20茅野諏訪探訪・最終回

2017.10.28 09:00|Jōmon

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茅野諏訪探訪その20・最終回

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松本市立考古博物館
松本城からアルプス公園までは3.5KM 車約10分
アルプス公園から考古博物館まで約10KM 30分
松本城から直接考古博物館へ向かうと約7キロ20分
弘法山古墳、中山遺跡、エリ穴遺跡などの出土品を中心に松本市内の古墳・遺跡の出土品を所蔵しています。

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こちらの目玉はやはりエリ穴遺跡(縄文後ー晩期)出土のイヤリングなどの装飾品。そして長方形の土版になった人のアミュレットかタリスマンのような護符のような品。まさにエジプトとかヒッタイトとかのアミュレットと同じような感じでワクワクします。ていうか、このイヤリング(ピアス)の美しさ!!耳元のおしゃれって縄文時代から変わらんセンスよね。技術とマテリアルがちょい進化したけどねぇ。
土偶たちもたくさん展示されていて

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女鳥羽川遺跡(縄文後期)
2Dタイプの土偶の完成度の高さに心奪われます。
平たい、、

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坪ノ内遺跡(縄文中期後葉)
眉毛が繋がったフリダカーロな感じの要望が目立つ。もしかしたら眉毛状につなげたアート眉毛(刺青)だったりして。

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子供の興味を惹きつけようというコンセプトのようで、
背の中途半端に高い年寄りの女性には辛い高さの展示です。下の方の覗き穴のんとか見るの不可能(膝と腰が悪いのでしゃがまれへんし)。
目の前にお宝が展示されているのに見られない悲しさよ、、。

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生妻遺跡の出土品は岡谷市で観た壺を持つ妊婦の土偶と同じポージングです。木の実を拾いが妊婦の仕事の一つだったのかもしれない。
兎にも角にもこの展示方法、さらに薄暗いところに穴の中だけ煌々とライトが当てられていて、眩しすぎて何も見えず。とりあえず写真に撮っても真っ黒けになったので露出を変えて撮ってみた。やっぱりなにがなにやらわからない。私の目がちょっと明るすぎるのに弱いタイプなので、かなり悲しかったです。

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土器は約5,000年前から4,000年前の縄文中期
このコーナーの前半では、縄文時代中期の土器
同じ中期でも前半と後半で様式に変化が見られるのがよく分かるような展示がなされていてとてもイイ。

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松本平を中心によく出土されている唐草文系縄文土器がたっぷりと展示されていて萌える。
この文様なんぞはプリンスのシンボルマークみたいですよねぇ、現代でもそのまま通用するデザインです。おしゃれですな。

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勾玉の精度もすばらしい。
やっぱりこの辺には審美眼の磨かれた人々やかなりのアーティストたちがコミュニティを築いていたように見受けられる。
縄文時代だけでなく、弥生時代の土器や

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古墳時代古墳からの出土品も多数展示されている。
そして、奈良平安時代の中央(近畿)との関係や、松本市出土の実物の海老錠や奈良三彩緑釉、硯などが展示されています。ちなみにそちらの展示品はレプリカの海老錠がかけられていて、外さなければ見られない仕掛けになっている(簡単に開錠します)のが可愛い。

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本物の縄文土器のかけらや黒曜石が触り放題です。
ていうか、、縄文土器とかこの程度の扱いなところがすごいですねぇ、、。何十年か後にここで土器を無茶に触った小学児童なんかが孫を持つ頃には「おばあちゃんが子供の頃には縄文式土器なんかは子供でもさわっていいぐらいの扱いだったのよ〜」ってことになっているかもしれない。そんな70年後ぐらいには土器から縄文人のDNAサンプルが廉価で簡単に抽出できるような機材ができていて、考古学資料は誰もが素手で触ってDNAコンタミしたらあかんって方向になっているかもしれない、、。と、土器のかけらをいじくりながら妄想にふけりました。だいたいプログラムで一欠片入力したら全体像が簡単に割り出せるようになっているかもしれんしね。そんなソフトあったらええねぇ。

