ぽんぽ子と天恵菇

2017.03.12 09:00|books
「この家には、悪はありません。」

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川端康成『眠れる美女』
新潮文庫『眠れる美女』『片腕』『散りぬるを』の3作、三島由紀夫のあとがき。
『眠れる美女』は端的に言いますと、エロ老人が素っ裸で薬物投与により眠らされている意識の無い若い美女を撫でくりまわして弄くり倒し一晩添い寝するという肉布団サービスが受けられる”眠れる美女の館の”話。主人公の江口老人は、自分はまだ”出来る”というのにプライドを持っていて、他の男性としての能力の無くなった”老人”たちが眠らされた裸の女性を拝み奉り神様のように扱うのに或種の嫌悪感を抱きながらも、自分自身が同じように撫でさすり自分自身の思い出を回顧しているだけだというのを棚に上げている。5部構成になっていて、その1は10代の”なれていない”女性、2では1の女よりは”なれた”女性、3は16歳ぐらいの見習いの”小さい子”、4は2人同時で体臭のきつい野蛮な黒い子と優しい白い子。設定だけシラーっと書くとどんな変態小説か?という感じですが、これがもう耽美の極致。実は大昔に自分がお年頃(本書の眠らされる女性と同じ年頃)だった頃に読んだ時はこの味がまったく理解できませんで、なにやら自分が撫でさすられたような気がして気色悪っゾワっとしたんですが、今、読んでみてえらいハマりました。枯れてみないとわからない美というか、客観視することによってのみ昇華される美というか、、。これは川端康成文学の真骨頂だと言うていいでしょう。耽美を理解するには読者としての経験値、レベルをあげる必要があったんだなぁ、と再認識させられた逸品。至福の読書体験です。私と同じ歳頃でもブリブリに現役で若く枯れていない女性が主観的に読むと「気色悪っ、ぞわっ」と思われる可能性が高いと思いますので万人向けとはいえないかもしれません。コンテンポラリーアートに近い。つい忘れ勝ちな”若さ”の思い出を思い出させる、なんとも寂しくも美しい、定期的に読みたい作品。

高田崇史『七夕の雨闇』
装丁にマグパイ(カササギ)のシルエット、七夕でカササギは天の川に翼で橋をかけるキューピットな役割なんですが、ともかく詠む前からワクワクしました。で、毒草師、相変わらずブレのない失礼キャラで面白いですが、ちょっと常識的になったような感じを受けた。本書でもちらりと会話の端々にタタルと奈々ちゃんが出て来るが、QEDが軽くなった分、こちらにタタルが移ったような気がする。カササギは国立環境研究所によると朝鮮半島から人為的に持ち込まれ野生化、最古データは598年に輸入記録があるらしい。ガタでは繁殖記録もある。そして、毒はもってないです。毒を持つ鳥として知られているのはHooded pitofui(ズグロモリモズ)、Northren variable pitofui(カワリモリモズ)、Southern variable pitofui (和名不明)、Blue-capped Ifrita(ズオオチメドリ)、Little shrikethrush(チャイロモズツグミ)など、ピトフーイは6種中5種までが有毒らしい。皮膚や羽毛に含まれる毒は神経毒ステロイド系アルカロイドのホモバトラコトキシンで捕食する甲虫やカエル由来と言われている。ということで、カササギに毒を持つ甲虫やドクガエルをフィーディングすることにより毒鳥を作ることは出来るかどうか、、というのは分らんが、何百年もかけてものすごい数のカササギを飼育しながら毒に慣らし、毒に耐性のある個体だけをブリーディングしていくことにより人為的な毒鳥を作ることは可能かもしれない。どれだけの数の屍のうえに本書にでてくるカササギの番が居るちゅうことです(もちろん”小説”ですんで、不可能はありませんし、ご都合でなんとでもなります)。ともかく、そうなると、折角なので毒草師助手の百合さんとか、最初のビクテムになる能楽師竹河幸庵が毒人間(皮膚と髪の毛に毒を持つ、Xメンに出て来そうな感じ)やってもええんとちゃうんか、、と。
ま、そんなどーでもいいことを考えさせられました。そしてちゃんと高田本らしいすべてが”鉄”に繋がるお約束で安心感のある筋は面白かったです。

