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きのふはけふのストーリー

Beautiful things don't ask for attention.

2016年総括

Posted by jube on   4 

丸一年ガタで過ごした今年、毎日が発見と驚きの連続で、
あっという間でした。まだまだ知らない事盛りだくさんですし、興味は尽きないですねぇ。
2016年総括



なんちゅうても白い鳥フィーバーでしたねぇ。コウノトリは放鳥GPS個体なのでナニなんですが、それでも来てくれてものすごーーーーくうれしかったですし、野生のソデグロヅルには大感動でした。



いやもう、やっぱりツルっていいですねぇ。
でかいし(笑)
平成28年のテーマは ”発見”でした。
1. 己を知る為の心身両方からのアプローチ強化
2.1に付随するが新しい分野にも目をむけてみる
3. 文章を短く完結にまとめる。
モノノ見事に全滅です(ぎゃはは)。発見は慥かにたくさんありましたが、新しい分野というよりも元々の専門分野の掘り下げに大部分の労力を割き、さらに新しい分野とかはっきり言ってアホですね、無理も無理。だいたい一日300時間ぐらいあるかのようなレゾリューションにするのがオカシイ。シンプルにミステイクです。、ま、来年にフィードバックしようと思います。さらに”3”はもう何年も同じ目標にしているにもかかわらず、万年ダラダラ文章マンという体たらくですねぇ。反省し、来年に持ち越そうと思います(笑)。
劇場系は良く考えると今年は新国立のくるみでスタートしてラストが先日のくるみでのシムキン王子リフト(笑)、映画館ではクマカワKバレエを数本みました、便利ですねぇ。それにkitaraで偶然聞く事ができたグラーフ指揮札幌交響楽団も印象に残っています。映画はやっぱり色んな意味で”ぼくは明日昨日のきみとデートする”を1に、ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影はファンとして2位に(笑)、キャプテンアメリカ:シビルウォー、The Martian、レヴェナント、ハドソン川の奇跡、ブリッジオブスパイ、スポットライト世紀のスクープ、ヘイトフル8、エージェントウルトラほかにもおもろい映画がたくさんでした。そして今年もスターウォーズとゾンビで〆と(あはは)。
そして本、去年12月のデルフィニアでスタートした茅田砂胡ブーム、2月にはすべての茅田既刊本を読み尽くしまして、悶えました(笑)。北森鴻、乾石智子も今年の収穫でした。親鸞、長野県ブームもきて関連書を読み漁り、マンガもぼちぼち手を出せる余裕がでてきたのも嬉しいです。ブクログを始めたのでブログと合わせて整理がつくようになりました。ダブり買いが減ったのと、続巻情報などが知らせてもらえるようになって便利になりました。ブクログだけでなくこれからどんどんソーシャルメディアをもっと有効に随時利用したいと思います。
鳥に戻りまして、遠征でエゾフクロウシノリガモフィーバーも悶えましたが、2016年はなんちゅうても1年間鳥屋野潟を中心に定点観測146種マークしました。特にシーズンとーしてたくさんのツガイを観察し、営巣もモニタリングしてとても有意義でした。その中でもこの3ファミリーが思い出深いです。



4羽の雛を立派に巣立たせたトラフズクファミリー

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卵の時分から観察したので最初の1羽目、4羽全員フレッジした時、
初めて飛んだ日などは目頭が熱くなりました。



コアジサシコロニーでの観察
優しい人々に見守られて、がんばってました。チョウゲンボウやトビ、カラスなどいろんな外敵、それに車や単車なののビーチ暴走族などの脅威、そして天候、まさに”野生の王国”フィルムになるような過酷な子育て、日本全国でコアジサシのコロニーが激減しつづけているそうです。初めてコアジサシコロニーを実際にモニターして、慥かに現代日本では難しいタイプの営巣地だと実感しました。



エナガ団子!
エナガは3ファミリー、巣場所の選定、巣建築の最初から観察を続けたので、巣立ちの日には思い入れも一入でスッカリ育ての親ならぬ、観察の親と化して(あははは)、目頭を熱くしました。
そんなんで、ミッチリと過ごした1年でした。

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お正月の準備も紀州とは全く違いまして、大変興味深いです。
しめ縄も全く違うし。小さい輪に熨斗がついたのも定番のようです。
お年賀はタオル、熨斗紙を付けた3〜5個入りのお年賀配りらしきものもコンビニですら売られています。誰が何時どういう場面で配るのか気になります。真っ赤な仏壇&お墓用ローソクも相変わらずぎょっとします。
まだまだ知らん事だらけです。
とうとうガタバーディングも2シーズン目に突入、知り合いやお友達も増えて、いろんな事を教わっています。今年の話題は春から”新之助”でしたねぇ、苗を植える前からよく話を聞きましたし新銘柄が市場にでるまでの苦労はほんとに聞いてるだけでも大変なものだと解ります。今年は米作全般大豊作で値段は控えめで買う方は嬉しかったですが、来年はどうでしょう。米だけでなく色々な生産物があってすべて、素晴らしくも大変な仕事だと思いました。
車の運転にもちょっと慣れてきて行動範囲も微妙に広がってきました♪とはいえ、まだまだ怖いので超安全運転(ま、遅すぎるってヤツですが)で他の車にはムッとされているのは解っていますが、、道が細いから怖いねーーん!(笑)。ともかく、今年も無事に終了間際です。
今年も本当にお世話になりました、関係者各位様様ありがとうございました。
正月休みなし、帰省できません。みなさん元気で過ごしてください。
良いお年を!