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ハンズオンコーナーでは石器を使ってクッキングとか
縄文土器模様を描く(粘土で)とか色々と面白いアクティビティがありました。
ていうか、、これって私が普段クルミを割っているのとほぼ同じような感じです(爆)
館員さんは若くて美人だったし、優しくて色々丁寧に教えてくれるし、いやはや、面白かったです。私的スーパーおすすめデステネーションです。

さて、これにて茅野諏訪探訪本編番外編お開きです。
今回、諏訪湖を中心にお諏訪さまと縄文をテーマに数日間みっちりと勉強してきました。
いやはや、縄文時代長期にわたって繁栄しただけあって、素晴らしい品々、そして各地のデザインの方向性や嗜好、流行的な柄、時間軸と平面軸と部族軸、そして何が神様だったのかというとこらへんの信仰とか祈りとか生活とか色々と考えさせられましたわ。なんせメンタリーに豊かだったと思います。イイねぇ。
いや〜〜、今回の旅もとても面白かったです。特に茅野は断念した場所も多々あるのでまた再チャレンジしたいです!

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17茅野諏訪探訪・番外編ストーリー

2017.10.23 09:00|Jōmon

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茅野諏訪探訪その17・番外編スタートします



ご当地な品揃えで萌えました。
そう、この品揃えを見ていただければどこに寄ったかは一目瞭然かと(ぐふふ)
コンセプトは同じなんですが、松本市です。
塩尻市岡谷市諏訪郡も行ったので茅野諏訪周辺ってタイトルにしときゃよかったか(悩)

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松本市立博物館です
松本日程はすべて快晴でした。あの諏訪湖周辺での雨っぷりは呪われていたとしか思えん(笑)。とはいえ、終日雨予報の日も晴れ間が覗く時間もあったのでなんとも不思議な感じでしたが。

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松本市の中山遺跡出土の土器土偶
顔や首に刺青らしき模様が見られる。この頭部をみていると、井戸尻の水煙なんかはこの延長線上の先のほうにあるんじゃなかろうかと思ってしまいます。
こちらの遺跡は縄文時代から古墳時代まで長らく栄えた痕跡が伺えます。

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縄文時代の土鈴も完璧な姿で見られます。
萌える、、X線写真も展示してあり、さらにイイ
この後中山遺跡の中山考古館(現・松本市立考古博物館)に移動することに決定。博物館の館員さんが色々と教えてくださいました。
と、その前に
松本市というと行事がかなり特異で興味深いですわな、しかし行事に参加する機会には恵まれていないので展示物で学習します。

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松本の七夕人形
こちらの七夕は明治の改暦以降、8月7日、軒先きに七夕人形を飾り、”ほうとう”という行事食を食べるそうです。ほうとうというときしめんみたいなやつを味噌味で食べる関東地方の食べ物というイメージでしたが(私比)、松本の七夕ほうとうはきしめんにアンコをまぜたやつみたいでした。あんころ餅のきしめんバージョンみたいな、、。そしてそれを主食にしょっぱい味噌汁を飲むらしい。アマジョッぱ無限ループ。

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紙雛を軒下に吊るすらしい
ハンギングですわ、七夕祭りってなんかちょっとダークな感じのお祭りですよねぇ。笹に吊るすとか、軒に吊るすとか、船で流すとか(補陀落渡海かっ)、やっぱり祓なんでしょうねぇ。なんとなく生贄感というかリンチ感ありますよねぇ。怖いです。

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カータリ
これらの木製の七夕人形はカータリというそうで、”川渡り”という意味だそうです。カワワタリ→カワァタリ→カァタリ→カータリ(ばんざーいばんざーい)。が、ぱっとこの人形さんをみて、カータリという文字を見たときの印象はカタリのほうを思い浮かべてしまいました。人間(自分)の代わりにいい意味で詐欺(騙り)で流されてもらう、というような。

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コトヨウカ行事では藁製のウマ
このウマにジジ・ババを乗せて河原で焼き払うらしい。ジジとババは貧乏神だそうだ。
長野というと有名な姥捨山(冠着山)もあります。総合して考えると、ものすんごく直裁すぎてびびります。なので信州のお年寄りは元気でよく働く人が多いというイメージがあるのは危機意識がプラス方向に働いていたりするのかっ?

