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きのふはけふのストーリー

Beautiful things don't ask for attention.

8日光大権現・ヤマガラのお宿

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今朝、うちの洗濯干し場にウグイスちゃんが来ました。FOS!
まだなんか落ち着きないですが、じきになれると思います。今日は雪マークでましたし、冬が来ますな。
日光大権現その8

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日光杉並木
総延長が35.41kmもある世界最長の並木道としてギネスブックに登録されている。
江戸時代に整備された並木街道で現存するものとしてはかなり有名。
さて、前回のつづき
輪王寺大猷院の夜叉門を出て

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大猷院参道入り口にある常行堂と法華堂
同じサイズのお堂が美しい渡り廊下でつながっていてとても比叡山ちっくです。やっぱり天海って天台宗やねぇ、と再認識させられる。平安後期に造られたというのが今の所の定説、建物的には東照宮竣工の2年後に再建。こちらの拝観は無料!太っ腹、なんといっても大変美々しい仏様がご開帳見放題。御本尊が平安末期作の宝冠五智阿弥陀如来像、脇侍に四菩薩像の体が全員蓮座と孔雀に乗っていて大変レアなスタイルなうえに阿弥陀五尊像というのもレアなコンボ。孔雀にのっているとなると孔雀明王かと思ってしまうが、そうではなくて阿弥陀というのが悶えポイントです。孔雀明王が五守護女神の1神なのでそこらへんのアレンジっぽい。孔雀が毒を持つ害虫や毒ヘビを食べるので、孔雀明王は人間の煩悩の象徴である三毒(貪り・嗔り・痴行)を食べてくれる功徳があるちゅうことだそうで、そゆことか。

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騎馬専用の土の坂の馬道がある。
現在も春秋の季例祭に千人武者行列のときの、騎馬がここを通るらしい。道の保護のために徒歩では通ってはいけない。

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下山した。
日光山全体の参道の入り口の前にはもちろん禊の川に橋がかかっています。

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大谷川(ダイヤガワ)にかかる神橋(シンキョウ)
奈良時代の終わり頃、勝道上人の日光開山の時に深砂大王が2匹の大蛇をして橋になったとかいうレジェンドがあるので、山菅の蛇橋とかよばれていたそうだ。

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”乳の木”と呼ばれる大木を両岸の岩盤の中に埋め込み、両端に橋桁を渡して橋としているレア工法。
一番最初の橋は勝道上人の大蛇レジェンドの頃に建設されたんだとおもうが文書に残るのは東照宮建設時にプロジェクトの一環で橋が建設、明治の足尾台風で流失、現在のこれは明治37年の再建。
ダイヤガワの水が美しくて嬉しくなる。
ともかく、橋を渡り下界に降りて宿へ向かいます。

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素晴らしい日光杉並木の直ぐ近くにある宿
実はギリッギリに予約したので日光山にはもう全く部屋がありませんで、少し離れたところにようやく見つけました。ネットで見る限り、この日光並木がポイント高かったのと、静かで鳥が居そうだったし、、

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果たして到着すると、ヤマガラだらけ!
あとはカケスとか色々。ただ、歩ける範囲に全くお店(コンビニとか飲み屋とか)は無い。

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クワガタが、、
巨大なクワガタがついていて腰が砕けた。もしかして、奉仕会館?(←懐かしい)
内装もかなりキテまして、不思議空間、ふおおおおおってなりました(ぎゃはは)
内装はナニでしたが、大学の体育会運動部が使用する合宿所のようなところでした。この時も歓迎プレートには東大○○部とかそんなんが書かれていた。革系アメリカンなハーレライダーさんたちのグループもいました。お風呂(大浴場)広くてサウナと水風呂もあって、ロッカーは鍵のかかる(100円入れて戻って来る無料タイプ)やつやし、部屋にもユニットバスがあるし、部屋はごっつい広いし、インターネットはもちろん無料で

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洗濯場もある(あははは)
虫が入って来るのであけっぱなしにしないように、という注意書きもある(あはは)

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ダンスホールもある。
会議室にもなる
若者が多いから夜はうるさいのかなぁ、、と思いきや。
サウナに入って部屋にもどったらコテっと寝てしまい朝まで意識消失(あははは)うるさかったのか静かだったのか全くわからず。
しかも一泊5千円ほどで大満足しました。
シリーズ日光大権現つづく!
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7日光大権現・輪王寺大猷院