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クラーナハ父、テンプテーションなのよ

Posted by jube on   10 

東京ミッシリくるみ旅2016 その6

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夜の国立西洋美術館
世界文化遺産登録を記念して土曜は夜8時まで開館、というニュースは観ましたが、、
金曜日もやってるとは知りませんでした。彫刻のライトアップも11月だけのような事が書かれていたんですが、嬉しかったです。
影がもう、たまらん。

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ロダン 地獄の門
この作品はスカーっと晴れた太陽の下でみるよりも、こんな暗い所でみるほうがええね。
じーっとみていると、ゲートがギギギィィィと開いてしゅるしゅるーっと吸い込まれそうです。

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同じくオーギュスト・ロダン
カレーの市民
カレーといっても食べるCurryではなくて、フランスのカレー(Calais )、いや、わかっとるわ!というツッコミが聞こえてきますが(あははははは)。カタカナておもろいですよねぇ。Curry(カリーRのリ)と Calais (キャリに近いかなぁ、)は全く違う発音ですが、カタカナで書くと全く同じ。このカレーの市民に於けるロダンの方向性て、日本人の琴線に触れるだろうと、誰でも想像できるねぇ。

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エミール=アントワーヌ・ブールデル ハーキュリーズ・ザ・アーチャー
この角度で撮るか、と、自分に問いながら(あははははは)ブルーデルといえばこの射手のハーキュリー(弓を引くヘラクレス)ですねぇ。The Metにもきんきらきんのんがありますが、このブールデルの手がもっそい好きです。
この時間帯、なんもフィルターとか使わずにコンデジで露出とか基本的な数値をいじるだけでオモロい写真になります。逢魔といいますが、この光線がミソなんでしょうねぇ。太古の視力には現代人とは違う光線が見えたんだろうと思います。私なんぞはカメラなどの機械をつかわんと光は掴めませんが。

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どうもコンクリ箱が文化遺産、、といわれてもよくわからん年寄な私なんですが、
文化遺産に登録されれば維持費とかグラントがごっそり、、文化遺産という肩書きの集客率もごっそり、、ってなるんでしょうか。素晴らしい所蔵品にすばらしい企画展をいつもやってますが、混んでないところも大変嬉しいです。いつもなんで都美だけがあんなに混んでるんでしょうねぇ???今回も都美のあの企画も素晴らしいとは思いますが、他の館も大変すばらしい企画なのに、、ほんまこの集客差の理由が知りたい。

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昼間に再度西美
前を通るたびにとりあえず入りたくなります。
時間の赦す限り入り浸っていたい、、
上野駅に近いし、寄りやすく時間コントロールしやすいのもツボですわな。

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オーストリアのウイーンにある美術史博物館(Kunsthistorisches Museum)などからゴッソリと出稼ぎ中のクラーナハ父。Kunsthistorisches Museumというと世界最大規模のブリューゲル所蔵館、、それにフェルメールの”画家芸術”(画家のアトリエ)もKunsthistorisches Museumにあるんですよねぇ、the Czernin family(チェルニン家)に再返還されるかもしれないそうですが、、。

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ユディトの顔出しパネルが、、しかもホロフェルネスのところにも顔だせます。ええんやろうか、、。
もちろん美術史博物館だけでなく、個人蔵も含めて世界各地からクラナッハ父作品を中心に関連作が集められております。特にTimeless Ambivalence: Aspects of the NudeとPictorial Temptations: The Theme of “Power of Women”のコーナーはすばらしい企画やと思いますねぇ。ぴちぴち美女と鼻の下のばしてでれでれのオヤジモチーフが眼につきまして、古今東西健全な人間のナニな部分を感じます。生物として、やっぱり草食系やら絶食系やらは不健全やとおもいますねぇ。欲望は醜くそして美しく、魅力的なんですわ(どないや、それ)。それに私、信心はない罰当たりモンですが、宗教美術は大好きなんですわ(罰当たり度さらにアップ感ありますが、笑)。ともかく、日本でもキリスト教や仏教が在所の神さんと混じってちょっとナニになってますが、キリストさんの本拠地っぽいヨーロッパなんかでも結構在所の古い宗教観とまじってたりするんですよねぇ。こういう絵画をみていると美術的な価値だけでなく、そこらへんのこともモンモンと考えさせてくれます。1500年代の大らかさとか諸事情が直球ズバーーンです。

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ルーカス・クラーナハ(父)の展覧会ですが、気になったのがルーカス・クラナッハ(子)のディアナとアクタイオン(1550年頃の作品、もちろん会場の作品は撮影禁止なので絵はがき、因って画像悪いです)、女神の裸を見た所為で鹿にかえられて、自身の猟犬に食い殺されるアクタイオンなんですが、この右足にニューロンがついてる、、、と実物を観た時に思てしもたんです。拍車なんですが、もー、どうみてもニューロン(神経細胞)に見える、1550年にニューロン、た、、タイムトラベラーか?!、とまぁトンデモな話をついつい妄想してしまったのでした。時間があれば是非、西美のクラーナハの展覧会、最後の方のこの絵を見て”ニューロン”を観てほしいです(あははははははは)。いやほんま、ニューロンやし(しつこい)。

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モーソーモーソー♪
東京ミッシリくるみ旅2016、年越してつづきます。
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冬の寝床作成中

Posted by jube on   2 

東京ミッシリくるみ旅2016の途中ですが、ちょっとブレイク
鳥屋野潟です。



キツツキ達の目立つ季節になってきました。
コゲラが一所懸命に寝床を掘ってました。

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30分以上ぶっ続けで削りどついて掘りまくり、
なるべく作業場所から離れないように、
「ここは私のテリトリーなのよ〜〜〜」とギーギーと啼きながら、いそいそと食事をし、
また戻って来て掘っています。
良い場所はメインテインして確保しないと、直ぐに横取りされますもんねぇ。

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オジロビタキもコゲラの建築現場から近い所で啼いてます。
ギーギーネジ巻的で、似てないこともないが全く違う鳴き声、
阿藤海と加藤愛、寺尾と逆鉾ぐらい違う