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道祖神の木造
これまた首に紐をつけてあり、この日もでハンマー投げのように投げて祝儀のあるお家に投げ込むらしい。これまたかなりイメージが勝ちすぎてナニな感じ。祝儀なので、ジンクス的に”サムシングブルー”とか”サムシングオールド”のような感じで、サムシングケガレ”?
この首に紐をかけられた木造がかなり不穏な空気を醸し出している。

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道祖神はほんとに多いです。
道道よくみかけましたわ。ということで、こちらの博物館で道祖神のチャームがあったので入手(笑)。カータリ手ぬぐいもありましたし、各種資料があったのでいくつか買い求めました。

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初市の宝船・七福神人形
飴市というそうです。宝船には六福神しか乗っておらず(布袋さんが居ない)、なにか意味があるのでは!!とドキドキしましたが、説明を見ると元々は七柱いたそうですが、いつのまにかおらん用になったらしい。ま、紛失か盗難か壊したとかそんなんかと思います。
ものすんごくインタレスティングでした。

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武井真澂の特別展も萌えました。
特にライチョウやメジロ、ホオジロなどの野鳥の作品や習作もあり、かなり魅入りました。

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せっかくなので、城を見てから中山に向かいます(わー贅沢なセリフ)
茅野諏訪探訪松本編つづく
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13茅野諏訪探訪・顔面把手

2017.10.17 09:00|Jōmon

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茅野諏訪探訪その13・市立岡谷美術考古館
諏訪湖北西の岡谷市に来ています。

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市立岡谷美術考古館
ここに何を観に来たかというと、玄関口にも巨大なポスターが貼ってありますが、この土器を見に来ました。こちらの考古館も原則撮影禁止ですが、申請すると撮影できます。

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海戸遺跡出土の顔面把手付深鉢形土器
縄文中期中葉(5000〜4000年前)
この顔面が器の外側を向いているのはまず見ないデザインです、ほんの少しの違いかと思うかもしれませんが、縄文的にはものすごい違いですわ。なんせ意味が真逆になるわけですんで。井戸尻でも同じようなココシニク(Кокошник、ロシアの女性様民族衣裳頭飾り)みたいな頭飾りつきの顔面把手をたくさん拝見しましたが、容器の内側を向いてました。もちろんこの岡谷考古館にも顔面把手の顔が容器の内側を向いているもののほうがマジョリティで見ることができますし。ともかく、この顔面把手付深鉢形土器は豊穣の女神像で生活キッチンツールではなくて特別なオケイジョンの時に使うものだろうと論じていました。神前にお供えする特別容器的なもんで女性が新しい命を生み出すことから、豊かな食料を得たいという縄文人の女神への祈りを表しているらしい。

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反対側には蛇
出土例が少ないことから、かなり特別な土器であったと思われている。

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この顔貌
かなりのデフォルメっぷりだと思っていたんですが、実は先日うちの近所のスーパーで全く同じ顔の女性に遭遇しまして、似てるってもんとちゃうよ、そっくり。あまりの縄文女神っぷりに本当に写真を撮らせていただきたかったんですが、だいたいにして人間を撮るのに慣れていない上に知らない人に「モデルになってください」と言い出せず、少し離れたところからドキドキしていたらタイミングを逃して去ってしまいました。もしまた出会ったらその時は思いの丈を告白しようと思います。そんなことはともかく、このココシニクみたいな頭は取手と融合しているからではなくて、

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こういう頭部なので、、髪型かはたまた被り物か
でも、これを見て連想するものがありますよねぇ、、

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Flatwoods monster(フラットウッズモンスター)
1952年にアメリカ合衆国ウエストバージニア州で目撃された宇宙人
隕石とかメンフクロウだとか言われていますが実はタイムトラベルした縄文人女性やったりして(うひひひひひ)。まさか、、、ココシニクを被ったガタ女性?!?!