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日光大権現その7、大猷院家光の霊廟へ
輪王寺から歩き始め、東照宮の前を通って緩やかに坂をほんの少しのぼると二荒山神社が見えまして、二荒山神社からすぐに見えているのが輪王寺大猷院です。明治のアレでややこしいことになっていますがもともとは全部で日光山でしたんで、配置的にはとてもナチュラルです。

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門をくぐり参道を昇っていくと石灯篭が並んでいる。
全て大名からの献上品だそうだ。かなりフォトジェニックな景色です。

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本殿・相の間・拝殿は国宝
とにかく祖父の東照大権現よりも派手になったらあかんのんで、シックな雰囲気になっている。内部は撮影禁止、天井にはびっしりと龍の絵(140ある)、狩野探幽筆の唐獅子や家光公着用の鎧などがあって、いんげはんの話と破魔矢のセールストークが聞ける。烏摩勒伽(夜叉門)が右手に持つ矢のデザインになっていて、フォーエバー破魔矢だそうだ。とはいっても破魔矢は1年でリニューアルしたときに古いものを奉納してもいいですし、そのまま持ち続けてもいいものなので奉納しなくてええんです、一生飾っておけるのですって言われてもなぁ、、。ご利益はともかくカッコいい破魔矢だったのでちょっと気にはなりましたが、なんとなく無理に寄進させられる貧乏大名の気分になってしまいまして、代わりに授からずにおきました(あはは)。あと、家光公というお香もあって家光香と聞こえるのでダジャレか?!とウケました。二荒山神社といいこちらといい、、どうもネズミーランド的というか参勤交代システムを考案した幕府のスピリッツを感じずにはおれない(あはは)。
 ともかく、残念ながら日光山で最大サイズの二天門が修理中でちょっと大猷院のいいところが出切ってなかった。持国天、広目天の二天が守っているので二天門と呼ばれているそうだ。この廟所は門が見ごたえあり。

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こちらは夜叉門
牡丹で飾られた門を4体の夜叉像が護っていて非常に趣深い。
諸説ありますが、

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阿跋摩羅(あばつまら)
シヴァの別形態ナタラージャに踏まれているのがこの邪鬼。

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毘陀羅(びだら)
もともとは人の死体を操る邪鬼だが、それだけに仏教で死人を護ると転化したのかもしれない。

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犍陀羅(けんだら)
犍陀羅って普通に読むとガンダーラ、三蔵法師が目指したところで場所ですがな、違うな。ガンダルヴァだとすると女好きで処女の守護神、下半身の神様。家光といえば衆道好きが有名やし、心配した側近が側室をたくさん献上したとかなんとかいうレジェンドもあるのでなんとなく似つかわしいかもしれない(あはは)。詳細不明。

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烏摩勒伽(うまろきゃ)
ものすごくレアな夜叉です。青いので青面金剛明王(四夜叉が護る本尊)と色が被ってるのが気になる。そして、膝に象がついているので、膝小象→膝小僧(ばんざーいばんざーい)と膝小僧の始祖(笑)と言われているらしいです。さすがにそんななんか無理やりなダジャレはほんまだとしても置いといて(笑)。足が象なのでガネーシャ絡みか、もしくはもともとヒンディーで象というと身体的ハンディキャップを司る神様だと言われているので障害者の神様となっているのかもしれない。詳細めちゃ不明
あ、そういえば毘陀羅の膝には魚がついているが、膝小魚

ひざこざかな、、(゚Д゚)

さかなさかなさかなーさかなーをーたべーよぉ〜(ぎゃははは)
ほんまにバチあたるのは私かもしれない(当選確実か)

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皇嘉門
奥の院への入り口でこの先に墓所があるが非公開。

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境内にヤマガラがたくさんいて
あまりにも可愛かったのでついつい上を見がちになってしまいました。
で、蹴躓くのがコレ

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おっぱいトラップ!!!(゚Д゚)

20センチ弱の漬物石のような出っ張りがそこかしこにあります。
これはおっぱいトラップで敵が攻めてきた時にすっころばせたり、修行僧の解脱を邪魔する用途がある、ということではなくて(あははは)、兜石といって儀式の時に幡(バンといって幟みたいなやつ)を立てる穴を塞いでいる石です。大猷院だけでなく東照宮や他の敷地にもありましたが、大猷院のんが一番危険な場所にあってしかもかなりボインだった。なんというか、那智の滝みたいに修験者が悟りを開く直前に見て煩悩ぶり返して全部チャラに!!ってシナリオが頭に浮かびました。犍陀羅に祈らなくては(あははは)。
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6日光大権現・神罰が下るぞっ