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見返り美鳥オジロビタキ
それはそうと美人て最近男女差なく美しい人を指す言葉として使う傾向があるそうです。こうして言葉は変化していくんでしょうが、だいたいにして美人なんだからどこにも性別を特定する要素がないんで、まぁ、ええとは思います。女性に”男前”と言うよりは男性に”美人”というほうが理解の範疇かと。男性に”美女”となるとややこしくなりますが。



山の方は雪
この日はモズが目の前で狩りをしまくっていたんですが、、、
ゴ◯ブリをたくさん食べてました(ひぃいいいい)
まず第一に、ノッパラでローチが居るというのが気持ちわるい。
私、昆虫は大好きなんですがこのローチ類だけがどうしても生理的嫌悪感が(ぐへぇ)。可愛いモズーズがパリパリと良い音させて黒いのを頭からかぶりつく、、、その音が耳に残ってゾワっとしつづけてしまいました(涙)。

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鳥屋野潟の南側でヤングのオオタカが一羽、
釣り糸に絡んで死んでいるのが発見されまして、最近毎日みている女池のオオタカちゃんかと心配していたんですが、ちゃんとその日にもヤングオオタカが来てました。同じ個体なのか、単にテリトリーが空いたので直ぐに別の個体が入り込んだのかは解りませんが、絶え間なくいつもオオタカが観られています。

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毎日あきずにカモたちをゴスハラ(ゴスホークハラスメント)をするヤングオオタカ。
小鳥たちにもかなり嫌がられています(笑)。

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この日はなんと42羽のオナガの群が来て、
逆にヤングオオタカにオナガハラスメントしていました、
もーーうるさいうるさい(あはははは)。
色々プチドラマが盛りだくさん、鳥屋野潟です。
コゲラの寝床、完成が楽しみです。
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ツベツベピカピカツプツプ

Posted by jube on   6 

東京ミッシリくるみ旅2016 その5
恩賜上野動物園に来ております。

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雲1つない青い空、
何のきなしにケータイで天気予報を見てみたら、ガタは”雪”になってました。
青空の有り難みが身に染みます。ビバ太平洋側(笑)。
両生爬虫類館(ビバリウム)の壁がとても素敵。
鳥を見てまわりながら、他の生き物の前も通るとなると無視もできませんわな(笑)

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コビトカバ
年々確実に生息数を減らしつつある、絶滅危惧種。
カバの祖先みたいな種類ですねぇ。
尻のツベツベ加減がすごいです、なんかもうパッツンパッツン。

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よくみると、毛穴から水がたまになってプツーンと出て来ている、、、
なんとなく、目が離せない。
カバも居ましたが、カバというと私の子供の頃に私のアイドル的存在だった西山登志雄さんという”カバ園長”がこちらのカバ舎出身。テレビでよくカバの奥歯に詰まった草をとったり、歯ブラシしたりなど衝撃的に興奮するような番組をみたものです。

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しりしりしりしりしりしりしりしり
と、地面を舐め続けるコビトカバのオス
テカテカでかわいい。
三つ子の魂百までってやっぱり良く言ったもんで、インプリンティングの一種なんかもしれませんが、私のカバ似の人好きなところは西山カバ園長によるところが大いにあるかもしれません。

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動物医療センター

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ヒガシクロサイ
クロサイは厳密に言うと4種に分かれていて、こちらのヒガシクロサイはDiceros bicornis michaeli、2011年発表で740頭、全世界の動物園などで人工的に繁殖させて個体数を増やす試みは続けられていますが、毛沢東が漢方薬としてサイの角を奨励したお陰で需要が爆増、狩って狩ってかりまくってしまい、さらに末端価格キロ600万円で売買されることもあり、密猟が絶えないそうです。保護活動はサイ種全部では5000頭を超えたようで、それなりにがんばってはいるようです。が、2011年にDiceros bicornis longipes(西アフリカクロサイ)は絶滅宣言。私が子供の頃は密漁予防に角を削られたクロサイの報道がよく観られましたが、そんな角のかけたオスはモテない、子孫が減る、頭数少なくなり、より高額になり、、密漁増える、と、涙も枯れるような状態。忌々しい話です。他の種族を絶滅させることに全く禁忌のない人々というのはどうしようもない。

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こんな可愛くないシールでもいいので、
鳥屋野潟の図書館の窓ガラスに猛禽シールを貼ってほしいです。
被害者(鳥)が定期的に出ています。

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キリンがキリンな食べ方をしていた。
それはそれは長い首に長い舌を出して、高枝の葉っぱを食ってます。
子供の頃に某動物園でこのキリンの舌で顔をベロリンチョと舐めづられたことがありまして(笑)
ネトネトのズルズルになったのを未だに覚えてます(笑)。

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う、、ハシビロコウのぬいぐるみ
しかも紫色やし(笑)
ハシビロコウに釣られ、上野動物園の動物リストかなにかあれば購入しようと店内へ
リストは無かったんですが、

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かっちょいいイーグルのキーホルダーを発見した。



パイちゃんを思い出した。
2009年生まれのハクトウワシ、幼い頃に怪我の為保護されて治療され野生に戻す試みがなされたのですが、結局異常なぐらいの”人間好き”の為、施設に戻ることになりました。今ではその”人間好き”の特性を活かし、イーグル啓蒙活動に働いています。

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上野動物園
思っていたよりもずっと楽しかったです。
それに生き物達が大変リラックスしていたのが印象的でした。
ま、涼しくて人も少なく静かだったのもあるのかもしれませんが。

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東京ミッシリくるみ旅2016つづきます。
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おもろい鳥たち