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ともかく興奮する土偶多数(レプリカも多々ありましたが)

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かなりダダAな感じの顔もありますが、
このつり目、ほぼ45度ですが存外架空の顔でもないことが判明したので、もしかすると縄文時代には他人と全く違う顔貌というのが”神がかり”的に信仰を集めたのかもしれませんな、、。ヒンディーの信仰に似たような匂いを感じます。

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そう考えると、妊婦の女性や口唇裂のような顔貌の女性、遮光土偶のように目が腫れまくった顔、腕がない、足がないなどの”異形”には力があると思われていたような気がせんでもない、というのも様々な土偶になんか力が篭っているように思えてならない。縄文から続く日本の太古からの神様のパワーに正邪とか善悪の分け隔てがないんよねぇ、悪いもんでもええもんでも力のあるもの(異質)への信仰というか、力の強さが重要で方向性には頓着ないというか、、。なんにせよ、力には正邪なくて使い方の問題だというような考え方か。薬とかでも量さえ間違わんかったらちゃんと薬になるけど、本来毒やったりするもんですやん、附子(トリカブト)とか心臓を数十秒で止める毒薬になりますが、ちゃんと使えばものすごくパワーのある強心鎮痛作用などがあるメジャー漢方薬になってしまう、あれみたいな感じ。

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もちろん日常生活土器も出土していまして、
やはり素晴らしい芸術性を感じます。蛇と目多し。
なんとなく、ホワーーーっと興奮状態で出口に向かうと

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縄文人の狩り体験コーナーが!
へのへのでゆるゆるの手作り弓矢が置かれていて、獲物はイノシシ、シカ、アナグマなどの写真
隣には剥製
ていうか、剥製をマトにするとかちょっとナニなんちゃうん、、と思ったら

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はくせいは弓矢でうたないでね!
って、書かれていました。
ていうか、絶対剥製撃つ人おるで。もちろん小さい子ぉとか絶対撃つと思う。私が5歳やったら絶対立体のほうを狙うし(あはははは)。
そんなんで、縄文だけでなく平安時代までの出土品が展示されてます。
この考古館もものすんごくおすすめです!

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12茅野諏訪探訪・井戸尻

2017.10.16 09:00|Jōmon

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茅野諏訪探訪その12
諏訪郡富士見町の井戸尻遺跡ですがな!

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残念ながら雨だったんですが、雨に濡れる蕎麦畑を見ながら到着
途中、道沿いの電信柱に点々とノスリがとまっていて和みました。

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考古館は遺跡のすぐそば
八ヶ岳山麓で釜無川にむかって緩やかに落ち込む傾斜地で、湧き水が豊富だそうです。この湧き水の豊かさが縄文時代に栄えた原因の一つとみられています。

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海抜は800〜1000メートル。資料館の入り口に表示がありました。
縄文中期中葉を中心に立場川から東へ二つ目の母沢から東の鹿ノ沢周辺、井戸尻・曽利・藤内・九兵衛尾根・居平・唐渡宮・向原などに集中し、井戸尻遺跡群を形成している。
残念ながら主要な所蔵展示品は撮影禁止になっていて、特に土偶や人面の土器はほぼ全部撮影禁止。なので、資料と絵葉書を買いました。

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左:神像筒型土器
右:蛇を抱く土偶
この神像筒型土器はもう見るからにエキゾチックでメソポタミアの香り漂う印象です。こちらで拝見した土器の中に長野県内の他の縄文遺跡の発掘品とは明らかに毛色の違うものが多々みられました。センスも選ばれているモチーフもユニークで非常に興味深い。もしかしたら縄文中期にものすごく芸術センスのある外人(ヒッタイトの人)がこちらにやってきて住み着いたんではなかろうか、、という妄想をもんもんと考えてしまいました。それにガタの火炎土器の鶏冠状把手とかみてるとエジプトのホルスの目とかも連想してしまうんですよねぇ。もしかしたら北部アフリカあたりからこちらにやってくる所謂シルクロードは日本の縄文中期にすでに日本まで密かにのびてたんかもしれないですねぇ、、わー、王家の紋章。