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日光大権現その6、東照宮の彫刻などを細かく見てきましたが、ちょっと距離を置いて建築物全体を眺めるのも美しいです。

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陽明門
修理が終わって本当に美しく神々しいです。いつまででも眺めていられますねぇ。

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唐門
さてさて、この日は朝から晴天だったので旅館を早めに出立し開門の30分前にに到着しました。既に30人ほど並んでいまして、イソイソと列に加わります。で、受付が8時にオープンした途端にものすんごく怪しい黒い服を着た男女(50歳ぐらい)がうろうろと受付に近寄ってきまして、あまりの挙動不審さにとりあえずテ○的な警戒もあってすぐに動けるような心構えをしながら注意していると、スっと列に横入りしてしまいました。ただのチンケな横入り野郎たちかっ(ある意味よかったけど)これ、関西やったら全員激怒やで、、ていうか私の前に入ったんやったら絶対言うけど、ちょっと離れたところやったんでムカムカしたけど我慢しました。たまらんムカつく。そういえば、昔、バッキンガム宮殿の特別公開に行った時にものすんごく早朝から並んで2番やったのが、開門直前にイ○ド人大家族3世代10人ぐらいが割り込んできて私の前に並んでいた1番の老夫婦もかなり一番後ろへ並べと言いまくったが、なんやかやとさっぱりわからんイン○英語で言い訳をしまくりながら居座り、開門した瞬間にダーーっと入ってめちゃムカついたという事がありましたねぇ。もちろん列の一番後ろあたりは数時間待ちぐらいの超長列だったんですが。あーあ、思い出したわ。気分台無しやけど、これぐらいでムカついていたら本当に悟りからは程遠いねぇ。ともかく、関東の人は我慢強いというか全く怒らないですよねぇ、不思議。そこらへん見越して横入りしてるっぽかったわ、いやらしいねぇ。
バチよ当たれ!!(←あははは、どんなんよ)

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ものすごい長さの列で輪王寺のところまで伸びていました。これを横入りする人間の品性ってどうよ。ていうか、神社仏閣は神様仏様に会う場所なのに、そんなズルしてどないすんねん?って思いますねぇ。色々考えなあかんと思いますな。

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それよりも、チンケなズルである意味よかったです。やっぱり国宝だらけなのに入場に際して金属探知機とか爆発物チェックなども全くなしではいっていけますし、本物の工作員がはいりこんでもまったくわからないです。怖いですよねぇ。
今写真を見返しながらそんな想像をして、ゾワっとしました。

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祈祷殿
明治のアレで神道施設で護摩はあかんとなったので社務所ということにしたらしい(笑)下に本当の社務所がもともとあったので、上社務所という名前にしたらしい。ちなみにこの名前で国宝登録されている。しかも上社務所には”祈祷殿”と看板が出ているので祈祷殿の名のほうがとおりますねぇ。

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三神庫の一つ上神庫
目立つのは探幽デザインの”想像の象”、妻には象、麒麟、獅子のヘッド、鶴亀、鳳凰。このチェインバーらには龍はいない。なんで龍がいないのか?!宝物が入っているので火伏せとして龍がいるんではないのか?もしかして、龍=水なので湿気ってカビが生えたら困るので防カビ?(あはは)

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残念ながら本殿はまだまだ修理中
平成9年から始まった大修理は平成36年まで続くらしい。
話はズレますが、我が故郷和歌山は紀州徳川家のお膝元、もちろん東照宮が存在しまして、紀州東照宮と呼ばれています。徳川家康東照大権現と紀州藩初代藩主徳川頼宣=南龍大神がお祀りされています。108段の侍坂がとても美しく、なんといっても和歌浦の入江の眺望と素晴らしい和歌の浦の浜、それに玉津島と天満宮があり平安から都人に愛されたランドスケープが楽しめます。和歌山おすすめスポットの1つです。
話を戻しまして、日光東照宮

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御仮殿
誰もいなくてとても静かでした。
人だらけでもみくちゃになった後だったので生き返るような心地でした。

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カケスだらけだった
ちゃんと撮ってる間ぁがなかったんですが、
時間があれば東照宮とカケスのコラボでええフレームで撮れそう。
安らかな気分で宝物殿へ

