王冠を守るオオガラスたち
ロンドン35
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昨日は鳥がめちゃ静かだった。もちろん普通に在住種とオオルリとかコサメとかマミチャなんかは見ましたが、しょぼしょぼ〜〜。奈良からお客さんがきとったのに、こんなに寂しい日になって超残念(涙)。
さて、
ロンドン塔を守る6羽のワタリガラスたち
"if the Tower of London ravens are lost or fly away, the Crown will fall and Britain with it"
ロンドン塔からレイブンが姿を消す時、王国は王冠とともに滅する。
ま、スーパースティションというか、ミソロジー分野の話しになってきますが、1500年代ぐらいにはすでにレイブンが住み着いていたようで、1600年代になると、すっかりレジェンドになっていたんだとか。ともかく、常に6羽必要なんだそうで、昔は1羽でも欠けると、野生のワタリガラスを捕まえてきたらしい。現在では繁殖も行われているので生まれからして飼い烏。名前はジュビリー、ハリス、グリップ、ロッキー、エリン、ポッピー、マリーナ(予備いれて7羽)。
当代ヨーマン・ウォーダーズ ・レイブンマスターのクリスさんが世話をしている。どんだけの飢饉の時代にも肉をたっぷり与えられていたんだそうだ。少し前まで、こんなゲージもなかったんですが、鳥フル以来、予防のためにケージが設けられている。人間のためではなくて、烏が感染しないように、烏の健康のため。
一応プライマリーとセカンダリーがトリミングされていて、鶏程度には飛べますが、大空高くソアリングすることはできないようになっています。
体の大きさといい、嘴のサイズやフォルム、カラス科の中でバランスがピカイチ。
本当に美しいですよねぇ。カラス種は全て美しいですが、特にこのワタリガラスは神秘的で美しく、昔から多くの地域で神話に出てくるのも頷けます。
そして、実は結構見るのが難しい鳥種でもあります。なので、キャパティブとはいえ、こんなに近くでたっぷり眺められるのって、至福。
よくポスターにもなっている、大砲とレイブン
各個体のお気に入りエリアやお気に入り止まり場所があるようで、同じ個体が同じ場所をルーチンで回っているのを見ました。カラーバンドをしているので個体識別は簡単です。
グレナディアガーズ、近衛歩兵も駐在
定時に交代します。
行ったり来たりして巡視しています。
とってもラヴリーな芝生
侵入厳禁ですが、それゆえにラヴリーに保守されているとも言える(笑)
眺めていると、モリバトやレイブン、カササギなんかがうろついていました。和む、、。
ちなみにこの写真を撮っている私の背後は断首台跡
カササギもカラス科ですねぇ。
このロンドン塔を守る6羽(プラス予備1)のワタリガラスを見るためだけに、ロンドン塔を訪れるのもアリだとおもいます!。でもまぁ、せっかく入城したらカリナンも見んとアレですが(あはは)
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