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かろうじて撮影禁止マークの入っていない目玉出土品
水煙渦巻文深鉢
煙の様子をそのまま3Dで凝固させたようなものすご〜〜い動き、眺めれば眺めるほど魅了されます。
容器としてのフォルムは新潟十日町や長岡などの火焔と似ていますが、装飾部分がものすごく目、ジャノメですねぇ。穴ともいう、ものすごく穴フェチな感じ。こうして明るい蛍光灯LEDライト下でみるとそれほどでもないですが、縄文時代に暗い室内で炎に透かせて見たらものすごく素敵な陰影になるんではないかと思われます。穴だけでなく立体のところの陰影感が恐ろしく優れている。

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今そのままイケます。
完成度が高い作品ですよねぇ。スポーツのオリンピクとか世界選手権なんかの記録を見ていると、人間て栄養やトレーニングの方法で進化するもんやなぁ、、と思いますが、芸術についてはそういう進化がなくて1万年前の才能も現在の才能も才能に優劣がつけられないと思いますねぇ。ひたすらに畏敬。

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館内にはその土器がどのようにして使われていたのか再現写真と説明などが展示されていて、器としての形状の意味がよく分かるようになっている。
そして、文様たち
井戸尻の文様は文字や書物の前に生まれた図形の物語のように思えてならなかったです。3D媒体。文様で特に目立ったのが蛙や半人半蛙、目、蛇、三日月に撓んだ腕(前肢)、3本指の手がついた腕、女性器、顔(首)。人面の造形については諏訪の別の遺跡の時にまた考えようと思います(そちらは撮影許可をもらったので)

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別建物(同敷地内)にある歴史民俗資料館のほうも拝見しました
各家庭で飼われていたお蚕さんの用具が大変面白かったです。
自宅でみなさん飼われてはったんですねぇ。

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馬具もたまらん
やっぱり信州といえば馬

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狼覗
玄関先の窓に格子が入っている。狼覗の名前の由来などはなにも説明がなかったので、勝手に類推というか妄想しまくりました。

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スズメが雨の中ふくらんでいました。

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茅野市の下水道のマンホールがかわいらしかった♪
井戸尻は茅野市ではなくて諏訪郡なんですが、
茅野諏訪探訪、まだまだ滞在します。
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10茅野諏訪探訪・ジョーモンへ

2017.10.13 09:00|Jōmon

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茅野諏訪探訪その10・ジョーモンへ
諏訪大社上社前宮や守矢神官資料館のある茅野市にはものすごいものがあります。



与助尾根遺跡復元住居
ということで、八ヶ岳山麓の縄文時代の遺跡がある尖石にやってきました。
もうすんごい土砂降りですが、雨も乾きそうなぐらいホカホカに興奮しております。

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茅野市尖石縄文考古館
ここは1日中居てられますな、、。
いや、ぶっつづけ3日ぐらいいけると思います(私比、笑)。

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縄文のビーナス
なんちゅうてもこちらには縄文期のもので初めて国宝に指定された棚畑遺跡第500号土坑出土「土偶」があります。縄文中期、昭和61年出土です。身長27センチ体重2140グラム
粘土には雲母がまじっていてキラキラとラメ入りのボディファンデーションをはたいたような美しさ♪
棚畑遺跡は茅野市でも最大規模の遺跡で縄文前期から江戸時代にわたる生活の痕跡が見られ、住居跡は150軒以上、完全復元された縄文土器は600点以上というものすごい規模の遺跡。
さらにもう一つ

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国宝「土偶」仮面の女神
中ツ原遺跡第70号土坑、平成12年出土
縄文後期の土偶で身長34センチ、体重2700グラム
中ツ原遺跡の国宝はこちらの仮面の女神単独ではなく、