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日光東照宮宝物館
CGドキュメンタリーの「日光東照宮 国宝陽明門」が見たかったんですが、「アニメーション徳川家康公」が上映されていました。残念だった。色々と興味深かったですが、国宝の大工道具はビビりましたねぇ。儀式用で実際に大工仕事に使うわけではないそうですが、テクニカリーには使えるみたいです、が使わないですねぇ、ていうか使えないです(気分的に)。
東照宮まだまだ書き足りませんが、ええかげん次へ行きます。
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5日光大権現・3D神霊像

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日光大権現その5・3D神霊像



前方後円墳の古代墳墓の埴輪や壁画を表に出してきたような
言葉の呪(経文など)だけでなく、3D立体画像として字が読めない人にも理解できる呪が施されているように感じさせられる。無理やりに、、

解れ!!!(゚Д゚)喝ッ by天海

って、言われているような気がするんだが(笑)
ともかく、こちら東照宮で一番人気と言われているのが東回廊にある奥宮へ続く入り口の蟇股の

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眠り猫
江戸時代初期のレジェンド彫刻職人左甚五郎の作だと言われている。左甚五郎は落語や講談や舞台などのメディアで有名になり、伝左甚五郎作品も異常に多いので現在のところはこれが左甚五郎作だという断言はできない。
ともかく、この猫は夜になると目をひらいて歩き回るだとか、歩き回りすぎたので目を閉じて彫られたとか、ま、色々な伝説がありますな。眠り猫はオフィシャルグッズもたくさんありまして、この奥宮でしかゲットできないデザインもあります。猫好きなら登らずには済ませられないと思いますわ。
この猫の裏がわが

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スズメ
スズメと猫の絵柄というと、大抵は猫がスズメを狙っている図か、もしくは狩った図がポピュラーですが、ここのスカルプチャーは直接的ではないもののスズメの近くで猫が眠っている意匠になっているので、スズメが猫の近くで遊べるほどにの世の中なんだ、とか、猫が眠っているからスズメも遊べるんですよ的なことを表現しているとかなんとか言われてます。真実は不明。私としては、天海が猫好きすぎたとかにしてほしいと思う。猫の奴隷(笑)。
で、眠った猫の真下をくぐって階段を昇っていくと

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青銅製の鋳抜門と呼ばれる平唐門があって、袖塀の笠木には蜃
宝塔の内部には祭神の徳川家康公神柩が収められているそうですが、具体的になにが納められているかはトップシークレットだそうですわ。
宝塔の前に鶴と亀、獅子香炉(でかい)、尊式瓶
その向こう側に見えている杉は樹齢600年の叶杉、ほこらに向かって願いを唱えると叶うらしい。願いを唱える人で賑わっていた、並んでまで唱えるほどの願いもない私。
また境内に戻りまして、眠り猫と人気を二分しているか、もしかしたら眠り猫よりも人気ではないかと思われるのが

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こちら、神厩
神馬をつなぐ厩で、こちらの初代神馬は関ヶ原の戦いの際に家康公を乗せた馬。江戸時代は常時3頭ほど、現在も正社員がいて、毎日10 to 2の4時間労働しているそうです。
で、この神厩には馬の守り神の猿の彫刻が施されています。昔から馬の守りというと猿で室町には生きた猿が厩舎で飼われていたらしいし、猿の頭蓋骨や手を厩舎に祀る例も多い。昔昔、天から降りてきた天馬が大暴れした時に庚申さんが猿にトランスフォームして馬をなだめて馬に人間をのせることを、人間に馬に乗ることを教えたらしい。なので馬を飼う人は猿を信仰するらしい。白楽もやけど。

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三猿、このフィーバーぶりはすごい。
目、耳、口をふさぐ「見ざる、聞かざる、言わざる」という叡智の3つの秘密といわれるものは古代エジプトから見られるもので、どの世界でも類似がみられますねぇ。いろんな事象のいろんな教訓になるもんだと思います。だいたい山王信仰の神使が猿なのでそういう意味でも東照宮に猿が多いのは自然なことに感じます。もちろんオフィシャル三猿グッズもあります。商売繁盛サルもってこい(笑)。
猿のスカルプチャーを見ていると、Curiosity killed the catという諺を連想してしまう。
あとは、虎(家康の干支)やウサギなんかも多い

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それに象
なんせ元々が習合施設なので、仏教の霊獣が出てくるのは至極当然。
動き出しそうとうか、ちょっと浮いてるぐらいリアルに日本画風なこの象たちのデザインは狩野探幽、やっぱりな、、って感じ(笑)