Posted by jube on   6 

まぁ、なんていいますか、、今日27日から来年3日までずーーーーっと雨予報がでているガタです。滅入る、、。これこそガタて感じです。私も長靴を愛用するようになりました。便利ら。
さて、
東京ミッシリくるみ旅2016 その4
恩賜上野動物園です。
タンチョウヅルやホオカザリヅルやヘビクイワシなどレアで足の長い鳥を観た後、猛禽の方へ。
猛禽もどっさり展示されています。

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上野の猛禽のヌシさまです。
このダルマワシは1971年に来園、以来45年上野動物園で暮らしている猛禽舎の中で一番の古株だそうです。
ただ、長く生きる事が”良い事”と言うならば、動物園は多くの生き物に素晴らしい場所となるでしょうねぇ。動物園の生物は野生化で生きるよりも遥かに長生きする傾向にあります。もちろんミサゴなどのようにキャパティブに向かない種も居ますし、そしてもちろん動物園暮らしやケージ暮らしも向き不向き、個体差もあります。某過激派団体のようになんでもかんでもケージの中の動物を放つというのは間違いです。第一にその生物の生息区域でない場所で放つというのが間違い。最近は動物園生まれ動物園育ちの個体が増えてきましたんで、野生で暮らした事のない個体をいきなりリハビリなしで放すのも種族によっては虐殺。ヒューマンインプリンティングされている個体もNG。なにをどういう考えかたをするのかわからんが、知識もないのに思い込みだけで断じて言うだけならともかく、行動するというのは大迷惑かと思う。ともかく生存率は数字に出せますし、さらに幸せかどうか、、というのは誰にもわからんもんやと思います。人も色々、生き物も色々。
ま、写真に撮るのには野生下のほうが、私の好みですが、それも人間のエゴなんでしょうねぇ。ご飯の心配も外敵の心配も無い、繁殖期には嫁さんお婿さんも用意してくれている種も多いです。しかも、育児拒否すれば人間がかわりに育ててくれるしねぇ、、。のんびりとリラックスした鳥の顔も結構いいもんだ、と最近思うようになってきたのも生き方について考えるようになったのと、自分自身が加齢とともにがんばらない生き方にシフトしてるからかもしれません。



シロフクロウがうとうとしていました。
真っ白のアダルトオスもうとうとしていました。美しい梟です。

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ネパールワシミミズク
ものすごく可愛い寝姿だったので、とりあえず捨て撮りしたら、この後起きてしまってコレだけ(ううう)。というのもまず、顔のドアップから、、と思い。ズームしてコンデジのうっとぉしいMFを合わそうとしたら、

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まだちゃんとピントあわせてないのに、
いきなりオケツむけられて、うんこぴゅーん
いやもう、準備する時間ナシ!

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納屋住梟も綺麗ですねぇ。
メンフクロウは最近あちこちの酪農場で無農薬ネズミ退治方法としてがんばっています。もともとバーン(Barn)に居着く梟でBarn owlなので、利害の一致でしょうねぇ。
もちろんうちの近所でも観られる梟たちも住んでいます。

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アオバズク
フーッフフーフー

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オオコノハズク
身近な梟たちをこうして観察するというのは良い事だと思います。
もちろんレアな世界各地の大型猛禽もどっさり飼育されています。
もうちょっと展示に世界地図つきの生息区域図とか、保全状況、食餌、ビヘイビアなどの説明を簡単に纏めたものをパネル展示すると良いと思いますねぇ。せめてオフィシャルウェブサイトで飼育中の全動物リストと繁殖状況、園内での公開非公開状況情報などもっと見易く使いやすくパブリッシュしてくれれば便利なのに、、と思います。子供向きなものも良いと思いますが、その飼育生物の知識の無い人、特に大人もたくさん見に来るわけですから、単に動物を眺めるだけでなくその動物の知識や特に保全状況や世界各地での動物学的な試みなどの紹介があれば、もっと関心をよべるのではないかと、、。英語など他言語表記もあると良いと思いますわ。というのも、最近気になるのが美術系の展覧会などでは展示作品よりもパネル紹介文章を長い時間かけて読んでいる人が大変目立つので、動物園でも特に室内型の展示室などにそういうパネル系の発表があれば読む人が多いんではないかと思いました。どうだろうか。

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動物園のど真ん中に寛永寺五重塔(1639年寛永16年に再建)がそそり立っております。
五重塔を眺めていて、ふと思ったが、この五重塔を見るには動物園にはいらんと観られへんということですやん、五重塔マニアからすると大変やな(笑)。
ともかく、なんちゅうても上野公園全部が寛永寺の寺地だったわけで、その証拠が上野公園のそこかしこで観られます。
天台宗関東総本山東叡山寛永寺円頓院、開基は徳川家光、開山は天海、本尊は薬師如来。江戸時代後期、最盛期の寛永寺は寺域30万5千余坪、寺領11,790石、子院は36院(現存するのは19院)。現在の上野公園のほぼ全域が寛永寺の旧境内で、寛永寺最盛期には現上野公園の2倍の面積の寺地を有していたらしい。ちなみに現在の東京国立博物館の敷地が寛永寺本坊跡です。
戻って、恩賜上野動物園は1882年農商務省博物局付属で開園した日本で一番古いZOOです。
配置や園内の建物や銅像をみると、公園の一画から隙間に配置するように始まったんだなぁ、、と感じます。

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ボウシゲラ
かなりナニな感じのビジュアルで、たまらんです。ウソくさすぎ(笑)
世界最大種と書かれていたが、2004年と2005年にアラスカでIvory-billed が目撃されているのを考えるとはっきりと絶滅コンファームではないように思うんで、最大と言い切るのはナニかと思うが、、。一応インペリアルのほうもまだ絶滅宣言されていないそうなので、絶滅してなかったらいいなぁ、探しに行きたいです。すべてのバーダーの憧れですねぇ、新種と絶滅コンファーム種の再発見。映画”A Birder's Guide to Everything”で少年がラブラドールダック(カササギガモ)らしきダックの写真を撮るんですが、あの頭痛がするほどの興奮はきっとバーダーでなくてもわかるかもしれない、いや、わからんかもしれないけど(あはははは)。ま、趣味高じて変態となるんです。変態は誇れるんです(笑)。

