神社ではないお稲荷さんです

2017.04.17 09:00|away-soul
アンケートにご協力ありがとうございました。
さて、
シリーズは・まなこ11



静岡県を出てお隣へ
愛知県豊川市にある曹洞宗のお寺さん、豊川稲荷のお狐さんたちに会いにきました。
母狐に抱っこされている小狐がかわいい(むふーーん)

IMG_9349.jpg

程よく短い距離の非常に魅力的な門前町がありましたが、まずはとりあえず豊川駅から寄り道せずに到着。
「豊川稲荷」!!!とものすごく立派な石が!
正式名称は
「円福山 豊川閣 妙厳寺」(えんぷくざん とよかわかく みょうごんじ)
嘉吉元年(1441年)ファウンダーは東海禅師、ご本尊は千手観音様。
そして、境内の守護に吒枳尼天(だきにてん)がいらっしゃるので、ま、ダキニというと白狐に乗ってますんで、稲荷神と早い時期に習合してしまっています。ちなみに稲荷神のほうは秦氏の氏神でほとんどが宇迦之御魂神(倉稲魂命)、豊宇気毘売命などのイネ、イナ系神様がお柱になっている。狐は神社の方でも眷属、狐は古語でケツ、なので御饌津神(ミケツノカミ=宇迦之御魂神の別名)か御食津(ミケツ)→御狐(ミケツ)もしくは三狐(ミケツ)と変化したということかと想像するのがベタで王道かと思うが、どうだろう。

IMG_9351.jpg

習合しているのでバッチリ境内に立派な鳥居があります。
もちろんこちらも明治のアレのときに鳥居撤去、騒ぎ終息後再建されています。だいたい寺院の鎮守に神社、神社の鎮守に寺院というのは本当によく見る日本的に自然な思想かと思う。が、混ぜすぎも政治的に利用しづらいのか、今までに何度か無理にひっぺがして信仰をわかりやすくしようとする為政者がでてきましたが、結局上っ面だけ剥がして別もんを乗っけて、本体がわからんようになってややこしいことになってしまうと、、。なんだかんだいって文献や古文書が残って居たり、本尊などが残っているとまだある程度はたどれますが、だいたい分離させなくても大モトがわからんようなぐらいに癒着した寺神も多いので、、剥がしたら死ぬことも多いのは必然かと。
寺宝館は残念ながら休館中。
今川義元が寄進した山門はこの写真から右枠外にあり、山門からまっすぐに法堂(いわゆる本堂か)があってこのお山の本体はそっちで見応えもすばらしいんですが、本ログは”稲荷”に特化させることにして省略。

IMG_9355.jpg

実際、本堂よりもずーーーっと立派に見えるThe 本殿
堂ではなく殿ですねぇ。

IMG_9357.jpg

キツネですが、超短毛筋肉ムチムチです。
大本殿の横、豊川いなり大本殿の立て札に少し情報を加えて私フィルターで説明すると、
豊川稲荷開山の東海義易は鎌倉時代の禅僧・寒巌義尹(順徳天皇の第三皇子・後鳥羽天皇が実の父説もある)の法孫(6代目の仏弟子)で、東海禅師が妙厳寺を創建する時に、寒巌自作の吒枳尼天像を山門の鎮守として祀ったのが、いつのまにやらものすごいこと信仰を集めてしまったと。ちなみにご本尊の千手観世音菩薩像も寒巖禅師伝来。
 豊川吒枳尼天の姿は、白狐の背に乗り、稲束をかついで宝珠を持ち、岩の上を飛ぶ天女の形でお札は授与所にて授かることができる。現在では荼枳尼天を勧進している寺社の最大手がこちらかと思う。
本殿から右手の階段をおりて、霊狐塚に向かいます。

IMG_9372.jpg

ぐへへへへへへへ
この表情!!もらい笑いするねぇ。
微妙に全体的なフォルムと顔が鳥山石燕の鉄鼠を思い出させるので、ネズミに見えてしかたがないお狐さんが目立った。石も同じような新しさだったので多分作者が同じかと思われるが、、。

IMG_9375.jpg

こちらはこれまたつのだじろうのうしろの百太郎に出て来そうな顔
キエーーーーって言いそう。コックリさんとかしたら出てくる感じ。

IMG_9377_20170411171629676.jpg

こちらの豊川稲荷さんにはレジェンドがありまして、東海禅師が妙嚴寺開創の時に一人のお爺さんがボランティアし、大変よく働いた。自称平八郎。
自称平八郎の持ち物は一つの小さな釜だけ。その釜一つで飯を炊き、菜を煮、湯茶を沸かした。単にオールマイティーな鍋釜かと思いきや、実はバケ釜で1人分から数百人分まで、この釜一つで間に合ったらしい。そこである人が一体どのような術を使っているのかと尋ねると、自称平八郎はにっこりと笑って
「私には三百一の眷属がありますので、どんな事でも出来ないということはありません。又どんな願いも叶うのです。」と言った。
自称平八郎は、東海禅師の遷化(遷移化滅/高僧が亡くなること、ちなみに入滅は仏が亡くなること)と当時に姿を消し、あとには翁が使っていた釜だけが残されていたそうだ。レジェンドには一言も平八郎=狐と明言してませんが、どう考えても怪しい平八郎、今だったらエスピオナージか忍者か、そこらへんかと疑われるところですが当時は口にださんでも狐の親分だろうと無理くりにそういうことにしたんでしょうねぇ。理解できんことは神仏妖怪に丸投げ。
そんなんで、豊川荼枳尼天は平八郎稲荷というニックネームが一般化しているらしい。

IMG_9401.jpg

境内にずら〜〜りと並んでいる幟
こちらで自著できるシステムで飛び入り歓迎型
2000円ポッキリ(だからバチ当たり発言はやめよう)
これは、なんかとりあえず寄付したくなりますねぇ。

IMG_9415_20170411081308af5.jpg

豊川稲荷、荼枳尼天日本重要拠点は非常に興味深かったです。
稲荷神とかなり違う印象を受けました。やっぱり来てみないとわからんもんやね。
大満足。
さて、豊川門前町を歩いてみましょう。実はくるまでにとっても気になる品が目にはいってたんです。
シリーズ続きます!
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