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こちらは獏(ばく)
龍、獅子に続き第3位の多さで、この表門、それに陽明門、本殿など7棟に78頭が据えられている。特に本殿の垂木はすべて獏。獏は夢を食うのではなくて鉄や銅など武器の原料を食うらしい、なので武家の力、夢を食う獣であるとも言えるな。もちろん獏も邪を避ける力があるので門や社の意匠につかわれるんですが。
表門には獏と象が一緒に据えられているのでものすごくわかりやすい。

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狛犬(唐獅子みたいなのの頭に角が一本生えると狛犬を表していることが多い、例外あり)の左斜め上が獏で、右斜め上が象。写真はクリックで大きくなります。
獏と象のわかりやすいI.D.は目、目が細いorカマボコ目なのが象(喪黒福造みたいなん)、ギロリと丸い龍の目みたいなのが獏です。象は実在の象がベースになっているが、獏はかなりフィクションで象の鼻、犀の目、牛の尾、虎の足に熊の体を持つ霊獣。

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ショアバードが、、
ビミョーにイソシギっぽい。
ともかく、霊獣だけでなく鳥がものすんごく多い。かなり修復も進んでいて一目でI.D.できるぐらい特徴を捉えたカワアイサとかオシ、キジバトなどいろんな鳥が彫られてて感動します。

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一つ一つみているだけで日が暮れます。
ていうか、暮れた(あはははは)なので2日がかりになりました(あはは)。
シリーズ日光大権現まだ続きます。

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4日光大権現・形代の護る廟

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シリーズ日光大権現その4・形代の護る廟
日光のメインエベントというとやはり日光東照宮
ユネスコ世界遺産の日光の社寺(輪王寺、二荒山神社、東照宮)の中でもひときわ光り輝く霊廟
いろんな学者さんたちが既に調べ尽くしている東照宮を私の思うところ(妄想ですな)を書き散らかします。真に受け要注意。



東照大権現=徳川家康を祀る神社
駿府で死去した家康公はまず駿府の久能山に葬られ久能山東照宮が建造1616年。学童の頃に「死んでもイロイロ大変だ」と覚えた記憶がある(笑)。で、そっからが大変、1617年に日光社殿完成(既に過去ログで言及したが、日光に大権現として祀り、さらに徳川体制の政治に使う策を存命中に計画していた)、朝廷から東照大権現の神号と正一位の追贈をとってきて、奥院廟塔(眠り猫のところからずーーっと登っていく)に改葬、1周忌にあたるに遷座祭。
 改葬の時に吉田神道か山王神道でモメたが結局天海が山王一実神道と新しい流派を打ち立てて薬師寺如来を本地仏にする習合で祀ることになった、うまい納めかただと思う。吉田新道は卜部、京都の吉田神社の流派、徒然草の作者吉田兼好の父がここの神職だったので知っている人も多い筈で、山王神道は比叡山延暦寺の神道の流派で厳密には天海のがこの流れではあるが、そのまま比叡山にすると色々と差し支えがあるのでブランニューに宗派をこしらえた体裁になった。山王一実神道以前のを山王神道と分けている程度なので実際は山王神道の名称変更ってイメージが拭えない。
ま、そこらへんはサクッとこれぐらいで流して
日光東照宮というと、なんちゅうてもスカルプチャーですねぇ。

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東照宮といえば、やはり陽明門
宮中十二門の東の正門の事を陽明門といいますが、東照宮、東を照らすのは陽明なのでストレートに良い命名だと思います。このキラキラしさ、写真は晴れの日に撮ったものですが、雨の日に太陽が出て居なくても太陽の力が降りてきているような眩しい力を感じさせてくれます。確かにギンギラかもしれませんが、これは単純に魔や邪を払う力がありそうですわ、大日如来的パワーです。今でこそ、夜中でもキラキラと明るい世の中になってしまいましたが、江戸時代にこのキラキラ度はさぞや感動的やったとおもいます。それこそ夜に篝火をたいたりしたらもっと乱反射してえらいこっちゃになったかも。さて、本題
この門は霊獣と霊鳥で鎧武装されたようになっていて、その数508体。多い順に唐獅子系が66、龍系が45、鳳凰系が40、ヒト系42、植物では菊科が61、ボタン科が54。地紋は波、七宝つなぎ、牡丹唐草など全部で132間ビッシリと。ただ、地覆だけは全く装飾なしになってます(なぜに?)
 唐獅子系とか龍系、”系”と書きましたが、
そりゃまたなんで?と思うかもしれません、というのも、、