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カンムリシギダチョウ
カンムリがついたシギダチョウです。シギダチョウはものすんごい面白い種類でずーっとこの種だけでシギダチョウ目やったというものすんごく”珍妙”な種類なわけです。こんな小さな嘴ですが古口蓋型の口蓋を持っているのでダチョウ目なんかと一緒に古顎類に分類されてまして、でもダチョウやドードーなんかのような竜骨突起を失って飛べなくなっている平胸類とちがって、シギダチョウたちは竜骨突起のあって深胸類で、ちょっとは飛べるんですねぇ。世界的に数を減らし続けている種類でもあって、今後まだまだ心配ですねぇ。
ともかく、やたらと鳥にジロジロと眺められました。上野動物園の鳥はヒューマンウォッチング(バードウォッチング的に)が流行っているのか。ま、撮られはせんのんですが(あはははは)。
上野動物園、全部の鳥を撮ってたら何日もかかります。
さらに哺乳類からなにから全ての飼育生物を撮ろうと思ったら、結構時間かかるでしょうねぇ。
ハマる人が多いのがわかりましたわ。
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シジュウカラガンの逆襲

Posted by jube on   8 

東京ミッシリくるみ旅2016 その3
恩賜上野動物園です。
ハシビロコウを最初に観てから、不忍池へ

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モモイロペリカンが屯している、、
眼ちっさくってかわいい(ぐへへ)



シジュウカラガン
うちの近所でも観られるっちゃぁみられるんですが、
こんなに近くでは観られません。
めちゃくちゃ近い。

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かわいいなぁ、、としゃがみ込んでファインダーを覗いていたら


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ズイッ



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パコッ

っと、レンズをどつかれました(あははははは)
カナダガンといっしょやねぇ(笑)。

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「そんなんしたらアカンやん」 (-公- )

「おばちゃん、かんにんな」 by ガラガン子

と、反省していました(あははは)。
アフレコはともかく、誰かきっとこのシジュウカラガンを構う人がおるんやとおもいます。いくら動物園暮らしといえど、鳥としてどうかとおもうぞ。

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そして、出好きなシジュウカラガンの背後では
ニホンコウノトリが、静かにボエっとしていた。
こちらはきずなとは大違い(笑)。



シロハラクイナ
夏に鳥屋野潟で2日間ほど観られたんですが、いつも葦のもじゃもじゃの中で
ちゃんと撮れずジマイ(涙)

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表門のすぐ左手にある日本の鳥展示室
コガラとかヤマガラとかマヒワとかカワセミ、アカショウビンなど狭いところにどっちゃりかわいいのが居てまして。わちゃわちゃしてます。ここだけでずーっと眺めてられそうな感じ(笑)

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高速回転ヤマガラ
とか、普段撮ろうとは思わんようなんを撮ってみたりとか、
なんだかんだ言いながらもめっちゃ楽しみました。

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カリブの海賊、、ではなくてカリブのフラミンゴ
カリビアンフラミンゴ/ベニイロフラミンゴ
もう目にしみる色(あははは)。
色も凄いけど、なんちゅうてもフラミンゴは嘴がおもろいですよねぇ。下くちびる、ではなくて下嘴がぶっとくて”だめだこりゃ”(あはは)。ユンボな感じですくって食うのにいい感じですが、ほんまおもろい。
鳥フル対策で鳥とのふれあい関係は中止となっていましたが、ま、田舎育ちなんで鶏にはまぁ慣れてまして(笑)私は別になんともおもいませんが、鶏を触った事がない都会の人や子供には残念ですね。
 次は猛禽舎へゴー!!
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ぱたぱたてくてくぷかぷかバード

Posted by jube on   6 

東京ミッシリくるみ旅2016 その2
くるみにハシビロコウ、ルーカス・クラーナハ父、ゴッホにゴーギャンにルオーにモディリアニにセザンヌルドンとり土偶ラスコー贅沢に過ごす予定です。至福の上野篭り。
ということで、

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恩賜上野動物園にやってきております。
上野動物園、というと日本人が選ぶ世界三大珍獣パンダ、コビトカバ、オカピが全部一度に観察できる動物園。
ちょうどパンダの食事タイムに到着、
真横に関西人、多分泉南の家族連れがしゃべってまして「なんか、白浜に来た気分やなー」って、オイ(あはははは)。
白浜のアドベンチャーワールドもパンダ量産してますんですわ。そういやライオンやホワイトタイガーの赤ちゃんをダッコさしてくれるんで、若い頃ちょくちょく行ったりしました。ホワイトタイガーの赤ちゃん、もっそい可愛いですがさすが”ケモノ”のかおり満々なので帰宅したら犬大騒ぎです(笑)。なつかしなぁ、、、って話とちゃうんですわ、パンダを観にきたわけでもなく、
お目当ては

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にわとりどり展
2016年12月13日(火)~2017年1月29日(日) 9時30分~15時
鶏と一緒に写真が撮れたり、鶏ダッコできたりする他、
鳥達がフィーチャーされております。このチラシがまたものすごく可愛い♪(これの大きい版ポスターもあちこちにはられていてウキウキしました)。
キャパティブであっても実際に生きた鳥を間近でじっくりと見ることは経験値あがりますし、フィールドに出た時に確実にフィードバックされます。
チラシをもらって、青い側に書かれている園内トリマップを参考に、まずはフィードバックもフィールドも関係ないですが、流行モン観たさに西園へ向かいます。