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ねこまき『ねことじいちゃん』1、2
マンガです。妻に先立たれた爺さんの猫との日常。どの地方の設定かわからないんですが、蛸ばっかり食べていたというエピソードなども出てくるのと言葉の感じからイメージしてしまっているのが名古屋の日間賀島、、なんとなく名古屋弁よりの三重弁のようなイントネーションで脳内再生してしまいます。ものすごく和む良いマンガだった。これはほっこりしたい人におおすすめ。ちょっと泣けます。

さて、最近で一番お気に入りの定食屋

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ポンポ子
鳥屋野潟エリアで鳥見の途中でちょっと寄れるのがツボ。名前も素敵(あははは)。
駐車場がせばいのでナニですが、客の回転が非常にええです。
なんせ盛りが非常に素晴らしい。

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私的ベスト1がメンチカツ定食
目の前であげたてホヤホヤ(注文してから揚げるので10分ほどかかります)
直径10センチぐらいのメンチカツが2つ、飯(少なくしてもらう事も可だが、美味い米なのでてんこ盛りでもぺろりといけます)、小鉢、こうのもの、みそ汁。790円

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揚げたてのメンチカツ、超ジューシーでめちゃくちゃ美味いです。
もーーたまらん。大満足。

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2位 唐揚げ定食 
3位 五目あんかけチャーハン(普通盛)
唐揚げはもう激ウマ、かなり大き目で直径5〜7センチの塊が7ヶ、ちなみにメンチカツから揚げ定食(メン1、カラ3)というのもある。が、私、ばっか食いなので同じモノばかりどっさり食べたい(笑)。
五目あんかけは普通盛でコレ、大盛り(820円)にするとものすんごーーい大盛りで皿からどれてます。みそ汁と沢庵付き。優しい味で、最初の一口は「ガタ的パンチのなさっ」と感じるんですが、段々美味しくなってきて、もーパクパクとまりません。私の苦手なブタキモが入ってたんですが、どないに処理したもんか臭みがゼロでシコシココリコリと歯触り良く大変美味しゅうございまして、目から鱗がばっさばさおちました。バカボンのパパのように毎日レバニラ炒めが食えるようになるかもしれません(笑、ニラが嫌いだから無理か)。

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レジにサルノコシカケ、磨いてある。
大きなサルノコシカケをとってきて、磨く、、というのは茸狩りとならんでポピュラーな行動らしい。
茸、というと、

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ウオロク(スーパーマーケット)の魚沼産八色てんけいこ重
「ファベックス惣菜・べんとうグランプリ2017」の地方食材・調理法部門で金賞受賞したそうで、もー、ウオロクの弁当売り場でかなりの売れ具合なので、私もいっぺん食べてみようと買ってきました。スーパーの弁当というと海苔弁が250〜298円というのが相場で(ギルティ感抱くほど安くて美味いです)、唐揚げ弁当やトンカツ弁当でも398円、その中でシイタケの丼が580円となるとかなり高額感があります。が、てんけいこ(天恵菇)自体が肉よりも遥かに高いので理解はできます。

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八色天恵菇(やいろてんけいこ)という直径15センチぐらいになる椎茸の品種で、普通の椎茸より旨味成分が4倍含まれ、所謂椎茸臭があまりしないのが特徴なんだそうだ。初めて食いましたが、ポートベラ(portobello)マッシュルームにとてもよく似ている、、というか一緒やと思うんだが(私のヘボ舌比)。私的にはトンカツも卵でトジて煮てあるのが好みなので、衣が汁をすってぶよぶよなのが美味い。ただ、飯がねぇ、魚沼産コシヒカリですが、もーーーギュウギュウにズッシリと詰めてありまして、ものすんごくボリューミー(飯が)で具とのバランスがねぇ、、ちょっとナニです。押し寿司かっ、というほどギッチリミッチリ詰まってまして、、もそっと少なめでフワフワさせたほうが美味いんではなかろうかと思う(私比)。ただ、ガタマーケティングを考えるとギュウギュウのほうが受けがいいのかもしれないですねぇ、まだ”ガタ好み”がサッパリわからんのですが。
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