ズームしてみましょう

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ね! ヽ(´▽`*)ノ

めちゃおもろいです。まず目立つところは頭貫(?木鼻?梁?名称ど忘れ)の龍。これは普通に所謂”龍”の特徴を兼ね備えている立派な龍ですわ。これが4隅に各一匹。そしてその下にズラリと2列に並ぶドラゴンヘッズ。まず上の段は龍に見えるがヒゲの具合とか頭のカッパのような状態を見るとジュブナイルの龍という雰囲気、もしくは”蜃”という霊獣っぽくも見えます。蜃はツバメを食べ蜃気楼を吐き出す霊獣、SF小説でいうところの結界バリアーのようなものを張ってくれます。そしてその蜃の下の列は明らかに龍ではない、配色が龍と同じに塗装されているので遠目には同じように見えますが。まず鼻がブタ鼻、ヒゲがない、耳の下にぐるぐるの巻き毛がある、龍や蜃にくらべて頭の上のところが揃って居て昭和初期ボブというかオカッパヘア、二股になった牙が上を向いて生えています、見た目プンバァ(ライ○ンキング)ですわ、イノシシ、これは明らかに霊獣”息”。極彩色の龍族の下の段は目貫の龍(2枚目の写真の真ん中の全身龍)とその周りに14体の龍馬。頭は龍ですが、足に金色の蹄を持っています。3Dのは14体ですが、レリーフになった龍馬も8体います。ちなみに麒麟かと思う人もおるかもしれませんが、麒麟は頭に角1本で足は偶蹄目、龍馬は角が2本で奇蹄目。したがって、麒麟はウシのたぐいで、龍馬はウマのたぐいだともいえるかもしれない(笑)。龍馬は駿馬の事でもあるのではやり武将の守りには必須の霊獣かと思われる。ちなみに龍族は他にも種類がいて

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飛龍(この写真は御水屋のん)
飛龍にふさわしい雨の写真になってますが(あはは)、水を司る龍神で御水屋、護摩堂、鐘楼に多く据えられています。ちなみに鐘楼には飛龍18体飛んでます、火伏せのドラゴンですな。Saint George and the Dragonの絵画に出てくるあのドラゴンによく似た感じのインプレッションです。龍というと羽がなくても飛べる霊獣なので、この羽は霊的な象徴で風や雨を起こすものなにかもしれない。もしくは飾り(おいっ)。

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ともかく、陽明門に戻りまして、獅子族や龍族以外にもちゃんと人族も見えます。厳密にいうと人でもないんですが、テクニカリーにはゴッドに近いモノです。
鯉に乗った琴高仙人
周代の趙の仙人、琴の名手で、鯉ライダー。鯉を乗りこなして龍を捕まえたそうだ。故事人物画でよく描かれるし置物でもものすごくポピュラーな仙人なので目にする機会は多いかと思う。東照宮スカルプチャーで魚介類は鯉だけ。魚とかエビカニタコなんかもそれなりに入れてもええとおもうんだが、霊獣的に難しいのか?

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鳳凰に乗った梅福仙人
書経、春秋穀梁伝に通じた前漢後期天才文人。残念ながら王に全く進言を採用してもらえず、人の世を見限って仙人となったらしい。

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白鶴に乗った王子喬
周代の仙人、霊王の太子晋。白い鶴にまたがり、笙の笛で鳳凰の鳴き声を吹く事ができたらしい。ほな鳳凰に乗っててもええとはおもうが、乗り物は鶴。
仙人の意匠が目立つのも、やはり家康公と天海は仙人にあこがれてたんだろうと思われる。薬も好きだったみたいですしねぇ。ていうか、家康公も天海もテクニカリーに仙人ちゃうん?ってぐらいヒトから抜けてますが(笑)

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霊獣 㺊(つつが)
唐門の屋根の正面と背後には㺊、龍が左右で4体の霊獣が据えられている。唐獅子とほぼ同じで実際には龍と獅子の守護門になっているんだとはおもうが、『日光山志』で㺊が虎に似ている姿で鎖で繋いでいるとかなんとかいう話が出てくるので、そりゃこのケモノだわ(足が金の輪で繋がれているように見えるから、残念ながらこの輪っかはテクニカルなイシューで付いている単なる固定金具)っていうことになって、そのまま㺊になったんだろうかとは思う。ちなみに霊獣㺊については獅子に似ていて虎や豹や人を食べる獣なんだそうで、この獣がいない(恐怖がない)のを恙無しというってことらしい(食われんで済む)。

あかん、長くなってきたのでまた次回
シリーズ日光大権現つづきます

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