ハシビロコウ / シュービルストーク
動かない鳥として有名なんですが、やたらとガサガサしてあっという間にゴロゴロしてしまいました。
ボヤボヤしていて立ち姿を撮りしくりました(あはははは)。
人気で人だかりで良く観られないのでは、、と思ってたんですが
びっくりするほどガラガラで、私独りっきり、、(ありがたやありがたや)
すぐそばのフラミンゴなんかは4、5人観てましたが、、。もう飽きられたのか。
ともかく、非常におもろい鳥です。

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ともかく、ものすごい種類数の鳥が飼育されておりまして、園内にうまいこと点在させてばらけているので、鳥だけを観て歩くだけでも大変(笑)。ふと思い出したが上野動物園というと、去年は日本ライチョウの卵を孵化させて飼育にのりだしましたが、4ヶ月後までに5羽全部死亡という結果になって本当に残念でした。が、今年は飼育方法を変更し4羽全部無事に育ち、すっかり成鳥と変わらないヤングライチョウさんになってます。これからどんどん増えてほしいですね。
 園内、ごっつい大砲カメラもった年配カメラさんがもっそい沢山居てはりまして、ものすんごい連写しててびっくりしました。動物園写真も結構なジャンルなんですね〜〜〜。中には300のレンズをつけたカメラを3台首からつらさげた人が居まして、なぜ同じサイズのレンズで3台て、本体レビューでもやってるんかなぁってついつい眺めていたんですが、別段同条件で撮り比べているという分けでもなさそうで、、今思い出しても気になるわぁ、いっそ声かけて尋ねてみりゃよかったわ(あははは)。ともかく、動物園ではカメラの練習にもなると思いますが、その上にある意味アイドル撮影に近い萌え感があるんやと思います。
私は美術館にも行く予定なので、虫対応(ルーペ仕様)の双眼鏡装備してたんですが、これが大大大正解でした。なんせ、



近いんです、鳥が(爆)
このカワセミで目の前30センチぐらい(あはは)。
老眼なので肉眼では近すぎてバンドが読めない(爆)
カワセミって、ちょっとクリスマスオーナメントみたいですよねぇ。
ということで、年末ホリデー感漂うタイプの鳥を撮ってみました。

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アカショウビン
赤いです(あはは)。表門から入ってすぐの日本の鳥コーナーと東園奥のバードケージでも飼育されていました。
めだちまくってましたわ。

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ヒノマルチョウ
もー、どっからどうみてもクリスマスカラーですわな。
みんなそう思うようで、ケージの中にもメリークリスマスというリースとともにクリスマスにデコられてました。ハッピーホリデーとかハッピーウィンターではないところにカタカナのクリスマスの軽さを感じる(あはははは)宗教臭ゼロです。

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キンムネオナガテリムク
Golden-breasted starling
ソマリアのあたりに住んでいる鳥ですねぇ。
どえらい派手、南国感ありまくりでエキゾチックですねぇ。

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カンムリエボシドリ
Great blue turaco

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ムジエボシドリ
Green turaco

、、、グレートブルータラコにグリーンタラコ、、
ぐふっ

ほかにもかなり嘘くさいほどに派手な鳥がどっちゃりで
日本のキジとかもたいがいクリスマス的な色ですしねぇ、全部焼いて(写真/プリント)ツリーに飾ったらオモロイでしょうな(笑)。
やっぱりホリデーシーズンというとこの方でしょう、
上野動物園には居なかったので、過去ログからほじくってきました。



ノーザーンカーディナル(ショウジョウコウカンチョウ)

Happy Holidays!!

つづきます
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くるみ割り人形

Posted by jube on   6 

トーキョートッキョキョキョクキョキャショ、、
ゆ、、、言われへん、、。

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東京文化会館です。
年末といえば、ナッツクラッカー
くるみ割り人形です。今年は東京バレエ団

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というのも、ABTのダニール・シムキンが王子様やったんです、狙いました。
よかった、無事に観られて♪ちなみにクララ/金平糖は沖香菜子
とにかく、いい気分になりました。東京バレエ団、男性が少ない所為で第1幕はパーティシーンも女性だらけ、特に男児はすべて女性、兵隊がピンクのポワント履き(これはちょっと変)でちょいヅカの香り漂うアブノーマルな雰囲気、そしてオケがねぇ、かなりサワーな音が目立ちまして、ええシーンで痛恨のダメージがあったりとかなり酷くつらかった。とはいえ、なんちゅうてもシムキン王子がゼーーーンブ持っていきましたがな。色んなバレエ団のいろんなくるみを観てきましたがこんなくるみ初めてでした。クライマックスの最後の最後、普通、通常、金平糖の精がリフトなんですが、、

まさかの王子リフトでどや顔(ぶっ)

これには度肝を抜かれました。ラ・フィユ・マル・ガルデの結婚式シーンでリーズの前にちょろっとコルがリフトされるんとかは観ますが、こんなコテコテの王子をまさかのリフト、、。普通は王子リフトするんであって、王子リフトしないです、ハイ。
リフトされたシムキン王子が微妙なはにかみ笑顔を一瞬みせたのが忘れられません。これはおもっきり噴いてしまいました、リフトされたシムキン王子を見ただけでも来た甲斐ありましたわ(あははははは)。ええもん観せてもろた。

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東京はかなり暖かかった、、というか
汗かきました。ま、暑いのは去年の12月にめっちゃ懲りたんで、今年は半袖に薄手ジャケットにしたんですが、それでも汗かきましたわ。特に室内の暑さは尋常ではないので、室内では半袖イッチョですごしましたが、半袖で汗の私の周りがダウンジャケットにマフラーにマスクの人々がうじゃうじゃで、、ご本人達はいたって寒そうではありましたが、なんでこの暑さで寒いのか???サッパリわからん。って、ダウンジャケットにマスクの人々は半袖で扇子パタパタしている私のことはサッパリわからん(もしくは裸の大将)と思っていることでしょう。人間のアジャストメント機能って、、アホやなと思う。そしてまだこの暑さに対応できてない私も酷いと思うが、、歳の精です、ってことで。
さて、この日の朝に上野入りしたんですが、