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8点の浅鉢形土器も合わせての国宝となっています。
中ツ原遺跡も縄文中期の竪穴住居が100軒以上、縄文的中核都市。70号土坑の浅鉢は長野県の墓遺跡に特有のさかさまに伏せた状態で出土したことから墓穴と考えられているそうです。
実はこちらに来るまで自宅で国宝や重文土偶のフィギアたちを撫でていて、この縄文のビーナスが好きで好きでたまらんかったんですが、、実際に対面してこの仮面の女神に圧倒されまして、

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あああ、あうあうあうヽ(;゚;Д;゚;; )

って、膝をつきたくなるような衝動を覚えましたわ、、
圧倒的というか、もう錫杖で頭カチ割られるような衝撃。
なんなんでしょうねぇ、もし岡本太郎画伯が生きていて仮面の女神と対面していたらきっと爆発したと思います(あはは)。説明しづらいですが、比して縄文のビーナスのほうはホワーンと暖かくなってふんわりと撫でたくなるような、そんな優しい気分になります。どちらも素晴らしい土偶で、同じ部屋に並べられているのはほんとうにスーパー贅沢。

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蛇体装飾のある土器(中ツ原遺跡)
諏訪湖周辺の縄文遺跡を訪ねていて明らかに目に付くのが縄というよりも明らかな蛇、それとこちらの土器にもクッキリとつけられている十字の文様
蛇と十字というと、、

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茅野市にある諏訪大社の大祝、守矢家の紋が十字
そして蛇は神事には外せない生き物でミシャグチ神にもつながると思われる、、
もちろん丸に十字というと島津家の家紋が思い浮かぶしそちらからもらった説もあるんですが、、島津よりもはるかに古い家系だと考えられている守矢家の家紋に十字が選ばれているのはなにか縄文からつながるもんがあるようにおもえてならないですわ。諏訪前宮あたりの縄文古墳のあり具合なんかも鑑みて、存外諏訪前宮の神事は縄文時代から続いてる部分が多かったりしてねぇ、、。なんてことも考えてしまったりします。

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この造形!!!!たまりませんな。
蛇と十字と妊婦、そして目、目、目、目!!
縄文を解く鍵は存外諏訪を解く鍵とつながってるような、、

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黒曜石製品や石器、石柱、石皿、磨石なども多数。
霧ヶ峰から八ヶ岳は上質な黒曜石の産地として、徒歩などしか移動手段がなかった縄文期にすでに交易品として運ばれて各地で使用されていたようです。北は北海道、南は関西から信州黒曜石が出土しており、新潟や富山のヒスイや千葉のコハクがこちらで出土されています。黒曜石についてももうすこし詳しく知りたいです。

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土偶も土器もどっさりと熱出るほど拝見してきました。
みればみるほどに脳みその中に宇宙ができるような気分になります。
続きを読むにクローズアップ写真貼ってます。

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土砂降りの中、尖石遺跡の由来になった尖石にお参りしました。
四隅にちいさな御柱があります。
ほとんどの祠や住宅などの四隅にも御柱がみられました。なんとなくこれだけ御柱だらけだと、地鎮祭の柱みたいな気になりますねぇ、、。

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尖石石器時代遺跡
昭和15年から全国にさきがけて縄文時代の集落研究を目的とした発掘調査が行われた場所。33の住居跡、50以上の炉跡がある。
外の遺跡をみて脳みそを冷やした後、
また館内に戻ってまた眺めまして、また外にでてまた眺めるという、、
結局3回ほど出たりはいったりして不審人物な感じになっていました(あはははは)。
縄文ビーナスと仮面の女神のフィギアを含むグッズ、それに資料集を数冊ゲットしてホクホク♪
また諏訪湖付近に訪れたらこちらも必ず寄りたいと思います。
ウルトラおすすめデステネーションです!
泣くで、ほんま。

茅野諏訪探訪つづく!
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