の史跡まで10分ほどです。
途中に『平家物語』『吾妻鏡』『源平盛衰記』などにでてくるヒストリックな超有名バトルフィールド、ここで戦いが繰り広げられたのは平安時代末期の元暦2年(寿永4年 )2月19日現代カレンダーでは1185年3月最終週。まさに833年前のこの週にここで歴史が動きました。
もう、大興奮
総門跡
平氏が安徳天皇の屋島壇ノ浦の行宮(内裏)ができるまでの待ち期間に、六万寺を行在所として、ここで門を構えて海辺の防御に備えた。まさにここ。壇ノ浦に行宮を移してからも南部の重鎮として防衛要所としていたらしい。
のちに高松藩主松平頼重がメモリアルに衡門を建てたのが残っている。
写真白赤の幟の背後にあるのがソレ。
なんとなく、しみじみと泣けてきますな。
うどん県では源平ロードとか義経ロードなどと名付けて歴史の名場面を訪ねるガイドマップなどを作成し、観光客誘致に努めているようですが、どのマップも義経が主役になったものが多くて私的にはちょいとばかしナニな気分になりますな。まぁ、義経は主役で美化して描かれることの多い耽美系稚児ですんでビジュアル的というか商業的に良いマテリアルなんだとは思いますが。
射落畠(いおちばた)
源氏の武将佐藤継信が義経の身代わりとなって、平家の能登守教経に射落とされた場所。
義経、武士(もののふ)というよりもゴツい武士に守られて大事にされてきた御姫様のようなイメージを受けてしまう。ゴツいおっさんたちにめちゃめちゃモテてたんやと思う。リャンメンプレーヤーなのでもちろん女性にもねぇ。
弓流しの跡
だいたい弓を落とすというのもひどい話の上に「これこそ源氏の大将九郎義経が弓よ」と笑われるのが嫌で、周りの静止を無視して弓を探したというナイーブで非常に恥ずかしいエピソード
笑われるのが嫌というもの幼稚だが、弓が弱いというのもアレよねぇ。今流行りの色白でガリガリの女性的な美しさをもつテストステロン分泌してなさげな”モテる”男性の姿とイメージが被ります。確かに遮那王と名乗っていて弁慶と出会った頃などは、女物のアウトフィットに黄金作りの太刀、薄化粧にまゆまで抜いて、髪を高く結い上げていたらしい。奈良や比叡でも”お稚児”として大人気だったようで、色白く、お歯黒、細い眉、遊女に混じって違和感のなさ、寝乱れた髪が艶かしく、楊貴妃や李夫人と並べて遜色ない美しい姿だと称される様は、まさに、男の娘(おとこのこ)。そして、現実的に当時の文化を考慮すると、メンタルにもフィジカルにもバイセクシャルだったのだと思われます。当時文化的に男女の隔てがゆるかったことですし、故に男性女性どちらからも愛をうけたのだろうかと。
むれ源平石あかりロードという名前がある通り
石材店がずらりと軒を連ね、その所々に古戦場がある。
総門跡、佐藤継信の墓、王墓、太夫黒の墓、射落畠、菊王丸の墓、弓流しの跡、州崎寺、祈り岩、景清の錣(しころ)引きときて、おまたせいたしましたメインエベント
駒立岩(こまだていわ)
那須与一が祈り岩で
「南無八幡大菩薩別しては我国の神明日光権現宇都宮那須湯泉大明神願はくはあの扇の真中射させて賜ばせ給へ `射損ずるほどならば弓切り折り自害して人に二度面を向くべからず `今一度本国へ迎へんと思し召さばこの矢外させ給ふな」と祈ってから、この岩まで駒(馬)を進め、そこから扇の的を射たと伝わっている。
扇の的は現在は水門があるあたりだそうだ。残念ながら駒立岩に立つと民家が邪魔で扇の的は見えないが、この説明看板がある場所からは駒立岩と扇の的両方を見ることができる。
結構遠いです。これで波で揺れる扇となると、絶望的に当たらなさそうに見えました。もう神頼みしかないですなぁ。平家の皆が敵ながらすごいこっちゃと舷を叩いて感動した様子がまぶたに浮かぶようでした。
来てよかった、、(感涙)
さて、まだ2時間ほどあるのでもっぺん屋島に登ります。
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2018年:饂飩の旅 その12

ポコちゃんが見せてくれた扇の的の幻

駒立石の手前にある祈り石はレプリカ。
本物はこの写真を撮っている四角のちかく、民家の庭石か?というようなビジュアルで絵的にナニな感じ。

駒立岩のあたりもやたらとゴミが目立って
本当にしみじみと涙を誘う。
満潮時には岩は見えなくなるそうです。潮見表を見ていく方が良いかと思います。

カニがぎょうさんおった

いやほんま、遠いねんて
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2018年:饂飩の旅 その12