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トキです。
ほんまもんのトキではなくて、MAXの方で移動(あはは)
ガタからトーキョーまでたったの2時間でして、時間的には近いんですが、ものすんごい隔たりを感じてしまう、、
というのも

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ガタを出る時にはこんな感じやったりするんですが、
特に湯沢を抜けて行くのに、
曇ってるか、雨が降っているか、雪が降っているか、、
3択です(いやすぎ)
で、トンネルを抜けると

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そこは晴れなんです。
ビバ・太平洋側
ガタ好きなんですが、冬場の天気極悪っぷりったら無いですねぇ。酷いです。

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去年は大失敗して、マチネを買ったつもりが夜を買っていて、土壇場で宿を予約したんでかなり奉仕な夜を過ごしてしまいましたが、今年は文化会館のを選んだので大好きな上野、宿もたくさんありましたがめんどくさかったんで(笑)程よいところでアパ上野駅前にしました。話のネタにはまったくならないボーリングな宿ですが、東博に近いのがポイントです。

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ホテルからすぐ、この上野駅に入って来る電車が見える橋を越えると
そこは、東博(東京国立博物館)なんです。ぬふーん。

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上野なだけにパンダなツリーでした。
かえらしです。
というわけで、東京ミッシリくるみ旅2016、スタートです。
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カンジる寒さ

Posted by jube on   8 

りゅーとぴあにて

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新大管弦楽団の定期演奏会
ニコライ”ウインザーの陽気な女房たち”序曲、ボロディン”交響曲#2ロ短調、ブラームス交響曲#2ニ長調Op.73
サマーコンサートよりも随分とうまくなっていてそののび幅に感動しました。努力が耳に聞こえましたわ、すばらしい。

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桑原三郎・千葉俊二編
『日本児童文学名作集』上下
資料として取り寄せたんですが、読み出すとハマります。作者略歴、挿絵もありテキストとしても秀逸。児童文学とはいえ、格調高く深読みすればするほど底がない。当時の地域や時代なども伺えて民俗学的にもおもしろい。
(上)
福沢諭吉『イソップ物語抄』、呉文聡『八ツ山羊』、『不思議の新衣装』(『女学雑誌』「子供のはなし」欄、執筆者は不明だが巌本善治の可能性大)、若松賤子『忘れ形見』、巌谷小波『こがね丸』『三角と四角』、幸田露伴『印度の古語』、石井研堂『少年魯敏遜』、押川春波『万国幽霊怪話抄』、国木田独歩『画の悲み』、竹久夢二『春坊』、小川未明『赤い船』『野薔薇』、吉屋信子『鈴蘭』(『花物語』)、鈴木三重吉『ぽっぽのお手紙』『デイモンとピシアス』、小泉八雲(内藤史朗訳)『ちんちん小袴』
(下)
芥川龍之介『蜘蛛の糸』、菊池寛『三人兄弟』、小島政二郎『笛』、有島武郎『一房の葡萄』、江口渙『木の葉の小判』、秋田雨雀『三人の百姓』、室生犀星『寂しき魚』、島崎藤村『幸福』、佐藤春夫『蝗の大旅行』、宇野浩二『でたらめ経』、豊島与志雄『手品師』、浜田広介『ある島のきつね』、宮沢賢治『水仙月の四日』『オツベルと象』、千葉省三『鷹の巣とり』、内田百閒『影法師』、坪田譲治『魔法』、水上滝太郎『大人の眼と子供の眼』、壷井栄『がきのめし』、椋鳩十『月の輪グマ』、新美南吉『牛をつないだ椿の木』

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水木しげる『完全版マンガ 水木しげる伝』
「僕の一生はゲゲゲの楽園だ」の文庫化。
(上)戦前編
水木しげる写真館1歳から18歳、大変愛らしい。巻末には対談「幸福論1」
装丁裏側に「毎日がつまらんと思う人は、この本を読むといいですよ。きっとフハッと驚いて、生きる意欲が湧いてきます。」という文に自著サインが添えられてます。いやほんとに、今まで水木先生の作品を読んでいるので驚きはしませんが、何度読んでもフハッとなりますし、生きる意欲も湧きますんですわ。生後1年目、関東大震災、のんのんばあエピソードからガスパンまで、あちこちで出てくるエピソードがきっちりした時間軸で纏まっていて良い。
(中)戦中編
写真館中学3年、ビンタをくらっていた頃、復員後、マンガを書きはじめた頃まで。巻末には対談「幸福論2」
装丁裏側「今の人は簡単なことで、やる気をなくしたり、あきらめたりする。水木サンを見習って、好きなことを一生懸命に続けていけば、モノになるハズです。アーメン。」
南方戦線の事を書いた作品はどれも非常にズシンときます。そして復員後の様子も読むだけで人生の糧となるハズです。
(下)戦後編
昭和36年結婚式〜平成3年。巻末、水木しげる詳細年譜
装丁裏側「あなたが今、貧乏だからといって落胆しとったらイカン。明日”金霊”が飛んで来るかもわからん。妖怪は、気まぐれですから。」
上中下、三冊一気に読みきるのがよろしいかと思う。南方病やトペトロの葬儀のところは特に何度読んでもあきない。妖怪と会ったり、ヘンな像やマスクを買ったり、逐一興奮して鼻から息がフーンとでるのとか、ものすごく共感できて一緒にフーンと鼻息をだしてしまいますねぇ。そしてこの食欲にただただ脱帽。なんといっても、戦時自伝にありがちな思想の押し売りが一切無いところがすばらしいと思う。私の世代に妖怪好きが多いのは水木先生の功績であろうと思います。妖怪万歳、大食万歳。

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植松三十里『猫と漱石と悪妻』
夏目漱石の妻、鏡子視点の漱石。史実とは違うエピソードもあるしヒステリックではない穏やかで肝っ玉女性的に描かれているが、総じて私のイメージから離れてはいないし、良く描かれているのでスムーズに読むことができた。ま、ちょっと良い話として仕上がっている軽い読み物。おもしろかった。

高野和明『幽霊人命救助隊』
鬱病で自殺寸前の人々を鬱病で自殺した幽霊が都合のいいガジェットをつかって死なさないようにする。すこし西洋的でクリスティアニティっぽい価値観が見えるのと、延々と続く一例報告を読まされているような気になり少々食傷気味。生者を救っているようで実際は死者を救っていたというオチかと思いながら読んだらやっぱり、しかも最後の最後で輪廻してしまうという、、なんといいますかニッポンだわ、と感じさせられたご都合ハッピーエンドで、苦手なタイプの本でした。好き嫌いパックリ割れそうです。

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野口幸雄『越後佐渡 方言散策』
旧大郷村(白根市)出身の著者が方言の解説と考察を体験談をまじえて書かれている、方言エッセイ。読み物としてもたいへんおもしろく、紀州弁と同じ古語がみられたり、さらに雪国ならではの単語などが多く非常に興味深い。京から離れているとはいえ、佐渡を有する越後ならではの不思議なボキャブラリ保存状態だと思いました。
「ゲッポでショウシら」というのは私からすると、嘔吐して気の毒だとか、吐いて困ったとか、そんな風な意味だと思ってしまいますが、こちらでは「ビリで恥ずかしい」という意味になるらしい。例えばテストで最下位で恥ずかしい、というときに使うとか。謙遜するときに「オショシでございますが」などと言ったりもするらしい。ほかにも「カンジル(しばれる/特別な寒さ)」など実生活で使ってみたい言葉も多いです。発音を教えてもらい、マスターしたいと思います。

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エクスプロール・ニーガタ!!

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越後せんべい 浜島
和歌山の和歌浦煎餅LOVEでして、そんな感じの卵煎餅がないもんかと探すともなく気にしてたわけなんですが、なんと近所にもたまご煎餅のお店がありました。
柄は鬼太鼓(おんでこ)とほんやら洞(雪かまくら)
そして、特注で自分のデザインで焼き型をこしらえてくれて、オリジナル煎餅もつくってくれるそうだ。なんかの記念式典とか販促品とかに良さそう。とりあえず、三越で売ってるんで、前通ったらつい寄って買うてしまいます。ゆず、抹茶、味噌、ごま、ピーナツもあって、全部美味いです。

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長命堂飴舗 おきなあめ
長岡のお土産というと”おきなあめ”だというのを良く聞くので、
いちおうギフトする前に自分で試食してみました。
ゼリー状の飴、ということで、冷えたゼラチン系スイーツは好きですが、砂糖がまぶさった盆菓子のゼリーは余り好きではないので、ちょっと身構えて食べてみましたが、ゼリーというよりも求肥寄りな感じで、モチっとしている。昔に運動会なんかで飴食い競争ってのがありましたが、アレみたいな感じです。ま、不味くは無いが、浜島の煎餅のほうが好きやねぇ。マイお土産リスト甘味編今回で3位に浜島せんべいを入れて、2位あめ友の薄氷、1位大和屋の越乃雪てな感じですな。
この3つは飽きないねぇ。
そして酒部門はというと

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やっぱり北雪、誰が飲んでも美味しい。自分で飲むなら〆鶴の雪ですが、贈答ならYK35、ゴールドの箱も美しい青い瓶も素敵です。
実は先だってYK35頂きましてん♪♪ありがたやありがたや。やっぱり間違いなく美味いです。
とはいえ、まだまだぽん酒ジャーニーは続きます。
ガタの酒て県内だけで消費されてしまって、他府県に流通していないのが多いんですよねぇ、特に関西まで届かないそうですわ。ワンカップですら驚異的なレベルの美味さです。
沢山銘柄がありすぎて困りますね(ぐへへへ)。
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白い空、白い鳥

Posted by jube on   4 

ヌスクです。



ミコアイサ当たり年だそうです。
ガタ2年目の私ですが、それでも去年よりも格段に多いとは思います。明らかにカンムリカイツブリよりも多いです。

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小高い丘にのぼって、潟を見渡します。
やたらと猛禽が飛んでますが(笑)ビビリ飛びをするのはまずコガモです。
そして、良く食われているのもコガモです。食われる確率が高いから良く飛ぶのか、良く飛ぶから食われるのか、、。他の猛禽はともかく、ハヤブサは飛んでくれたほうが狩りやすいようです。

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ハジロカイツブリの団体が見えました。
ぐるーりと眺めてみて数が少ないのは
トモエガモ1、カワアイサ2ぐらいかなぁ、、。

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この景色大好きです。
風が強くて雲が恐ろしい勢いで流されるので、たまに晴れ間が見えたりします。
ほんま一瞬。

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ダイサギとコウノトリとアオサギが並んでました。

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見るとついつい、これが見納めかも、、と思い撮ってしまいます。

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が、しかし、ずっと居ます(あははははは)。
通りがかりについついチェックしてしまうんですが、見ているのが私独りという事が増えてきたような気がします。が、たまーーーーに見た事がないナンバーの車のデカイ大砲の人も見に来たりしているのを見かけると、やっぱりスターやなぁ、、と思いますねぇ。
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